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異世界に高速道路をつくろう!  作者: 土木研究会
最終章 北海道 魔族 編
26/40

26掘 : 厨二病っぽい修行

昨日、テレビで芸人の春日さんがボディビルに挑戦するのを

見てました。よっぽど暇だったのだろうとはいえ、見事な

ボディに感動しました。

結果、本日、近所のジムに加入してきたわけで、

ただ今、全身ボロボロでございます。

 修行場っていったら、どんな所を想い浮かべるものだろう。

裏山?廃工場?採石場?

人里離れた緑深く空気の美味そうな山奥?吹雪の舞う雪山?

日本を離れて、水墨画の中の世界のような中国の奥地?

チベット?グランドキャニオン?ナイアガラ?


 やっぱりギアナ高地、テーブルマウンテンでしょう。


 ということで、荒れ果てた東北の大地を改造し、

テーブルマウンテンを造って見ました。当然おっぱい造りました。


 山の高さは1000メートル。当然、滝も完備です。

山のひとつは、内部に大空洞を拵えて、変わった修行ができないか

考えて造ってみました。


まずは、大空洞にこっそり隠れて修行です。

洞窟での修行といったら、暗闇での修行ですよ。

自宅でやるなら、押し入れに籠って座禅組むアレですね。


 この大空洞は、気持ち悪い虫とかは、一切いないので安心して

潜んで過ごせます。キレイに整備された真っ平な床とドーム状の

天井。広さはドーム型球場の数倍はあります。どんだけ走っても

壁にぶつかるわけではない。かといって人間、いきなり目を

閉じて走れと言われて走れるものでもありません。え?、

出来るって?なら、近所の学校に侵入して100メートルぐらい

走れるものなら走ってください。できるあなたは、いろいろな意味

で大物です。ただし、新聞に載らないようには注意してください。


 で、この空間。暗闇での度胸試のために造ったんじゃない。

全壁は、音を反響しないように造っております。

密閉空間に近いので、空気の流れもありません。

視覚、聴覚、触覚に小細工をかけるための空間です。

どこぞのお兄ちゃんたちのように奇跡的回復も期待できませんので

自傷行為のほうは控えております。


 そもそも六感目の精度が悪いのに、痛いどころじゃ済まない思い

をして七感目を鍛える必要性を感じません。まあ、こんな異世界に

これるぐらいですから、霊感ぐらいは信じますけど。実際、寝込み

を襲われた経験もありますし。なんでおっさんだったんだろう。


 で、今。まっぱなわけですよ。パンツぐらい履け?

いや、だれもいない上に、真っ暗ですから、どうせ脱ぐなら

全部でしょ?だって俺自身にすら見えていないんだし。


 魔力とか、不思議な力とか、気とかみえないかなあーって思って

やってるんだけどね。地球なら、バカか変態、メガ進化できれば

ヒーローになれるかもしれないが、そのへん止まりです。しかし、

ここは異世界。少なくとも魔力はあるし、次元の壁を超える力は

実際存在するというか、俺が持ってる。魔力は知覚できるけど

直接見えないというか、知覚自体も女神様にもらった広域探査

スキルを通してのような気がする。ということは、このまま、

地球に帰っても俺自身は何も変わってない。得ていない。苦労した

だけになってしまう。ということで、欲を書いて、自力で力に

目覚めるために、厨二病くさいことをやっているわけです。


 実際感じるのは、自分の鼓動と血管をめぐってるなって感じと

自分の体温ぐらい。あとは、自分の体臭と口臭ぐらいだろうか。

地球でできるようなことをやっていても意味ないので、魔力を

纏ったり、圧縮しようと努力してみたり、蛇神を倒した一撃を再現

すべくシャドーボクシングをやっているわけである。

結果、汗びっしょりになって滑って転んだだけだった。

あと、汗臭くなった。


「仕方ない。一旦、風呂だな」

「ディメンジョンブレイカーーー!」

厨二病臭くなっているのか、いつもの次元移動に技名で叫ぶ。

別に帰るのは自宅ではあるが、史上最強の家ではない。


「ぎゃーーーーーーー!」女神様が、まっぱな俺を見て汚い悲鳴を

上げる。誰もいないのに、勝手に人の家に上がって、その上、

オカメインコを勝手に出してモフっているヤツ相手に、礼儀正しく

隠したりはしない。すいません、インコを竿に止まらせようとする

のは止めてください。爪が黒くて血管見えないから切ってやれない

んで長いからめっさいたいんですソイツ!隠すものもないんで

自室から脱出して、お風呂場にシュートインです。


「変態行為に対する賠償を要求します」

またこのパターンか!お前、そのバカは演技なのか?

「もう一匹のニセ神倒せとか聞きませんよ、絶対!」

「じゃあ、約束のオカメちゃんの雛は、この子とお揃いの雌に

 してください」


 なかなか難しいことをおっしゃる。がっちゃんはホワイト

フェイスパールバイトの雄のオカメインコ。オスはパールが消えて

しまう残念な部分もある種類である。その上、オスかメスかは、

生後1年半でパールが消え始めるまで、お医者さんも答えてくれな

かった前歴がある。メスの雛限定などやっと生えた尾羽を無理矢理

抜いてDNA検査でもしないとわからんらしい。そんな惨いこと

してまで、オスメス知りたくないし、オスだったらどうする気なん

だこのお馬鹿!


 俺の説明を聞いて自分が一方的に悪いと理解できた演技派

ではない神聖お馬鹿様は、その場で逃亡を図る!

「逃がすか!精神統一!気迫!愛!ディメンジョンブレイカー!」 

「ぎゃーーーーーーーーーーーー!いたーーーーーーーーーい!」


 異次元へと逃げ込んだお馬鹿の背後から、デッカい尻が2サイズ

はアップするような平手打ちをお見舞いした。次元を超える奇跡の

一撃。俺の生涯をおいての最強の必殺技の開眼した瞬間であった。


 熱いシャワーで汗を流し、身支度を整え再度、異世界に行こう。

今度は、テーブルマウンテンの上で、今の感覚をものにしよう。


一方向に集中された雑念だろうが強気精神、これが勝利の鍵だ!!

似たようなことは誰しもやったことはあるのではないでしょうか?

言えないだけで。

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