52 不屈の闘争心
扉を少し開けて中を覘けば 目的のミキョシィと街市長が二人っきり
彼女は相も変わらず鎖で繋がれており 街市長の両手には極太の鞭が握られていた
「髪を欲しがるマダムがいたなぁ…… 伸びれば切って売り捌く手もあるぅフフフ♪
金のなる木とはまさにお前みたいな奴を言うんだろぉな!」
「…………」
「その反抗的な目をやめさせるには調教が必要だ 私がお前達奴隷に求める物は何か?
男は労働力 女は性処理だ 分かり易いだろ??
二番街の街市長というそこそこの権力と地位は獲得出来たんだぁ
あと私に必要なのは肉付けだ 数と質で私という主軸を立たせる為に固める土台が必要となる
ミキョシィ…… 君は私の私服を大いに肥やせるレア物なんだから
20,0000,0000ギルアを払った分だけしっかり奉仕して貰うよ?」
「誰がやるかバーカ!!」
飼い主にとって思いも寄らぬ言葉なのだろう
鞭を持った手はすぐには動かず プライドを逆撫でされた男はプルプルと震えている
「お前今…… この私を馬鹿と罵ったか?」
「私達は誰にも従わない 目的を持って自由に旅をする放浪の一族だ!!」
「……ンフフ お前のお陰で私に新たな性癖が目覚めてしまったよ
その崩れることのない眼光 完膚無きまでに殺してやるよぉ!!!!」
ようやく鞭を振り上げたが
俺が猛タックルする勇気を振り絞る猶予として十分な時間を設けられた
「んがぁ!!!?」
街市長は部屋の隅へと吹き飛ばされた
自分との慎重差はあるものの鍛えられてない身体は
小六の猛タックルでもある程度は吹き飛ばせる
「何処から入ってきやがったこのクソガキ!!」
「お前みたいな奴を見ててゲロが出そうだったよ……
同じ人間同士なのに 弄んだり相手の尊厳を奪う奴を何て言うか知ってるか?!」
「っ……?!!」
「お前は立派な〝イジメ加害者〟だ!!!!」




