表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
M  作者: みつ
2/4

中編


妻とは結婚して、そこそこの年数が過ぎていた。

私は、まず、

私が、まず落ち着きたかった。生活的にも、そうだし、自分自身が落ち着きのある大人になりたかった。

そして、結婚生活は、良いものだった。

妻は、良妻だった。


それでも、いつ頃から、マンネリということを意識し始めた。私が一方的に。それが、いつからかは定かではない。私は、イイ大人で、男らしくありたいと思っていた。男らしくありたい!と思っていた。


そこで考えに考えた挙げ句、妻を海外旅行に誘った。行き先は、中国。四泊五日で二人で大いに楽しんだ。その旅行の計画から、今日までが、約一年なのだ。


私が、家に帰ると、おかえりなさい、と家内はいつも通り。私は、ネクタイを緩めて、さりげなく、「これ…」と小包を渡す。なに?と開けると出てきたのは、チャイナドレスだ。


私は、「たまに着てくれよ」と、ワイシャツのボタンを外しながら、彼女をチラッと見ると、えー、と言うので焦って、「あ、コンビニ行かなきゃならないんだった!!」とアセアセ家を出た。


小走りで、階段に。

階段をタッタッタカ下りる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ