31掘 : 実はリアルなウユニ塩湖 その1
翌朝、ペルーのクスコからへ空路にてボリビアのラパスへと移動
する。このとき、ペルーとボリビアの国境沿いには有名なチチカカ
湖が見下ろせる。空から見ると、小さく見えるのが俺的にはツボに
はまった。
ラパスは標高3500メートルと世界一高いところにある
首都らしい。おまけに下り立った空港はラパスが一望できる高地に
存在するため、飛行機を降りると4000メートルを超えており、
機外にでると同時に呼吸が苦しく感じられる。
一方、2月初旬の南米は夏、標高4000メートルもでも
くそ暑い。ただでさえ遮蔽物がない広々とした空港に、
まわりには空港以上に高い山もなく、無限に空港の敷地が
広がっているように見受けられる。実際には、地平線がみえるの
ではなく、高地ゆえに遠くの蒼空が見えていたのかも知れない。
空港施設はあるが、360度に広がる蒼い空に手が届きそうな
気がするところにある白い雲といった感じで、しばらくは、
息苦しさも忘れることだろう。
さて、このラパスで1泊するわけだが、特に観光名所がどうだと
いうことはない。歴史的な教会があるぐらいである。ここでの
1泊の目的は、ただウユニに行く為に、徐々に体を慣らすため
だけである。自身があるなら、ラパスからウユニ塩湖近郊に
新しくできた空港まで乗り換えで直行してもいいかもしれない。
さて、このウユニ塩湖、正確にはウユニ塩原というらしい。
標高3700メートルに位置し、面積は四国が丸ごと入るほど。
周辺にも塩湖は複数存在するが、ここがもてはやされるのは
その広さゆえ、360度の地平線を楽しめるからである。
もし行きたいひとがいるのなら、注意点をいくつかあげよう。
第一にオーロラを見に行くのと同じで博打要素があります。
乾期なら問題ないが、雨季の鏡の湖ならご注意を。雨季の終わり
頃、1月から2月が水が貯まっている確率が高いのは、ググれば
わかることだ。しかし、雨季といってもずっと雨が降っているわけ
ではない。それはそれで青い蒼空が見えないから問題ですし。
所詮、雨が、時折降る季節に過ぎないわけだ。よって、わざわざ
南米くんだりまできたのに、ここのところ雨がふってないから、
干上がりましたとか偶にあるそうだ。逆に、滞在中雨がずっと降って
ましたとか、雨が降り過ぎて、水嵩が増して塩湖に侵入できません
とかも稀にあるそうだ。
その対策として大概のツアーは複数泊になっているはずである。
雨といっても止むタイミングはあるので、湖面に映る蒼い空を
みることぐらいはできるからである。
水がない場合はごめんなさいだ。俺の時は、マチュピチュに行く
際に雨の話をしたが、そのおかげで水が残っていた。
ウユニ塩湖近郊の空港から塩湖岸にあるホテル群にまずは移動。
車は全部日本製4WDの高級車、パジェロやプラドばかりである。
1台に4人乗る。ツアーなら5,6台の移動となる。ホテル群と
あるが、平屋のホテルが数多くある。世界的には、まだ売り出し中
の観光地であるが、我が日本は一押しであるため、ホテルも
どんどん建つのである。
ホテルで休憩後、夕方に沿岸に行き味見である。雲が多い中、
夕日の鑑賞である。もう一面まっかかである。綺麗なのだが、正直
海みてるみたいが最初の感想である。
夜になり、湖面に映る星を見に行きましょうと、ツアーガイド
さんに誘われた。もちろんツアー客全員である。ちなみにガイド
さんは日本からついてきた添乗員で、ちっこくて若くてかわいい
人でしたよ?
このツアー、普段なら定年後の熟年夫婦とセレブなマダムズしか
参加していないということだった。俺は、ぼっちなのでそのほうが
ありがたかったのだが、今回は何故か新婚旅行客が4組も混入して
いた。そいつらと星を見に行こうというのだ。なんと惨い!
というのが、嫌といった理由ではない。このウユニは、満天の
星空と湖に映った星空で360度の宇宙空間のようなときがある
らしい。ウユニ 湖に星空 でググれ。まあ、とっても綺麗で
憧れてはいた。
ただし、これには重要な条件があって、完璧に運以外のもの、
つまり、新月 月のないことが重要なのである。今回、南米旅行
を調査した際、第一希望はウユニ塩湖だったのだが、これには、
新月を狙ってウユニで3泊もするツアーも存在する。ただし、
このツアー、ウユニにしか行かない。マチュピチュもナスカにも
行かない。遠いギアナだイグアスなぞには当然いかない。
ウユニだけである。雨男の卦がある俺は、それが怖くて雨が
降ってもいけるマチュピチュのあるツアーに変えたのだ。
で嫌と言った理由。今日が満月だからです。マチュピチュでの
女神様登場シーンでも書いたが、実際はこのときが満月だったり
して星なんざ、碌に見えません。あと雲もすごいんです。
風もすごいんです。風があると湖面がゆらいでなにも映りません。
月以外は!なので行きたくなかったんですが、かわいいガイドさん
に熱心に誘われてついてきました。ええ、その辺の説明はしてあげ
ませんでした。言えませんでした。彼女はお仕事ですから、少し
でも良いイベントを欲しており、他のツアー客をバンバン誘って
既に全員集合状態です。今更、言えませんよ?
俺の予想通り、着いたはいいが、風がビュービュー吹いて
湖は揺らぎまくり、月だけが映る海みたいでした。
わざわざ南米まできたのに5分で帰りましたけど、何か?
俺は、悪くないと思います。
次回は綺麗なウユニ塩湖のまともな
感想を書きます。




