ミッション ザ ガード
命の泣き声は産まれた瞬間に叫ばられる、その泣き声の意味を知ってるのは産まれた赤ん坊だけである。
2007年9月12日、場所は花の都、パリ。
響介達三人はシャンデンゼ通りのカフェテラスにいた。『今日はどこ行くんですか?』『今日はいろいろまわるぞ〜。美術館にレストランに凱旋門にエッフェル搭だろ〜!『服屋さんもですよね!?』『もっちろんッ!』(ワンパターンだな、ッつうか旅の目的と違うくね?)テンション高々の真介と優子を横目に響介は紅茶を飲みながら思った。
『お前ら、この旅の目的忘れてたのか?』『『観光旅行じゃなかったの?』』『・・・もういいよ、それで。』ため息をつき紅茶を飲んだ。パリに来た本来の目的は依頼があったからである。こんな仕事(狩りね)していると依頼の一つや二つは来るらしい、(そう言うサイトを作ったらしい)今回の依頼はまだ内容がはっきりとわからないが依頼主とこのカフェテラスで待ち合わせすることはわかってるが、『じゃ響介、依頼主とちゃんと話ししろよ♪』『え?』『響介さん頼みましたよ♪』『何それ、ちょっと・・・』『『じゃっ、いってきま〜す♪♪』
「ピュー!」風のように二人はどこかに去った。『あのやろう共め〜!』響介は右手を拳にして言ったがすぐに諦めた。『は〜っなんだかな〜』阿藤快?『新聞でも見て待ってるか。』新聞は自分達にとって大事な情報元の一つである。でも今日の新聞にはそれらしい情報はなかった。『「妊婦の惨殺死体発見、目撃者によると犯人は身長190センチのの男。」か、人間も悪魔も変わんないな、これじゃ。』『全くもってそうですね。』金髪の外人の(フランスに来て外人ってむしろこっちじゃね?)妊婦が響介の後ろに立って言っていた。『あんた誰?』『ハンターの方ですよね?』『って事は依頼主かあんたは。』『はい、アンナですよろしく。』響介は立ち自己紹介をした。『神宮寺 響介だ、こちらこそ』二人は握手し、イスに座った。『で、依頼は何?』『あの〜その〜』恥ずかしいのかもじもじしていえてなかった。『私を守ってほしいんです!』『・・・はい?』『あの・・・だから・・・私を守ってほしいんです。』『なんで?』『実は・・・狙われてるんです。』『誰に?』『あの・・・悪魔に・・・』『なんで?』『私が妊娠してるからです。
』『そんな事でなんで狙われてるの?』響介の経験上こんな事は初めてである。だいたい人を護衛すること自体初めてでしかも護衛目標が妊娠をしているだなんて。『悪魔に狙われるって事はそれそうとうの事をしたのか?』『いえ、何も。』『じゃあなんで狙われてるの?悪魔に』『実は私・・・人間じゃないんです。』『へ?』『私・・・あの・・・夢魔なんです・・・』『えぇぇぇぇぇ!?』『カフェテラスに響介の声がこだましってた頃、真介と優子は。『あれ、どっちにいけばいいんだっけ?』『さあ?』道に迷っていた。