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異世界に高速道路をつくろう!  作者: 土木研究会
関東 聖国領 編
24/40

24掘 : 飛べない蛇はただの蛇

この小説も、あと1章で終わる予定です。5話ぐらいでしょうか?

もともと漫画でも小説でも長いシリーズは、ダラダラとして

嫌いになってしまうので、最初から短く書こうとは思ってました。

結果、話の展開がいきなりとか、うまく流れてくれてないとか...

いい経験にはなってるかなーぐらいのところでしょうか?

 ニセ神の野郎、人間一人相手にするのに、

なに本気になってんだか。


「ねえ、蛇神様よう、今のままじゃ、ぷちってやって終わりに

 なりますから、俺もフル装備出していいですか?」

いちおうお願いしてみた。


「すぐに終わっちゃあ楽しくないね、いいよ待ってあげよう」

そりゃ、余裕ぶっこきますよね。

「それじゃあ、遠慮なく」

俺は、ミスリル製眼鏡犬をフル装備で出して乗り込んだ。


「しかし、蛇神様はすごいですね。

 その御体で宙までとべるとは!」

「何を言ってるんだい?蛇は飛ばないよ。大蛇は、この大いなる

 巨体で大地を蹂躪する、大地の支配者なのさ」

「そうですか」ん?飛べないだと......?


「女神様が勇者君の暴走について言ってたんですけど、

 暴走の原因は、蛇神のお強いお力をそのまま使えるだけの

 ピーキーな身体にしてあったからって言ってました」

「そうだよ。僕の力を余すことなく使えるように再調整した

 からね。攻撃特化にしたから持たなかったようだね」

「だから、防御力が弱くてさっきは、俺の一撃が通ったんですね」

「もう、この姿になったからには君の攻撃は無意味だけどね。

 君は一方的に狩られるだけなのさ」

「防御力が大幅に増えたってことですか?

 防御特化ってことですね」


 ギューンギューンギューンギュギュギュギューーー!

眼鏡犬1号機は背部に付けた新装備の飛行リフターで

垂直に上昇を始める。

「じゃあ、実は攻撃力は弱くなってるとか?飛べないどころか、

 魔法も使えないんじゃないですか?」


大当たりだったのか、蛇神はいきなり飛びかかってきたが、

眼鏡犬は遥か頭上に達している。ジャンプしようが届きはしない。


「大丈夫です。逃げませんよ。それじゃ始めましょうか。

 一方的に宙から、対戦車ライフルで攻撃するんで自慢の防御力で

 弾が尽きるまで耐えてみてください。

 弾は100万単位でありますけど」


 試しに一発撃ってみるが、さすが蛇神様だ。鱗を貫通しない。

「女神様の加護がかかっていようと、この身体には通用しないよ。

 君に攻撃が届かないというのなら、このまま西に赴いて、

 全ての種族を蹂躪するだけさ」

「そうきますよね。この世界の人は飛べませんから、その身体でも

 無敵を誇りますよね。でも貫通はできませんけど、

 鱗は割れるみたいですけど」

「こんなもの回復できるよ」

割れた鱗は光と消え、新たな鱗が現れる。

「女神様がいってたんですけど、蛇神様の力はでっかい

 山みたいなもんだって言ってましたね。でも力の回復は

 しないとも言ってました。だから時間がかかろうと、その山の

 ように大きな身体をすべ てすり潰せば......

 お前は消滅するんだよな?」


 蛇は焦ったように西に進軍する。

まるで人質を取るためのように。


「行かせねえよ!」

進行方向に回り込み、ライフルを連射する。

長いこと西日本が平和だったんでライフルの改造はバッチリだ。

連射のための砲身の冷却も、無限収納に連動させての弾の供給にも

問題ない。100万発は用意してあるからね!


 相手は100m超の大物、ともに移動しながらとて当て放題だ。

ずっと俺のターン。

精神統一!

「闘志!必中!食らえ!千虎襲雷ストームランバン!」

対戦車ライフルなのにアサルトライフルのような勢いで連射する。

連射能力900発/分ぐらいだ。

蛇神様はブラックマンバ並みに速く、新幹線より速いみたいだが、

全弾命中させていく。

さあ、蛇神様、関西まで3時間程かかると思いますが、

15万発も耐えられますか?

 

 連射を始めて5分程するお蛇様は一皮剥けたかの

ように微妙に小さくなっていた。

回復で力を消費した分だけ、身が削れている?

質量保存の法則のようなやつだな。

力を使っただけ小さくなるとは。


 小1時間も続けていると8割ぐらいの大きさに縮んでいた。

こっちは、替えの砲身もライフルもあるからまだまだいけますよ?


 更に1時間後、その体長は最初の3分の1まで縮んだ。

まだ体長は30m以上あるが、質量は最初の3%、つまり、

その力は3%にまで減ったわけだ。その分、進行速度も

減っていて、今は時速100kmぐらいに落ちた。

目的地まであと300km、俺もちょっと焦ってきている。

予想以上に接近された。

メタルストームでも造っておけば、1分でかたがついたのに!


 ふと、蛇神様が立ってないけど立ち止まる。

「卑怯者、男なら素手でこい!」

こっちを睨んでる。お辛そうですな。


「なに言ってるんですか?」ずどどどどどーーーん!

「あんた一応、」ずどどどどどどーーーん!

「神様を名乗って」ずどどどどどどーーーん!

「るんじゃないですか?」ずどどどどどどーーーん!

「自称ですけど?」ずどどどどどどどどーーーん!

話している間も、連射を続ける。

蛇はさらに縮んで10m程になった。もはやただの大蛇だ。


「素手なんかじゃ敵うわけないじゃないですか、

 武器ぐらい使わせてもらいますよ?」

もう終わりにしよう。一応、神を名乗るなら、

潔くしにたくもあろうよと、眼鏡犬を地上に降ろし、

ミスリルバンカーをセットする。最後の一撃をくれてやるよ。

きれいに散りな!


 蛇神に加速突撃し、頭にバンカーを撃ち込む。


ガッ!


「なっ!通らない?なんで?」

「降りてきてくれてありがとう!バカだな君は!

 僕が小さくなったのは、君に削られたからだけではないよ?

 自ら力を小さく圧縮して、より硬くなったのさ!」


 なんですと?ならば!

精神統一!「熱血!」

「があーーー!」蛇が吠える。

ミスリルバンカーは貫通したとともに砕け散った!

「まだだーーー!」蛇は眼鏡犬に巻き付き、

絞め殺そうとしてくる。眼鏡犬がもちそうにない!

ならば、「ミスリルバット一発昇天君!連続撲殺撃!」

蛇の身体中を殴りまくる。バッドは折れたが、締め付けは緩んだ。

その隙に眼鏡犬から脱出する。


 俺は、蛇と対峙する。ヤツはかなり傷ついているが、

回復しようとしない。そのおかげで、その大きさも縮んでいない。

これ以上、小さくなることの方が不利になるとわかっているの

だろう。確かに、10mの蛇 対 人間ひとり。

俺の方が不利になったようだ。


 残された女神の武器は尾羽の大剣のみ。飛びかかってきた瞬間

に、頭を斬り捨てるしか勝ち目はない。上段に構え、その時を待つ。


「私の勝ちだ!」頭上高く跳ね、躍りかかってくる蛇の頭を

一気に斬りおとす。同時に尾羽の大剣も砕けて消えてしまった。

やった!突発的に発生したことだが、ニセ神の一匹を倒した。


「やりましたねー、クドウ!」

ずっと離れてみていた女神インコもそばに寄って来る。

「ええ、これであと一匹です!」

疲れ切った俺は、女神インコでモフモフしてインコニュウムを

補充しようと振り返り、仲間のもとに静かに歩きはじめた。
















「残念だったね?まだゲームは終わってないよ?」

蛇に後ろから飛びかかられ、身体を絞めつけられて拘束されて

倒れる俺。


「僕は、神だよ?普通の蛇のように頭を潰されたからといって

 死ぬわけないじゃないか?再生すればいいだけのことさ」

確かに蛇は3m程に小さく縮んでいるが、傷ひとつない。

「女神の武器は全て壊れてしまったはずだよ。武器の無い君では、

 今の僕を倒せはしないよ。このまま全身の骨を砕かれて

死ぬがいいさ」蛇はギリギリと絞めつけてくる。


 ソネット達が武器を抜いて駆け寄ってこようとする。


 チクショウ!武器が欲しい!武器が!




「クドウ!指輪!指輪!」女神様がなにか叫んでいる。

指輪、なにそれ?もしかしてあれのことか?

アレ加護かかってたっけ?


 胸元から、以前、女神様が俺の金で密林で注文してプレゼント

された指輪を取り出し、左手中指に嵌める。


「だから、これは指輪じゃなくて、

 ひと指用のナックルガードだってえの!」

拳にも満たない蛇の頭を大地に練り込むように、叩き潰す。




「僕は神だ...神なんだ...」

そう言い残して蛇の全ては光に消えた。




「今度こそ、殺ったようですねー」

「そうみたいですね。女神様、これって地球にいたのに加護なんか

 かけれてたんですか?地球にいる間は力が使えないんじゃ

  なかったんですか?」

「かかってますよ、ちゃんと!

 この世界の武器みたいに女神の力による加護はかけれませんが、

 あなたの無事を願う私の気持ちが籠っているはずですー!」

「あんたそれ、かかってないっていうんだよ!」


 しかし、なぜ蛇に効いたのだろう?

女神様もわかってないようだし。


 それより、疲れた。


 インコニュウムを補充して寝よう!














 そこは、不思議時空。2つの影がある。


 白尽くめの少年と黒尽くめの少女。


「結構やられたみたいね?」

「ああ、危うく消滅するところだったよ。

 死んだ振りして逃げれてよかったよ」

「回復するのはいつのことになるやら。

 人族も大半は女神様にとられちゃったんだし」

「しばらくは、大人しくすることにするよ。

 君とのゲームも中断することになるけど、大人しくしときなよ?

 彼らは力を付け過ぎた。うかつに手を出すと君も僕と同じ目に

 あうよ?」

「詰まんないこというわね、あなた。

 自分ひとり楽しんどいて。

 ちゃんと手は考えてあるわ。聞きたい?」


「何をするつもりなんだい?」


 白と黒が交差する。黒は白を食い千切る。


「何をするんだ!」

「あなたが、言ったんじゃない。このままじゃ勝てないって。

 勝てないゲームはつまんないでしょ。

 だから、強くなるの。あなたを食べてね?」


 黒は白を貪り食う。


「きえたくな......」



「御馳走さま。少しは強くなったかしら?

 さあ、新しいゲームの為の準備をしなくっちゃ!」




関東 聖国 編 完


最終話は実は、書きかけですが存在してます。

お気に入り登録してくれている人の予想を

いい意味で裏切れるでしょうか。

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