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情報交換
ジェイが帰還したことを聞いて、その日の午後、一同はミス研のサークル部屋に集まった。
「それで、ドラゴンを起こしちゃった上に名づけまでしてしまったと…」
さしあたり、直近の現況を聞いた麗華はそう言うとため息をついた。
「…その件に関してはジェイにお説教されましたー。」
辰美は半ばふくれてそう応えた。
翡翠は元々ラグーンに伝わる王家のパートナードラゴン任命式でお姫様に名付けをしてもらい、そのパートナードラゴンとなるはずだったのだ。
「まぁ、やってしまったものは仕方ないでしょう。何かその証拠みたいなものがあるの?」
「ああ、これ?」
そう言って辰美が翡翠を指差すのと翡翠の額に赤い三つ目の目が開くのが一緒だった。そして辰美の額にも同じ物が開いていた。
「名前付けた時にぱーって光ってぱかって開いたの。」
ねー、と辰美はのんきに翡翠と笑い合った。
「さて、それにしてもこれからどうしましょうか…」
「ジェイ、あなた、自分の世界に行って来たんでしょう?現状と、そちらの事情を聞かせて頂戴。」
「そうだね。何も知らずに行くのは危険だ。それに、一度全員の情報をまとめてから行くべきだろう。」
幸也の提案から作戦会議が始まった。




