1話:入学式
1年間の始まりとして入学式としました。
♂:2♀2♂/♀:1
水杉千景:出席番号22番。中学時代吹奏楽部だった。音楽に対する心は強い。♀
宮田春花:出席番号23番。中学時代テニス部だった。ピアノ習ってる。♀
政田隼人:出席番号21番。春花と同じ中学。音楽に対しては無知。♂
林武:千景達の担任の先生♂
ナレーター:言うまでもなくナレーター♂/♀
千景:16
春花:13
隼人:10
先生:8
ナレ:9
56
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ナレ:「今日は4月7日。とある高校の入学式である。」
千景:「えっと、1年1組・・・1年1組っと。ここかな?」
ナレ:「この子は水杉千景。高校1年生。」
春花:「ねえねえ、私達の間の水杉さんってどんな子なんだろうね?」
隼人:「しらねーよ。」
ナレ:「この2人は宮田春花と政田隼人。」
ナレ:「2人は同じ中学出身。間に千景が入ることになる。」
千景:「えっと・・・私の席はっと・・・あったあった・・・」
春花:「貴女が水杉千景さん?!」
千景:「え・・・ええ・・・」
春花:「私、宮田春花っていうんだ!宜しくね♪」
千景:「は・・・はあ・・・宜しく」
隼人:「こら、宮田。困ってんじゃん。」
春花:「だって女の子だよ?うれしくなーい?」
隼人:「どっちでもいいじゃないか。」
千景:「え・・・えっと・・・?」
隼人:「あ、俺は政田隼人ってんだ。コイツとは同中。」
千景:「なるほど・・・あ、水杉千景っていいます。」
千景:「宜しくお願いします。」
春花:「千景ちゃんね♪宜しく♪」
隼人:「宜しく。」
ナレ:「そんなこんなで入学式も終わり、教室へ戻る。」
春花:「ところでさ、担任の先生ってどんな先生なんだろ?」
千景:「確か、林先生っていう先生だったよね。」
隼人:「どんな先生なんだろ。」
春花:「あ、先生来たっぽいよ。」
先生:「皆席につけー。」
隼人:「男じゃん・・・」
先生:「皆、入学おめでとう。」
先生:「俺の名前は林武だ。」
先生:「担当は理科。宜しくな!」
先生:「じゃあ時間もあるし、自己紹介してもらおっか。」
ナレ:「新しいクラスの定番である。」
ナレ:「順番に回って来、隼人の番が来た。」
隼人:「A中学校から来ました、政田隼人といいます。」
隼人:「中学では野球をやっていました。宜しくお願いします。」
先生:「お、俺野球部の顧問してんだ!良かったら入ってくれよな!」
隼人:「はーい。」
千景:「B中学校から来ました。水杉千景です。」
千景:「中学では吹奏楽部でフルートをやってました。宜しくお願いします。」
先生:「高校でも吹奏楽やるんだったら応援宜しくな・・・」
千景:「はい。入るつもりでいます。」
千景:(この先生毎回、コメント入れてるな・・・よさそうな先生だ。)
春花:「A中学校から来ました、宮田春花です。」
春花:「中学ではテニスをやっていました。ピアノを弾けます。宜しくお願いします。」
先生:「おーこの学校では合唱コンクールがあるんだ、伴奏是非頼む。」
春花:「はい。」
ナレ:「そんなこんなで、自己紹介も終わり、解散となった。」
春花:「あの!」
千景:「ん?」
春花:「千景って呼んでもいいかな?」
千景:「いいよ?」
春花:「じゃあ私のこと、春花って呼んでね♪」
千景:「うん、わかった。ありがと、春花。」
千景:「じゃあ私お母さんが待ってるからまたね。」
ナレ:「こうして千景の高校生活が始まるのであった。」