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異世界に高速道路をつくろう!  作者: 土木研究会
最終章 北海道 魔族 編
27/40

27掘 : 気力転身

ジムの話は実話ですw

というか今日のお話です。

もう2度と参加いたしません。

 テーブルマウンテンのうちのひとつで、頂上にて修行を再開して

いるとことだ。草1本もないのは、寂しいので、ゴーレムたちを

動員して、エルフにもらった高山植物の苗や種を植えて廻らせて

いる。


 この世界の植物は、強い魔力を浴びて育った場合には、特殊な

育ち方をするらしい。本来なら、エルフの職人さんたちや樹の精霊

たちにも協力をお願いしたいところだが、危険地域でもあるし、

今からやることの影響で、もっと危険な地域というか侵入禁止区域

になるとやばいので、いつものようにぼっちである。


 次元の壁を乗り越え、女神様に一撃食らわせたはいいが、技名は

ともかく、内容がお尻ぺんぺんでは、門外不出の禁断の秘奥義に

なってしまう。それなりの見た目も必要である。そして、威力。

女神様のヒップサイズがMサイズからLサイズになるのが、腫れた

結果なのか俺の固有能力なのか、まだ、不明である。前者なら、

尻が腫れる程度の力しかないのも困る。後者なら、そんな固有能力

全次元の女性陣に醒めた眼で見られるか、命を狙われるかのレベル

である。意外と、特殊な嗜好の紳士たちに保護してもらえるかも

しれない。


 今から、やるのは技の特訓なのである。そもそも、この技、力の

源が不明である。もともとあった俺の次元を超える力がもとでは

あろうが、気力なのか魔力なのか、霊力?神力?次元力?妄想力?

なのかわからない。精神集中が鍵ならば、以前教えてもらった

太極拳で気を練ってみよう。スポーツジムの教室の内容では、

あったが初めて参加したとき指導員の方がこう言っていた。


「頭に溜まったエネルギーを背骨を通して胸へ、そしてそのまま

 骨盤へと降ろしてください!」

「胸に溜まった気を、肘、掌へと移動させ、一気に放出します!」


 俺がセンスがない上に初めてだからなのか、全く何をやってる

のかさっぱりわからなかった。指導員は厨二病っぽくなく、本気

でした。なお、二度と参加しなかったのは、参加していたのが、

全員ご老人で、スポーツクラブなのに何故か、お揃いのカンフー服

を着ていた上に、太極拳をやる御姿が、死霊の盆踊りにしか見えな

かったからではない。


 で話を今に戻そう。魔力も霊力もないリアルな地球で、超有名な

太極拳が真面目に体内の気を感じて、溜めて、流しているので

ある。ここ異世界はリアルに魔力はあるし、神様もいるから霊力、

神力もある。ならば、唯一知っているこの修行法にて、力の

コントロールの一端でも掴めるやもしれない。身に武器に纏わせる

だけだった魔力も自在に使いこなせるようになるかもしれない。

お尻ぺんぺん以外のかっこいい技が欲しい!


 まずは、精神統一。足は肩幅に開き、両掌は胸の前で合わせ、

全身の力を抜き、脱力する。3度の深い深呼吸をもって、意識を

落ち着かせ精神統一しているつもりになる。そして、一気に全魔力

を全開で放出する。


 冒頭の植林活動は、この魔力放出に関連する。俺のこの世界で

なら膨大なものになる魔力をダバダバと垂れ流し、環境隔離された

このテーブルマウンテン上で突然変異を誘発し、ギアナ高地っぽい

植生を超えたファンタジーっぽい庭園を修行ついでに造ろうって

腹である。大量の魔力を放出したせいか、既に目がでてきている

ものもある。だが、まだまだだ。


 全力での魔力放出を続けていると、全身が熱く、そして、合わせ

た掌が熱くなってきた。だが勘違いしてはいけない。魔力放出に

筋力は必要ないのに全身の筋肉で踏ん張っていたから、体温が

上がっているだけだ。脱力だ。全身の力を抜きつつ、魔力を放出

するんだ。


 ちかれてきた。もう立っているのも辛い。周囲の草花はのびのび

と成長を続けていたが、極普通の植物である。既に魔力も打ち止め

になっている。今、使える力は、気力か神力か。もう精神統一で

心が落ち着いているのか、眠いのかわからない。あまりの疲れに

左右にあるのがそれぞれ右手なのか左手なのかもわからない。

既に両手、両足の感覚は疲れによる痺れで麻痺してきている。

その中で、ふと胸元に小さな蝋燭の炎のような熱さに気付く。

眼を開き、合わせた両掌の隙間から覗いて見えるのは、

豆電球?かと間違えるような小さいけれど強烈な光。掌が焦げる

ほど熱く感じながらも、不思議に活力を与えてくれるまるで太陽の

光のようである。


 手を広げて、掌をじっと見つめる。右手に残った光が揺らいで

空気に溶けて消えていく。火傷の跡も、ビーム発射穴もそこには

ない。ビーム打ちそうな変な石もレンズもない。ただの掌である。


 もう一度、両掌を合わせ、精神集中する。今度は、合わせた両掌

の真ん中に、先ほどの豆電球を意識する。また、掌の中心が熱く

なったと思ったら現れた。今度は、その光が右掌から発生している

ように意識しながら、力を注ぎ込むようにも意識しながら、

ゆっくりと両手を広げていく。光は、この右手の中で強く輝いて

いる。


 スキル広域探査で確認してみると、それは『魔力』ではなく、

『次元エネルギー』と表示されている。やった、ついに魔力以外の

力、地球でも遊べる力を手にいれた。俺のテンションが限界突破

した。厨二病でなくとも、そんなの卒業した年でも、経験すら

なかったとしても、例えその力が豆電球みたいでも!

男なら急性厨二病状態になっても否めない瞬間であった。


 あまりの興奮に、上着を脱ぎ捨てた。ズボンを履いているのは、

大人紳士の嗜みといえよう。


 再度、光を顕現させ、右手を前に突き出す。もちろん掌は上を

向いている。その力を大きく育てようと意識を集中する。

端から見ていたら、妙な呼吸音と奇声をあげていたかもしれないが

集中している本人は全く気付いていない。だって光が大きく育って

るんだもん。その健気な成長に、思わず名前を付けたくなるほどの

喜びを感じる。次元エネルギーだけに『メイオウ』がいいのか?

いずれ、すくすくと育ったこの子は『裂メイオウ』になるのかな?

思わず、涙がでそうだ。


 しかし、その成長も暫くして打ち止めになった。指で掴める限界

サイズ、ハンドボールかメロンといったところで止まった。これは

何度試しても同じだったが、寧ろ、何度も試せるほど、力の扱いが

うまくなったことの方が嬉しい。


 あとは破壊力の確認だが、今日は疲れすぎている。判断を間違え

ると恐ろしいので、寝ることにしよう。そのまま、大地にぶっ倒れ

ることにする。


 翌朝、厨二病状態からも回復し、身体の疲労も精神の疲労も

なく、魔力満タンに回復した状態で修行を開始する。まず、この

力、手から離れるとやっぱり消える。飛び道具にはならなかった。

ドラゴンボールごっこは否定された。でも『ゴッドフィンガー』

ごっこはできる。岩はもちろん、鉄ゴーレムどころか、魔力

たっぷりで強化したミスリルゴーレムも、借りてきたソネットの

女神様の加護付き剣2号ですら、触れたところがチュルッと消滅

してしまう。どうも空間ごと消滅させているみたいだ。女神様の

お尻の強度はミスリル以上の最強強度っと。


 しかし、もう少し射程がないと戦い辛い。多数相手にも不利で

ある。そこは、腹案があるので今はおいて置くとして、やはり、

武器に付与したい。そこで、壊れた一発昇天君の代わりに買って

きた木製バットを取り出す。長さ60センチの軽量バット。

片手でもブンブン振りまわせる。内角打ちのトスバッティング用の

トレーニングバットで最初から片手で振れるように造られている

ものである。これなら、普段でも腰や背中に隠しておいても違和感

はないだろう。


 さあ、いくぞ。この次元エネルギー、俺以外の物に振れると消滅

させてしまう。ならば、手にもつ武器を骨組のように認識し、それ

を覆うように発現させれないだろうか。右手に握ったバットを左に

向けて水平に構え、左掌を握った右手に揃えて呪文を唱える。

「レーザーバット!」頭の中には、シルバーメタリックのポリス

メンの姿と挿入BGMが流れる。バットに当てた左掌を左に動かし

ていくとバットに光がコーティングされていく。その光はバットの

長さを超え伸びた左掌までつながっている。

まるで、レーザーブレード。そのまま、破壊目標の

ミスリルゴーレム君に斬りつける。


「ダイナミック!!」


 見事、ゴーレム君は抉られたように真っ二つになって倒れる。

爆発はしないから。しかし、これは癖になりそうなほど、楽しい

な。


 調子こいて、ザックザックと斬ってたら、何やら接近するもの

を検知した。見つからない、接近されないように高さ1000mの

テーブルマウンテンを造ったのに、さすがに音がデカ過ぎた。

しかも、ここに近づいてくる。どうやって?


 しばらくして、見えてきたのは、浅黒い肌に尖った耳。青い髪に

赤い瞳に蝙蝠の羽。これが魔族というやつか!


「なにがいるかと思えば人族か。貴様、なかなかできるようだな。

 いざ勝負!」じゃねえよ、脳筋戦闘民族め!

ちょっと、絞めてやるからこっち降りて来いや!


 脳筋とはいえ、さすがは戦闘民族。うかつに近寄って来ない。

遠間からちびちび魔法を撃って様子見して嫌がる。ムカつくお前は

新技の生贄だ。


「無限パンチ!」


 次元を超えて攻撃できるなら、空間を超えて攻撃するのもできる

はず。ようはテレポーテーションパンチですな。一撃で意識を

奪われて落下していく魔族A。1000メートル落ちたらどうなる

んだろう。


 よし、地球での防衛手段も獲得した。これで安心して休み中に

南米にいる兄貴のところに遊びに行けるというものだ。

待ってろ!リアルギアナ高地!












実際に南米に旅行に行った経験はあります。

その話を脚色して次話は書いてみたいです。

元ネタがある分、細かく長くなるかもしれません。

さあ、どこにいったんでしょうか?

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