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ゆめうつつ  作者: 椛餅
第1章「魔法王国戦線」
7/7

現状



「朝・・・・ですよ?」

 魅惑のロリボイスによるモーニングコール。

「んー。おはよう」

 クレアは既に、軍服に着替えていた。

 あまり、寝れていない俺は大きなあくびをする。

 クレアはシャワーを浴びたのか、石鹸のいい匂いがする。俺はクレアが寝てから入ったが、クレアは結局入らずじまいだったしな。


「・・・・昨日のことは忘れて?」

「あ、ああ……」

 クレアは、頬を高潮させて言った。

「じゃ、今日も巡回行くか」

「うん」



***



 初日が凄かっただけに、あとの日の巡回はほぼデートのようなものだった。クレバーの思惑が叶った訳だ。


 クレアは、体も心も休めることができたようだ。


 あっという間に一週間が過ぎ、任務が終わる。



***



「・・・・むー」

 あの任務が終わり、帰って数日後の客間。『紫電』の手入れをしている俺をユウナが上目で睨む。

「どうしたんだよ?」

「最近、クレアと先輩が仲良くなった気がするっす」

「いいことじゃないか」

 確かに、クレアとの距離は縮まっただろう。流石に、媚薬で距離が縮まったとは口が裂けても言えないが。


「いいことっすけど、私のこと忘れないで欲しいっす」

「いや、別に忘れてないから」

 俺がそういうと、ユウナが寂しそうな目でこちらに擦り寄ってくる。まるで、構ってほしい子犬のように。

「・・・・はあ、次に休みを貰ったときにでも、一緒に遊びに行くか?」

「それが聞きたかったっす!」


 ホントに単純なやつだ。



***



 因みに、金髪のおっぱいさんことシーナは、最近は見かけない。クレバーにそれとなく聞くと、俺と入れ違いで『機甲帝国』に行ったそうな。


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