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異世界に高速道路をつくろう!  作者: 土木研究会
最終章 北海道 魔族 編
33/40

33掘 : さらば南米

 いよいよ帰国の日である。ここウユニからラパスに向かう。

4WDでの移動であるので、1日仕事である。

最近は、ウユニ ー ラパス 間は、往復とも飛行機になり、

日程も1日短縮されているようだ。


 このラパスまでの移動、正直しんどい。陸路では10時間程度

かかる。朝、もうウユニ塩湖とお別れかとしみじみ想う。でも

甘かった。よく考えると何もないところに2泊もしているので、

もう十分である。


 ラパスへの道のりは、ウユニ塩湖を大きく縦断し、5時間は走り

続ける。塩湖の真ん中でテーブル出して、ピクニックランチする

ぐらい長いのである。お別れのしみじみさは、もはや枯れ果てた。

せっかくいい天気なんだけどね。あの空間を長時間走るとあきます

よ?景色変わんないんだから。さて、ようやく陸にあがる。

まあ、塩湖も陸かもしれないんだけどね。あとは、陸路をいくだけ

楽なもん、とはいかなかった。


 舗装がしてある道路まではオフロード、

アップダウンが地味にキツイ。おまけに、所々に川ができていて、

車で渡る。地味に面白い。

 

 長時間の移動のため、トイレ休憩はある。もちろん建物など一切

ないので、野原である。蛇とか虫に対しての注意はなかったので、

いないのだろうがせめていないと前置きしておいてほしかった。

実際みかけたのは、水場に群がるフラミンゴの群れぐらいだった。

茶色い山々と大地、水場に生える深緑の草花に木々、空の蒼と白を

移す湖、そこに群がるピンク色のフラミンゴたち。綺麗でした。

カメラの望遠がちょろいのが恨めしい。あとで画像を確認すると、

フラミンゴがピンク色の音符記号にしか見えない。


 ようやく、街に到達し、バスに乗り換える。なんか観光したが

記憶にない。大したものではなかったのだろう。ラパスまで戻った

ころには、すでに夜、寝るだけである。


 ウユニでの土産であるが、ずばり塩です。1kgで100円。

安いけど、重いからそんなにいらないはず。調子こいて大量に買い

込むとアメリカ入国時に、やばい薬の混入を疑われて別室にいく

こともあるそうな。買い過ぎ注意である。


 翌朝、ラパスからリマへと移動する。やっとリマです。

海抜30メートルです。暑いですけど、普通の空気です。

酒・たばこ・入浴すべて解禁です。減退していた食欲も戻ってきて

います。何か美味しいものを食べさせてください!

さて、アメリカへの出国は夜ですので、ランチはリマで食べます。

ツアーガイドさんはちょー有名なシーフードレストランに連れて

行ってくれました。


 基本、南米の料理はどうでもいいわと思ってましたが、ここは

美味しかったです。連れていかれたのは、『ロサ・ナウティカ』。

ペルーでも老舗の由緒ある高級レストランです。ペルーは、いま

まで全く素振りを微塵もみせてくれませんでしたが、実は、食に

うるさいお国だそうです。うまい店はとことん上手い、そうで

ないところは飢えない程度にといった感じなのでしょうか。


 高級老舗店とは言え、日本の高級店に比べればかなりやすいので

しょう。ランチで数千円ぐらいみたいですし。実際には、

この上に、最高級店があるみたいですが、今回は、見た目の

インパクト重視なのでしょう。このレストラン、海岸から突き出し

た桟橋の先、つまり、海の上にたってます。眺めはいいはずです。

だって今日は、曇り空、太平洋の波はとても高いです。そばの海で

海水浴してますが、日本人の感覚なら、お前らバカじゃね?

といったところです。日本でも天候関係なく遊んで、周りに迷惑

かけるどころか本人が終わってしまうひともいますが、自分の命の

責任は自分で持ちましょう。


 さて、このレストラン。とても美味しかったです。日本にいても

高級レストランなぞないド田舎の生活では、これで十分です。

最高級店にいっても、もう味の区別できません。ホタテのグラタン

とかタコとかエビとかの炒め物?みたいのとか食べました。

ドリンクも普通で激甘ではないところがいいです。


 この2週間、飯は不味い、タバコ駄目、酒駄目、風呂は入れない

でしたから、もう幸せいっぱいです。これで、日本までの、いや、

ド田舎までの帰還がなければよかったのですが......



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