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異世界に高速道路をつくろう!  作者: 土木研究会
最終章 北海道 魔族 編
29/40

29掘 : 今度は楽しい南米紀行

HANSAのオカメインコを注文したら

どの店からも予約キャンセルされました。

でも諦めきれません。

 南米コロンビア山中にて、正義の一団ぽい連中に拉致紛いに連れ

て来られて、真夜中の戦闘中ですよ。な・ぜ・か!ちょっと危険

だけどそれも日本じゃない雰囲気のひとつな楽しい南米旅行が、

とても危ないドキドキシューティングツアーになってるよ。

なんで、地球に戻ってきても危険な目にあってるんだろう。

神様の罰でも当たったのか?ひとり心当たりがあるだけに困った

もんだ。生きて帰れたら土産でも渡してご機嫌をとろう。

インカの金細工アクセサリーかボリビアの銀細工がいいだろうか。

下手にこちらの神様がモチーフじゃないものを選ばないとかえって

怒りそうだ。


 現実逃避はこのぐらいにしよう。マジ死ぬから。

ケニーの親父さん達、深夜に攻め込んだのはいいが、

俺達がコロンビアに入国したのは爆殺されそうになったんだから

バレているのは当たり前だろうに、待ち伏せされてました。

よく今までいきてたのコイツら。


 犯罪組織はお金持ちだったようで、銃火器に及ばず、装甲車に

ヘリも飛んでます。要塞化された屋敷の2階からはガトリングガン

で攻撃されてます。敵の数も100人とこちらの3倍以上。

終わってる?いや、終わらせない。死にたくない!

遠慮なくチートな能力をばれないように使って勝ちに行く。


 まずは、邪魔なヘリを対物ライフルで落とす。次にテレポパンチ

で2階のガトリングガンの周辺に手りゅう弾をばらまいて吹き

飛ばす。こっちから見たら誘爆したように見えるだろ。

装甲車は、砲身がこっち向いたんで、そこに一発ぶち込んだ。


 向こうの攻撃の脅威がそがれたんで、親父さんたちが進行を開始

し始める。でも人数と要塞の壁でまだ勝ち目がない。取敢えず、壁

を取り払おう。俺は、凄い遠投できますっていって、皆から

手りゅう弾を集めた。実際、夜なんで暗視ゴーグルしてても

わからんだろうとテレポパンチで手りゅう弾を壁周辺に

ばらまいていく。壁が吹き飛びついでに後ろにいたやつらも

吹っ飛んだ。直撃じゃあないから、死んでねえんじゃないかな?

お前ら、親父さんたちが接近する前に、降伏しねえと、怪我して

戦闘不能だろうが撃ち殺されるぞ?俺の努力を無駄にしない

で欲しい。


 屋敷の塀も壁も全て吹き飛んだ。これから先は室内戦闘になって

しまう。早く降伏してください。俺は、人は狙わず、狙えるなら

銃火器を、狙えないときは、屋根を支えていそうな壁を壊して

廻った。でも屋敷がデカいから効果がない。


「ケニー、C4とかねえの?リモコン式のやつとか」

「これか?でも近づけねえぞまだ」

「貸して!使い方教えて!」

「突っ込む気か?駄目だ、危険すぎる!」


 なんてお約束な会話、でも危険とかいうなら無理矢理連れて

くんなよ!

「あそこの車ギッてきて。それに乗せて突っ込ませりゃいいだろ」


 なんかK国製の高級車だったけど、防犯セキュリティが緩かった

らしく、エンジンかかりました。正義マンズをいったん引かせて

もらって爆弾特攻です。


 屋敷はほぼ壊滅です。白旗は上がりましたが、敵はほぼ壊滅して

しまってます。あとは、事後処理となりましたので、ケニーと2人

空港まで送ってもらいました。


 やっとペルーの首都リマに到着しました。本当なら昨日着いてた

はずなんだけどね。宿泊がホテルじゃなくて兄貴の所だから、

キャンセル料金払わなくてすんだよ。でもリマを1日めぐる予定が

吹き飛んだ。このあとはホテルにしろ予約に合わせて行動するしか

ないのだよ。ちょっと不自由な旅だけど、安全って高くついて

不自由なものなんですよ。身の危険を顧みないならご自由にって

ところです。まずは、ナスカの地上絵だ。ナスカに向かってGO!


 車の免許を持っているケニーにレンタカーを借りさせて南に向け

て出発する。通る道路は、南北アメリカを貫くパンアメリカンハイ

ウェイだ。大層な名前だが、リマから離れて市街にでると片道1車

線の県道と大差はない。違うのは日本にはない景色であること。


 リマは海沿いなんで標高はとても低い。このハイウェイも海こそ

見えていないが海岸に沿って走っているみたいだ。だって周辺が砂

だらけ。砂漠ではなく、砂丘じゃないのかこれ?ただえらい規模が

でかい。まず広い。どこまでも砂丘。取敢えず高い。山は砂岩の

ようだ。一面砂まみれ。しかもその砂山の斜面にはたくさんの家が

立っている。雨がほとんど降らないから崩れないのだろう。日本

みたいにゲリラ豪雨が来たら、全部崩れてきそうで怖い。お隣の

チリは地震大国なのに、君たちはいいの?

 

 400km程走るとナスカに到着。空港に向かう。

ここは、予約は不要で、その場で金を払って乗り合わせで大小の

セスナで1時間程飛ぶ。料金は110ドルぐらい。結構、人が

多いが、30分ぐらいで乗れた。で問題の地上絵が見えたかである

が、認識障害とかじゃなければ、十分見えます。ただ、有名なのは

わかりやすいんだけど、マイナーなやつは何があるやらわからない

かも。だって三角形とか線とかみせられてもねえ。あと乗り物に

弱い人は怖いかも。セスナの窓から地上をみせるため、45度近く

傾いて飛びますし、その周囲をぐるぐる旋回しますから。

有名なハチドリとか宇宙人・サルとかはとてもわかりやすいです。


 リマからの往復時間に比べて、あっという間に終わる遊覧飛行

帰りには海岸沿いのレストランで遅い昼食です。初、南米らしい

食事になります。メニューはケニーにお任せしました。


 よくわからんデカい白身魚のデカい切り身のマリネ

 カジキマグロっぽい触感の巨大な魚を焼いたデカい切り身

 なんか浮いてる素朴な味のスープ

 フレッシュジュースらしいのだが、砂糖入りの甘すぎる液体


 どうもケニーが悪いのではなく、南米の食事はこんなもんらし

かった。食い物には期待してないからいいよ。


 リマに帰り、ホテルで晩ご飯と一泊。ケニーもいるしそうした。

兄貴には事情を話して帰国前に顔を出す旨を伝えておいた。


 翌朝、空路でリマからクスコまで飛ぶ。このクスコ、標高が

3300メートルもある。高山病になる人も結構いるようだ。

高山病対策として、酒タバコ禁止・風呂に浸かるの禁止・

激しい運動禁止だそうだ。事実、ちょっと息苦しい。


 でも、まさに空が近い。というか澄み渡った青い蒼空にかかる

白い雲が低い。盆地であるクスコ周辺のまわりの山々にひっかか

りそうなぐらい近い。そして、この標高なのに寒くない。一応

冬のはずなんだけど、一年中こんなもんらしい。


 クスコの市街観光もそこそこにバスでマチュピチュ行きの鉄道駅

に向かう。クスコ市街からどんどん山を登っていく。

周りの景色は、牧歌的な高原のようである。以外と農家やリャマを

飼っている家が多い。ちなみにリャマとアルパカの区別は最後まで

つかなかった。


 バスはどんどんと山を登っていく。気づくと、天候は曇り空に

変わっていた。天候のせいか少し息苦しい。峠でバスがトイレ休憩

した際に、尋ねてみたらそこの標高は4000メートルを超えて

いるそうだった。


 峠から見下ろす景色は凄まじく、1000メートル以上下に

広がる村々の景色と周りには、5000メートルを超えるアンデス

の雪山がそびえ立っている。日本の山もいくつか登ったことはある

が、こんなに落差や山の大きさを感じたことはない。敢えて表現

するなら富士山のとなりにもっと大きな富士山があって、それを

眺めているような感じだろうか?こればかりは、実際見てもらわ

ないと表現が難しい。いや来てよかった。


 結局、雨が降り出し、雨の中歩いて、マチュピチュ行きの鉄道駅

オリャンタイタンボに向かう。ここで乗る電車ビスタドームも予約

制なのだ。電車は天井付近までガラス張の景観のよいもので、

アンデスの谷間の川沿いをゆっくりと100分かけて走っていく。

ただ、雨脚が激しくなったので、川は激しい濁流と化していて

景観はあまりよくない。酷いときは崖崩れで電車が走れなくなりも

するらしい。


 雨の中、やっとマチュピチュの麓の街に到着する。イメージと

違い巨大な温泉街のように発達している。まあ、駅がある時点で

予想はついていたが。駅前には数百の土産物屋が立ち並び、巨大な

アーケードを形成している。時間はもう夕方、ここはホテルに急ぐ

としよう。


 川沿いの未舗装の道をホテルへと下っていく。どんどんホテルが

立ち、道路も増えている最中なのだろう。宿泊する部屋に入ると

目の前に激しく流れる濁流が見えた。天気がよければうれしいのだ

が、川の音がうるさ過ぎる。おまけにテラスに出るドアはデッカい

ガラスで立てつけが悪く、隙間だらけ。閉めてもまだうるさいは、

風は入ってくるわである。


 夕食のできの悪い洋食を腹に入れると、部屋に帰ってシャワーを

浴びて直ぐに寝てしまった。フレッシュジュースがまた激甘だった

のは言うまでもない。


 




 真夜中、川の音が五月蠅いので目が覚める。雨はやんだのか、

川向かいのドアを覆うレースのカーテンが明るく透けて見えて

いる。満月がでているのだろう。


 ふと、気付くとカーテンの向こうに人影が見える。この部屋に

つながるテラスは不用心にも隣の部屋と共有している。隣の人

だろうか?


 人影は、ガラスドアをすり抜け部屋に入ってくる。明るい月の

せいで長い髪の女としかわからない。


 南米くんだりまできたのに、また幽霊かよ!

近寄ってくる悪霊の頭部に、必殺の一撃を叩き込む。

「精神統一!気迫!愛!悪霊滅殺!!」 

「いったーーい!誰が悪霊だーーー!」


 駄女神様だった。


 

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