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詩全集2

ケアレスミス

作者: 那須茄子

鐘が響く 

それは暗い教室が来たことを告げる

眠れぬ夜

うたた寝できない授業

イコールで結ばれる時


何乗すれば答えが見つかるのだろう

揺れる夕陽の中で

白紙が積もる

埃を無情に被る


ただ一人きりであるから

足し合わせるものも

引けるものも

ない


駆けるなら割り切れないままで

誰にも見えない痛みを

声を潰した喉で堪えよう


解法がいくつもあるパズルを

ひたすら解いた先には

きっと何も無い

自己満足と成績の項目に

レ点が付くだけ


そして出した後で気付く

あれにもあそこにも

ちょっとした間違いが隠れていたことに

遅れながら



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