表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冬空  作者: サショー
1/2

〈上〉

ーーーーープロローグーーーーー

俺の名前は〈音原(おとはら)シノ〉

これは俺と彼女との冬のお話…………

ーーーーー第一章ーーーーー

高校に入って約半年がたった

クラスでは仲の良いグループがいくつも出来上がってる

昼飯の時間

この学校に入って唯一の幸福な時間

やれ勉強だのやれ運動だのと授業という

地獄から解放される時間だと

俺は思っている

そして何より………

「今日も一緒にお昼食べても良い……かな?」

この子と昼食を取れるというのが

俺にとって幸福な時間なのだ!!

彼女の名前は〈江野(えの)サキ〉ちゃん

容姿端麗、成績優秀と

本当に素晴らしい女性なのだ!!

むしろ天使!!!!

サキちゃんとは席が前後という事で

すぐに仲良くなった

というかサキちゃんが俺に話しかけてくれた

やはり天使!!!!

「えっと…シノくん?」

「あ!ゴメンゴメン、いいよ食べよ」

いかんいかん、見惚れてしまった

でもやはり彼女は可愛い

「おいシノー、俺も混ぜろよー」

……くそっ俺がサキちゃんと話してるのに

今話しかけてきたのは昔からの幼なじみ〈加山(かやま)レン〉

小さい頃から家が近くよく遊んでいて

この高校を選んだのはレンともう一人に誘われたからだ

「レン!!私を置いていくな!!」

こいつがそのもう一人の〈木原(きはら)トモカ〉

トモカもレンと同じで昔からの幼なじみだ

そしてこの高校に俺を誘ってくれた

「サキちゃーん!!今日も一緒にご飯食べていい??」

とトモカが言うと

「全然大丈夫だよ~皆で食べた方が美味しいからね」

やはり俺の天使サキちゃんは優しく言う

とまぁこのようにいつも俺と俺の天使サキちゃんと

あと馬鹿二人で飯を食べるこの時間が

俺の幸福な時間だ

そんな事を考えながらも

いつものように四人で昼飯を食べた


ーーーーー第二章ーーーーー

ーーキーンコーンカーンコーンーー

俺は授業という地獄の中で

唯一といって良い程好きな授業がある

それはLHR(ロングホームルーム)という

授業が俺の通う高校には存在する

なにをするのかというと学祭準備とかまぁ行事関係の

ことについて話をするという時間だ

俺の言いたいことは分かるかい?

そうこの授業は座学などという地獄でなければ

運動という地獄でもない!!

いわば例え寝てても勉強では無いから

関係ない!!のだ!!(成績には関係します)

では寝るとしよう……

「…ノ…ん……シノ…ん」

誰だ俺の最高でハッピーな眠りを妨げる者は

「あ、やっと起きたぁシノくんってば何回起こそうとしても全然起きてくれないんだもん」

な、なんということだ

我が天使サキちゃんがこの俺を起こしてくれただと!?

しかも何回も!?俺は今日死ぬのか!?

「聞いてる?シノくん?」

「え!?あぁ聞いてる聞いてる」

「でね今度のクリスマスイベントの代表が私とシノくんになったんだけどね」

「うんうん…………え?今なんて??」

「え?だからクリスマスイベントの代表が私とシノくんになったんだけど」

な、なんだと!?俺が寝てる間になぜそんなことに!?

やはり俺は今日死ぬのか!?

「わ、私とじゃ嫌……かな?」

「いやいやいやそんなことないよ!!でもなんで俺が?」

「それなんだけどね先生が『私の授業で寝てるからシノでいいよめんどいし』って』

あの先生(やろう)と言いたいところだが今回だけは

グッジョブだぜ先生!!

「それでシノくんはクリスマスイベントで何かしたいことある?」

クリスマスか………クリスマスなんてリア充がイチャイチャする

俺には縁のないイベントとしか印象がないな………

そんな事を考えていると

「シノくんはこの学校にあるクリスマスの話知ってる??」

「クリスマスの話?なにそれ?」

「この学校にある松の木の下でクリスマスの時に告白するとその恋が実るんだって」

なんとも女子の好きそうな話である

でもその話は聞いたことがある

ある年の二人の男女がクリスマスの夜この高校の松の木の下で

付き合ったことからこの噂が流れるようになったとか

「江野もそういう噂話好きなのな」

「え!?だってロマンチックじゃない?クリスマスに付き合うなんて私もそういう恋してみたいな~なんて」

あぁ!!サキちゃんなんて可愛いんだ!!

心の底から叫びそうになってしまった

「あ!今子どもっぽいと思ったでしょ!!」

サキちゃんが少し怒りながら言ってきた

「いやいや江野もそういうこと思うんだなぁって」

「女の子は誰だって思うんです!!」

「あーゴメンゴメンって」

こんな話をしながら俺とサキちゃんは

急遽やることになったクリスマスイベントの代表として

何をやるかを話し合った

ーー1週間後ーー

「えーと俺と江野さんで考えたのはこの3つなんですが何か他にやりたいことある人いますかー」

俺は前回のLHRの授業で急遽やらされた代表として

クリスマスイベントでクラスで何をするかを

話していた……正直こういうのは苦手だ……

俺とサキちゃんが決めたのは

近隣の人が来るとのことで

ケーキを作りそれを振る舞う、子供達にプレゼントを作る

そしてこの高校にある噂を題材とした演劇の3つだ

演劇はどうしてもサキちゃんがやりたいとのことで決めたことだ

こんなの誰も選ばないだろうと思いつつまぁ3つ目に入れることにした。

「反対意見も無いようなのでこの3つから選びたいと思います」

とりあえずこの司会をいち早く終わらせたい

「あーい」

「どれにするー?」

「私あれー」

「俺お化け屋敷ー」

「選択肢にないだろー」

とクラスの連中は自分のやりたいのを選び始めた

「時間になったので多数決をとります」

と司会の俺は言った

「まずクリスマスケーキ作り」

人数は0

まぁめんどくさそうだしな

「次に子供達にプレゼント」

0人と…………………ん!?

「じゃ、じゃあ最後に演劇……」

バッ!!と俺以外の全員が手を挙げた

そう俺以外つまりサキちゃんと先生もだ

先生!?あんたなにしてんだ!!

「やっぱりー」「一番楽しそう」「お化け屋敷……」「根に持ちすぎだろ」

とクラスの連中達は楽しそうに話してる

一人お化け屋敷のやつは例外だが

にしてもこんなに早く決まるとは思わなかったが

まぁ早く決まって良かった

これでここから俺の席に戻れる

そんな事を思ってると先生が

「役も決めちゃえ」

と言ったて、てめぇ!!と言いたい!!

とまぁそんなこんなでこの話は少し続いた

うーんでも演劇が決まったときのサキちゃんの顔が

凄い笑顔だったのを見て俺は嬉しく思った


それからの数週間はまぁそのクリスマスの準備やら何やらで

何かと忙しい日々が続いた


ーーーーー第三章ーーーーー

ーーキーンコーンカーンコーンーー

ある日の放課後

俺はレンと二人で帰っていた

ここ最近はクラスの出し物で色々と都合が合わなくて

全然会えていなかったのでこうして帰るのは

なんか懐かしく感じる

「なーシノー」

レンが急に声を掛けてきた

「んー?」

「お前さーサキちゃんのこと好きだろー」

ごふッッッッ

「ななななななんのことだか」

「アハハハハやっぱりかwwんでいつ告るんだ?」

「はぁ!?何言ってんだお前!!告白なんてできっかよ!!」

くそっレンからこんな話が出てくるとは

「そうかー……」

「急になんなんだよ?」

と俺はレンに聞く

「いや何でもねえただ気になっただけさ」

とレンは言った……少しレンの顔は

元気が無さそうだった

ーー自宅ーー

「ただいまー」

と言っても誰からも声が返っては来ない

俺の家は両親が海外で働いていて家には俺と兄貴の二人だけだ

兄貴は今度のクリスマスに結婚するとかで色々と忙しく

家にはあまり帰ってこない

俺は自分の部屋に入ると今日のレンの言葉を思い出した

『お前さーサキちゃんのこと好きだろ?』

『いつ告るんだ?』

なんで急にあんなこと言い始めたんだレンのやつ

でも…………

………確かに俺はサキちゃんが好きだ

でも俺にはサキちゃんに告白なんて

そんな勇気がない…………

というか俺は告白するのが怖いんだ

あの時から俺は……………

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ