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【第18回】筆休みの思慮。(その3)

エッセイコラム「筆休みのぼやき」の第18回です。

今日のテーマも「印象」。

よろしくお願いします。

 どうも、鍋島五尺と申します。



 第18回、前々回から続き、今日でラストです。

 第16、17回をまだ読んでない方はそちらから読むことをおすすめします。

 作家が設定を喋っちゃうと読み手の自由が奪われる危険があるよ、ってとこまでお話ししましたね。


 「じゃあ喋んなきゃいいじゃん。」


 そう簡単にいったら苦労しねえんだよお。

 あんまりね、作品の詳細な部分には言及しないようにはしてるんだけど。

 しかしながら、結局のところ。

 僕の作品を作ってるのは僕でして。

 僕を作ってるのは僕の経験なのです。

 つまり僕の過去や思想を話してしまうと、僕が何を考えて書いてるのかバレる危険性があるのです。

 偉大なる先輩方はみなさん私小説とか書いていらっしゃいますけどね。

 それでも僕は、表現の自由ならぬ「解釈の自由」を奪いたくないわけですよ。

 だから実はこれまで自分の政治・文化的思想はあまり話さないようにしてきたんです。

 しかし自分の思想はある程度話して、解釈の自由度を保ったまま作品の解像度を上げたい。


 そこでわたくし鍋島五尺、策がございます。

 

 今日をもって、自分の思想信条もばっちり話していこうと思います。

 僕がどんな人間で、どんな思想があって、どんな信条で生きていて。

 どんな経験があったのか色々話していこうと思います。

 きっと僕が何を考えてあの作品を書いたのか、あの人物を描いたのか、何となくわかっちゃうかもしれません。

 でも、僕の作品を読んでくださるみなさん。

 あなたの素晴らしい解釈を捨てないでください。

 「公式が勝手に言ってるだけだから」マインドで僕の作品を読んでください。

 あなたの思った解釈が正しい解釈です。

 あなたが感じたことこそが一番素晴らしい。

 それを覚えて僕の作品を読んでいただきたい。


 作品は読まれることで命を得ることができます。

 多彩な解釈こそが登場人物に深みを持たせます。

 僕の作ったキャラクターは、あなたに動かして欲しい。

 そう切に願います。


 ということで「筆休めのぼやき」の第18回でした。

 おわりー!!

 3回に渡ってお付き合いくださり誠にありがとうございました。

 言いたいことは言えた、書きたいことは書いた!

 これからも僕の作品を思いっきり楽しんでくださると嬉しいです!!


 ここまで読んでくれてありがとうございました。

 それじゃあまた明日。


 鍋島五尺でした、ばいばい!

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