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異世界に高速道路をつくろう!  作者: 土木研究会
関東 聖国領 編
23/40

23掘 : 小学生にカツアゲされるのはこんな気分なんだろうか?

小学生はないでしょうが、

中学生にならありますよ?

まあ、大人の嗜みといったところでしょうが。

 勇者君は逝ってしまった。


 広域探査にも、最後のモノの反応はない。あるのは別の反応だ。


 今までは、認識できなかったニセ神の反応。今や、ここと北海道

の2か所に反応がある。直接接触で認識できるようになったのか?


「クドウ君。君が女神様によくない知識を吹き込んだりするから

 こんな大層なことになったんだよ?壮大なゲームが台無し

 じゃないか。エルフもドワーフも獣人も人も僕たちのゲームの駒

 に過ぎないんだから、どうしようが勝手だと思わないかい?」


「ゥぜえ!この神気取り!なにエラそうにしてやがんだボケ!

 お前らこそ、本来、女神様の駒だろうが!

 駄女神が使え無さすぎて自由にできたぐらいで活きがんな!

 駄目神がアホ過ぎて、出来の悪いバカ駒しか造れなくて

 出来が悪いのに力だけ与えていて、おまけに育児放棄されてた

 からってやり過ぎなんだよ。厨二病なら身内にだけ迷惑かける

 けどお前ら厨二病ですらねえ、ただの壊れた部品だ!

 地球の厨二病の少年少女たちに土下座して謝りやがれ。

 あとエルフとドワーフはあの火竜の管轄だろうが。

 変態だからって無視すんなよ。俺もすっかり忘れてたけど」


「君がどう考えようと、現実は変わらないよ。僕を排除できは

 しない。僕も女神様は排除できないけど、君やその仲間たちは

 排除できるよ。しばらく、好きなようにやってくれてちょっと

 劣勢だったけどそれもゲームの醍醐味さ。こうやって直接、

 君と戦うのもジャンルが違う別ゲームみたいで新鮮味があって

 楽しいものだね。無敵ゲーなのは、仕様だから勘弁して

 もらえるかな?」


 やる気満々だなコイツ!もしかしてここでやらかすつもりか?

聖都のど真ん中だぞ?


「ゲームステージは都市部市街戦。

 ゲームジャンルは爽快アクション無双ゲーだ!」


 ニセ神の姿が変わっていく。白尽めの衣装の背の低い少年。

小学生ぐらいに見える。ただし銀髪の坊ちゃん刈で、両目は赤い。

厨二病と呼ばれても仕方がない容姿であろうか。いや、ここは

正しくは、オッドアイにしておくのが正しいのだろうか?


 ニセ神は、勇者君の聖剣を片手に宙に浮きだす。

ゲームスタートらしい。

「女神様、アネット達を連れて上空に退避!今すぐに!」

「街の人はどうするんですー?」

「どうせ残ってるのは、ニセ神の信徒と王族・貴族です!

 助けるべき人々は、もう関西か郊外に出てます。

 残ってるヤツなんか自己責任ですよ。知ったこっちゃないです」

「ですねーー。頑張ってくださいねー!」さっさと逃げろ女神様!


「お約束で聞くが、聖都の住民がいるんだが、どうするんだ?」

「お約束で答えるよ。舞台背景、演出小道具、BGM好きに

 呼んでくれ。信じている神に使われるんだ、本望だろう?」

「そうだな。運命ってやつだろう。無力な一般人としては、

 そこまで関わるつもりはないしな」


 さて、相手は人外。俺が多少強くなったからと言って相手になる

できるものかねえ。ボコボコにしてやりたいのは正直なところでは

あるが、怒りに任せてつい逃げるタイミングを逸したというのも

正直なところ。危なくなったら、いつものように、この世界から

脱出すればいいさ。俺は土木関係の一般人なんだから。


「まずは、お試しだ。これから行くよ」ニセ神は、近づいても

いないのに離れたところから光輝く聖剣を軽く振るう。

魔力か鎌鼬かわからんがなんか飛んでくる!

魔纏発動!出力10%、でも以前の10倍だ。

武器選択、ミスリルバット一発昇天君。

右に構えてど真ん中をジャストミート!大振りに振らず、

脇を絞めてコンパクトに振る。

セオリー通りに腕で振るのではなく、下半身の回転で高速回転を

生み出すのだ。今はお試し、破壊力入らない。確実に当てていく!


 キーーーン!という音とともに飛ぶ斬撃が跳ね返った!

ゼルダの伝説みたいだな。

「いいね。ドンドンいくよ!」ニセ神は聖剣をブンブン振り回して

斬撃を飛ばしてくる。まるで千本ノックだよ。

今の魔纏で耐えきれるなら恐れることはない。

精神統一!!「必中!」

ニセ神の斬撃を全てヤツに向けて跳ね返す。

全弾命中ではあるが、大したダメージではなさそうだ。


「当たんないのはつまんないよね?次は魔法でいくよ!」

ニセ神は聖剣を放り捨て、

「無詠唱じゃつまらないから、魔法名ぐらい唱えるよ。

 頑張って耐えてね?」


「超究極雷魔法!スペーーーーース、サンダーーーーーー!!」

また、その系統かい!確かに耐えるしかない、範囲攻撃かよ!

上空より豪雨の如く降り注ぐ雷!お空は真っ白だよ!痛い!

子供の頃、家のコンセントにピンセット突っ込んだときより痛い。

すかさず魔纏強化30%!うん平気!痛くない!


「いける口だねえ。次行くよ!

 超究極炎魔法!四神真火八卦陣!!!」

周りを石柱で囲まれて逃げれない。頭上からは火の玉がまたまた

豪雨の如く降り注ぐ!今度は、お空が真っ赤々!


「信徒を滅却したのは、織田信長!!」

炎に耐える呪文も、余裕でネタが飛び出すぜ!

そろそろこちらも手が出せそうだぜ、ニセ神様よ。


 精神統一!!「加速!」「ラン アンド ヒット!!」

ニセ神の背後に回り込み、後頭部にバッドで大振りの一撃を

叩き込む。的は止まっている、威力狙いのホームランだ!


 ニセ神は身体ごと周囲の残骸の中に吹っ飛んだが、

頭も吹っ飛んだ。でも頭なしでこっちを向くな。

修復してからにしてくれ。


「この身体を破壊するとはやるね。女神様が連れてきただけは

 あるのかな?無双のつもりだったんだけど、攻撃を受けるのは

 楽しくないかな?この身体ではもう僕の力に持ちそうにない

 から最後にするね?」


 ニセ神が初めて力を溜める素振りをする。

まともにくらったらやばそうだ。食らう前に殺る!

魔纏全開!魔力全開!

武器選択、ミスリルツルハシ天誅丸バンカー形態!

精神統一!!「気迫!奇襲!幸運!努力!」

「吶喊!!!」

「超究極光魔法!!神シャイーーーーーン!スパーーーーク!!」


 ぶつかり合う痴情に降りた太陽と青き流星レイズナー。

ヤツの出鼻を挫いてタイミングはドンピシャ、もろカウンター。

俺の命がけの一撃は、見事ヤツの心臓を撃ち貫いた。

すぐに離れて、けれど残心を怠らない。


「このゲームは君の勝ちみたいだね。

 身体を動かすのも楽しいものだね。」

ニセ神の身体は、貫いた心臓を中心に全身にヒビが入っていく。

止まりそうにはない。

倒せたのだろうか?でもなぜか目を離せない。


「さあ、次のゲームを始めよう!

 これで終わるわけないじゃないか。

 当たり前だろう?僕が倒されるわけがないのだから。

 これは、僕の無双ゲームなんだよ?」


 少年の小さな身体のヒビが全身に行き渡り、砕ける。

同時にまるで脱皮するように巨大な頭が天へと駆け上る。

それは白く巨大な大蛇。体長100mを優に超え、

胴回りは10m以上はありそうだ。

大き過ぎるその真っ赤な両眼は、もはや血の池にしか見えない。


 マジ無双ゲーみたいだな。そろそろ逃げてもいいよね?



 

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