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【第13回】筆休みの仕事。

エッセイコラム「筆休みのぼやき」の第13回です。

今日のテーマは「出勤」。

よろしくお願いします。

 どうも、鍋島五尺と申します。



 お世話になっております、第13回です。

 だんだん暖かくなってきて、コートのライナーを外そうか迷っています。

 ツーリングにも相応しい気候になってきたのでテンションが上がっています。

 春ツー、楽しいんだろうな。


 さて、今日のテーマは「出勤」。

 社会人の皆様はほぼ毎日これを繰り返していらっしゃることでしょう。

 起きたくもない時間に起き、乗りたくもない電車に乗り。

 行きたくもない会社に行き、やりたくもない仕事をする。

 何を隠そう、今日はそんな皆様への賞賛をさせていただきたいのです。


 小説家、なんていうと高尚な仕事のように聞こえます。

 作家という業種には、ある程度名が売れただけで「先生」なんて呼ばれる慣習があり、それを誇りにしている方々がいらっしゃいます。

 敬っていただけたり、作品を読んでいただけたりすることはとても嬉しく思います。

 でも言っちゃなんですが、僕は「自分はすごい」と思ってる作家はひどく傲慢だと思います。

 僕ら作家なんてのは好きな本ばっかり読んで書きたいもん書いてる遊び人です。

 たまたま文章や絵を描く才能が備わってただけのプー太郎です。

 たかが社会不適合で物書きやってるだけのボンクラのくせに、ずいぶん偉そうにふんぞり返ってるもんだなと思います。

 あんなに本読んでるのに「厚顔無恥」という言葉を知らんのでしょう。


 本当は、毎日ちゃんと出勤して仕事してる人の方がよっぽど偉いんです。

 毎朝早起きして満員電車に乗る人の方がずーっと凄いんです。

 仕事に間に合う時間に起きただけで100点、出勤すればもう120点です。

 仕事ができなくたって、上司に怒鳴られたってめちゃくちゃ凄いんです。

 毎日みなさんが踏ん張って生きていることをよく知ってます。

 腹が立ってもぐっと耐えていることもよく知ってます。

 みなさんが頑張ってくれてるおかげでこの社会は回っています。

 僕ら作家は微力ながらみなさんのお手伝いをさせていただいているだけ。

 新卒でもうすぐ働き始める皆さん、会社員で毎日汗水垂らして働いている皆さん、胃を痛めながら帳簿をつける自営業の皆さんが一番素晴らしいと思います。


 最後に、僕の好きな竹原ピストルさんの「よー、そこの若いの」という曲の歌詞を一部分抜粋してご紹介したいと思います。


とかく忘れてしまいがちだけど

とかく錯覚してしまいがちだけど

例えば芸能人やらスポーツ選手やらが

特別あからさまなだけで

必死じゃない大人なんていないのさ



 ということで「筆休めのぼやき」の第13回でした。

 勤め人の皆さんのことを本当に尊敬してます。

 ぜひ大切なもののために頑張ってください、応援してます。

 疲れた時はどうぞ、僕のしょうもないエッセイでも読みにきてください。


 ここまで読んでくれてありがとうございました。

 それじゃあまた明日。


 鍋島五尺でした、ばいばい!

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