表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩全集2

ケアレスミス

作者: 那須茄子

鐘が響く 

それは暗い教室が来たことを告げる

眠れぬ夜

うたた寝できない授業

イコールで結ばれる時


何乗すれば答えが見つかるのだろう

揺れる夕陽の中で

白紙が積もる

埃を無情に被る


ただ一人きりであるから

足し合わせるものも

引けるものも

ない


駆けるなら割り切れないままで

誰にも見えない痛みを

声を潰した喉で堪えよう


解法がいくつもあるパズルを

ひたすら解いた先には

きっと何も無い

自己満足と成績の項目に

レ点が付くだけ


そして出した後で気付く

あれにもあそこにも

ちょっとした間違いが隠れていたことに

遅れながら



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ