傲慢な治安維持隊と父
なぜか治安維持隊に連れて行かれた後、
私は治安維持隊の詰め所の牢屋にいた。
「おい、身分証があるなら見せろ!」
「わかりました。どーぞ。」
私は階級章を渡す。
「ん?特別少佐?そんな階級軍にあったか?
どうせ捏造したんだろ?」
「本物です。疑うのなら軍に直接確認してください。」
「はっ!どうせ嘘だけどな!」
そんな隊員の後ろから上司であろう者が来た。
「ほう、見目がいいなこの餓鬼」
「こいつ売ったら良い金になると思いませんか!」
「そうだな、いつもの業者に連絡しておけ!」
人身売買?この国じゃ死刑に当たる罪だよ?
怯えたふりをして探ってみるか。
「私を売るんですか?」
「ああ、そうとも。その前に味見でもしようかのう。」
きんも。私を味見して良いのはマリアだk...
何でも無い。とりあえずキモいからもうぶっ飛ばすか。
「どーr」
―――カチャ―――
「動くな」
私は空間魔法から取り出した実銃を男の
脂ぎった額に向ける。
「なっ、どこから出しやがった!」
「うーん...秘密!」
―――バァン―――
私の放った銃弾は男の額を貫き脳天を撃ち抜いた。
その音を聞きつけた他の隊員がやってきて
見るやいなや銃を撃ってくる。
私は物陰に身を隠しながら銃を撃つ。
痺れを切らした隊員たちが射撃をやめ、
一斉に向かってくる。
私は兵士に向けて愛銃、"氷狼"を亜空間から
取り出し、放つ。
この氷狼は銃に魔導具を搭載した物で弾丸の弾着点付近を凍らせることが出来る。
そして弾丸が隊員当たった瞬間、
―――ピキィン―――
隊員たちは氷漬けになった。
よし、終わったかな?
ああ、もう服がボロボロだよ。
「国立騎士団だ!手を上げろ!」
私は素直に手を上げる
今度こそはまともな事を祈る。
「身分証はあるか?」
「どうぞ」
私の階級章を見た騎士たちは仰天している。
恐らくこの反応なら大丈夫だろう。
「おい、特別少佐って...」
「ああこれ氷姫だよな...この国の最強だぞ」
私そんなあだ名だったんだ。
「あのーそれより何か羽織る物ってありますか?
服が銃撃戦でボロボロになってて...」
騎士は顔を赤らめながら1人がマントを掛けてくれた。
「それで何があったんでしょうか?」
「えーと...街で暴れてた奴らを制圧した後公務執行妨害だって言って連れて行かれてキモい男に人身売買の商品にされそうだったから撃ち殺して他の隊員もグルだったので同様に。」
「だいぶ暴れましたね...
もうすぐ副団長...お父上が到着致しますので少々お待ち下さい。」
え?お父様が?久しぶりに会うのが犯罪現場でボロボロの服か...最悪だ。
「ようソフィア。
大分荒らしたなぁ...」
「あー...お父様私のせいじゃないからね?」
「分かってるよ。
それよりお前の大事なやつ連れ来たからな。」
「ソフィア!」
「うわっ!マリア!」
急にお父様の後ろから飛び出てきたマリアが勢いよく飛びついてきた。
「ボロボロだから...恥ずかしい...」
「可愛い。襲いたい。」
「マリアさん!?」
「おーい親ここにいるぞー。」
「あのー彼女達って...」
「ああ、恋人同士だな。」
その一言を聞いた瞬間騎士の中の恐らく
婚約者がいないであろう者たちが膝から崩れていった。
「あー...まぁ見た目はほんとに美少女だからな...」




