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迷車両で行こう41

「どうも。皆さんお久しぶりです。0系です。」

うP主:というわけで、今回は久しぶりに0系さんに出演していただきました。本日はよろしくお願いします。さて、今日のお話ですが、今日は新幹線を題材にこんなエピソードがあるんですよということをお送りします。では、本題に入っていきましょう。まず、新幹線が開業した日はもう言わなくてもいいと思うので省きます。その新幹線が開業した日。実はあることが起きたのです。それを起こしたのは新大阪6時00分発の「ひかり2号」東京行きです。

「ねぇ、おばあちゃん。何が起こったの。」

「あれ。N700系0番台。知らないの。」

「うん。ねぇ、いったい何が起こったの。」

「う・・・そ・・・それは・・・。」

「お姉ちゃんはその日。山手線に抜かれたんですよ。」

「へぇ。山手線にねぇ・・・ってええええええええええええええ。なんで。」

うP主:その理由をN700系0番台と読者の皆様に分かりやすいように伝えましょう。まず、結論から言いますと、運転士さんが張り切り過ぎて、飛ばし過ぎたんです。

「えっ。」

「そうなのよ。お姉ちゃんを運転した運転士さんは夜から並んで切符を買って乗ってくれている人がいるんだろうなぁと思ってその日の「ひかり2号」の運転を担当しました。彼らに与えられていた任務は時速200キロ以上のスピードで走ること。それと時間通りに遅れずに目的地に到着すること。当然早く着きすぎることも許されていなかった。」

「その人は時速200キロ以上のスピードで新幹線を運行するという任務を難なくクリア。次は目的地である東京に時間通りに到着すればいいこと。でも、今の品川のあたりを通り過ぎたとき、とても時間が余っていた。このままでは、東京に時間通りに着くことはできない。だから、運転士は品川を通り過ぎたところで一気にスピードを落として、何とか時間通りに到着させようと試みた。そしたら、横を・・・なんということでしょう。山手線の車両が抜いていくではありませんか。」

「え・・・今の山手線って新幹線抜けませんよね。」

うP主:まぁ、その時エピソードは運転していた運転士さん本人の口から言われていることだし、有名なエピソードだけどね。

「うう。よりによって。なんで今日はそんなあたしの黒歴史なのよ。」

「まぁ、いつかはネタになることだったかもしれないんだから、仕方ないんじゃないの。」

「・・・。」

「ところでさぁ。N700系0番台。」

「なんですか。おばあちゃん。」

「いうけどさぁ。君の運用に「のぞみ200号」があるじゃない。」

「はい。あの「アンチクショー」ですね。」

「その「アンチクショー」を思いっ切り頑張らせれば、同じような状況が完成するのよ。」

「ええ。今は「ひかり2号」が通過していた品川も新横浜も通過できませんよ。それで、どうやって同じ状況を作り出せと・・・。って、まさか。」

「そういうことよ。停車しなければいいんじゃない。」

「JR東海が怒ります。そんなことしたら。」

「大丈夫よ。どうせあたしはJR東海に。制裁なんか受けないんだからね。」

「・・・。」

うP主:まぁ、時には「のぞみ200号」じゃなくて、「復刻ひかり2号」で走るのもいいんじゃない。そうしたら、東海道新幹線2時間20分ぐらいで結べるんじゃない。

「じゃあ、最初止まる気なかった京都飛ばそうぜ。」

「じゃあさぁ。「名古屋飛ばし」もやっちゃおうぜ。」

「せ・・・先輩たちまで。もうとっくに全廃されたからって調子に乗りすぎじゃないですか。100系おじさんに300系兄さん。」

「何よ。別に調子になんか乗ってないわ。それにZ0が「「ひかり」走らせるから、お前ら道あけろ」って言えば、全員道あけてくれるよね。」

「・・・。」

「そうですね。行きましょう、行きましょう。」

N700系3000番台、N700系7000番台が続けます。

「お前ら。先輩たちに踊らされて、何を言っているんだ。」

「じゃあ、私先輩のZ0編成に声かけてきますね。」

N700系0番台Z80編成が続けます。

「お前裏切りやがって・・・。」

お告げ:N700系0番台Z80編成に告ぐ。Z0編成動かしたら、お前の始末書が増えるぞ。

「えぇぇぇぇ・・・。」

「ほら。だから言ってるじゃねぇか。」

お告げ:でも、それで儲けられるんなら、1日ぐらい走らせてもいいかな。

「おい。言ってることが違うじゃねぇか。まったくこのクソ・・・。」

お告げ:N700系0番台Z2編成に告ぐ。今すぐ本社まで来なさい。今から点検するからね。

「え。でも、点検は2日前に受けましたよ。」

お告げ:そうだな。でも、今度の点検はお前が弱いところを徹底的についてあげるから、安心しろ。

「じゃあ、俺が連れてくな。行先はハツでいいですか。」

お告げ:ああ、じゃあ頼むぞ。

「え・・・。ちょっ・・・。まっ・・・。」

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