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異世界に高速道路をつくろう!  作者: 土木研究会
九州 ドワーフ領 編
13/40

13掘 : 希望の橋

なんかパソコンぶっ壊れてのんびりしてました。

今日中に新章投入を目指します。

 新たな勇者たちが召喚されたよ。

 

 神を騙る厨二病は、再び動き出し始めたか。

 

 人族と魔族の間のパワーゲームを楽しむだけなら、

不要な召喚のはず。すでに、人族には勇者が一人いるのだから。

 

 100年前も、すでに勇者がいるのにも関わらず、

新たな勇者たちが召喚された。その後間もなく、

獣人族の王国が勇者たちによって、攻め滅ぼされた。

なぜ、獣人たちの国を滅ぼしたのかは、未だ不明である。

確かに獣人たちの国の跡に、人族は帝国を築いた。

しかし、紀伊半島に中国地方は、100年経っても放置である。

というか帝都がある京付近だけしか利用していない。

人族の版図を広げるのが目的とも思えない。

ただ滅ぼしただけという気がするのは、不謹慎だろうか。


 今回も同様のことが起ころうとしているのなら、

ドワーフかエルフたちが狙われているということであろう。

情報が欲しいのだが、わかることは、ほとんどない。

世界で遊ぶ厨二病がいることと、勇者の正体についてぐらいだ。


 死にたくないし、顔見知りぐらいには死んでほしくない。

だけど、さっさと橋を造って帰りたいのも本心である。


 そんな折、エルフ、ドワーフ共に王を含む重鎮が集まるという。


 急なことだが、自分たちが滅ぼされる可能性があることぐらいは

悟っているのだろう。俺も何故か呼ばれている。

俺も急な展開で、いっぱいいっぱいなんですけどね。


 

 集まった者たちの前で、エルフ王は語り始める。


「少し前、人族が新たな勇者たちを召喚しました。

 これは、100年前に獣人族の国が滅んだときと

 同じような状況です。


 獣人族は人族と敵対などしていなかったが、

 勇者たちは突然現れ、王都をほろぼしました。

 杞憂かもしれませんが、それでも準備は必要だと考えます」

 

ドワーフ王は力強く声を上げる。


「勇者の力は、強大だ。

 戦っても勝てる見込みは皆無だ。

 ならば、国を捨ててでも逃げるしかない。

 今、女神様のご意志により、我らの国を繋ごうとする道が

 造られようとしている。

 持てるだけのものを持って素早く逃げられる蒸気自動車も

 我らにもたらされた。

 国を捨てるのは本意ではないが、滅びを迎えるよりはましだ。

 よって、互いの国が勇者に攻められた場合、

 橋を渡って早々に脱出するものとする」


 会議の後、俺は海に来ていた。

詳しくは、九州と四国の間、豊予水道の海の底である。

水深は200m、潮の流れは渦ができんじゃね?ってぐらい速い。

周囲にはサメの姿もちらほら見受けられる。

 

 ナニコレ、なんて職場?といいたいほど劣悪な環境である。

地球でも、新幹線とか通す計画があったそうだが、止めたらしい。

この下、日本最大の断層 中央構造線 である。

そりゃ、止めるよね。


 でも、今はそうも言ってられない。

地震で砕け散ろうとも、数か月後に、勇者の侵略を受けたときには

大移動可能な逃げ道になる。


 勇者がわたれないように壊すこと前提になったから、

突貫工事でいきましょう。

無事にすんだなら、補修しますから。


 急遽防水仕様にした眼鏡犬の右腕を海底に突き立てる。

右腕はライフルを撃つ為にミスリル製になってる。魔力が通る。

強く作りたいものをイメージする。

強いイメージで、魔力をゴーレムという型をもって具現化させる。


「パゥワゥーーーー!グェィザーーーーー!」


 海底に魔力が駆け抜け、俺の周囲に十重二十重の岩ゴーレム君

密集形態ので円陣の壁が海面を抜け、高く競り立っていく。

これぞ、遠慮なしに魔力を放出して作る無限ゴーレム製造拳!


たったよ、くらら、おんばしらである。

圧縮した岩石だから、十数年は浸食に耐えれるはず。

これを数百本建てて橋を乗っける。特

急仕事なんで、海への影響は無視である。

 

 ドワーフたちは、建機開発と阿蘇ー大分間の退避道路の工事中。

建機のサンプルに俺のお宝のダンプカー・クレーン車・

パワーシャベルの3つのフィギュアを貸し出しておいた。

大型ロボットに変形して、さらに3機合体で巨大ロボットになるが

再現できるぐらいなら、勇者と戦えるわ! 

 

 エルフたちには、100年前からまだ生きてるのが多いようで、

過去の勇者たちと獣人族との戦いに調べてもらっている。

あと、いざというときの逃げ出せる準備な。

そう、必要なのは、逃げる準備と逃げる手段。

あと、勇者から防衛する手段。

獣人族王都は勇者たちの手によって、滅んだんだ。

エルフやドワーフでは、まともに戦って勝てる相手ではない。

あいつ等の目的が、殺戮でなければ助かる道もあるだろう。  

   

 勇者たちの所在は既に確認できている。

召喚の噂を聞いてすぐに広域探査で確認した。

 

 広域探査の結果、

人族の王都内に4つの正体不明なモノを確認している。

 

 人族の国は2つあり、関東にある魔族を抑えている聖国と

京都にあった獣人族の元王都を滅ぼしてできた帝国だ。

 

 4つのモノの反応は、聖国王都に1つ、帝国王都に3つだ。

 

 新しく召喚された勇者は、召喚時点ですでに、

この世界に生まれたものと比べると、格段に強いらしい。

今は帝都に籠って、その能力を引き出す訓練中らしい。

本当は、造った躰とコアである悪霊を馴染ませるための期間

といったところだろう。

なんにせよ、すぐに攻めてこないのは、ありがたい。


 王たちは、人族の探求者をやとって勇者と帝国の動向を

探ってもらっているらしい。報酬を蒸気自動車にしてみたら、

喜んで引き受けてくれたみたいだ。

 

 勇者召喚から2週間、3人の勇者たちの情報の第一報が入った。

名前、年齢、性別と噂ぐらいか。


 一之瀬いちのせ はじめ16歳(男) 風の勇者。

貴族の娘から街の一般庶民、獣人奴隷に至るまで手を出している。

性行為に旺盛な模様。


 二村  まなか(ふたむら まなか)17歳(女) 水の勇者。

食い意地が張っていて、常に何か食べている。

帝都城下町にて、無銭飲食を度々、繰り返し、

店員に怪我人も多数出ているとのこと。


 三上  終後みかみ しゅうご15歳(男)大地の勇者。

人前に姿を見せないので不明である。


 二つ名からすると、劣化勇者というか、

流行の全属性チートとかじゃないみたいで、

ありがたいが、王国ひとつ滅ぼす力があるなら

上級魔法打ち放題な上に、チート特殊な能力はもっていそうだ。

攻めてくる前に、そのあたりの情報が手に入ればいいんだけど。

名前からでも、地球での情報が見つからないか、

試しに調べて来ようとも思う。


 3人の内、2人の情報は入手できた。

二人とも事故で亡くなった高校生ということもあり、

新聞に小さく掲載されていた。


 一之瀬 始 は、若い女性の下着に興味があったらしく、

生前に下着ドロを繰り返していたらしい。

自宅近所のマンションの3階に干してあった女子小学生の

下着を盗もうとしてベランダから落下して頭を強く打って死亡。


 二村 まなか は、地元商店街主催のホットドッグ早食い大会に

参加中、決勝戦で喉に詰まらせ、病院に搬送中に窒息にて死亡。 


三上 終後 については、見つからなかった。


 先の2人に関して言えば、

ご冥福をお祈りしますって感じで、

そう悪い奴とも思わないし、悪霊になるほどの欲望で

あったとも思えない。

 

 厨二神に、どれだけ改造されているかだよな。

帝都での情報からすると、色情霊に餓鬼霊といったところか。

本人の魂は成仏しているらしいのに、

こんなことに利用されてると知ったら、逆に祟られるぞ偽神様よ。


 橋の方だが、橋本体の設置も終わり仕上げ段階になっている。

阿蘇ー大分間の工事も順調みたいだ。最初に山岳部の山は、

俺が鉄ゴーレム君師団20000でおおざっぱに削っておいた。

その後、各種建機がロールアウトしてきて、楽しい状況みたいだ。


 問題なのは、楽しんでやってるとはいえ、

公共事業する金が足りないところか。あと物資不足。

いくら仕事しても、生活物資を生み出しているわけじゃなんで

人手を取ると、生産は減っちまう。


 金の当てがあったのですが、物資はなかったので仕方なく、

異世界ファンタジーでは禁断の技、地球の品種改良済みの種を

持ち込んだ。これで生産性はうなぎ昇りで食うには困らない。


 

さらに2週間たった今、橋の仕上げはドワーフ達にまかせて今、

佐渡の島から、こんにちわ。今、金山掘ってます。

人族は、ここに金山があるの知らないみたいだ。

そもそも日本海側には、人がいない。冬が厳しいからな。


 俺がここにいるのもばれていないみたいだ。

この世界では、俺の広域探査は当然チートスキルなんだが、

普通の探査スキルでは、高位の能力者でも10kmぐらいらしい。

勇者たちも例外でもないらしく、おかげでばれずに掘り放題だ。

探査スキルで見え過ぎたら、戦略がばれるから楽しくなくなる

といった厨二神の理由からかもしれないが。


 金を掘りつくしたら女神便で今度は、石見に行こう。

中国地方も放置されてるからね。


 高速道路とは言えない形で終わったけど、

女神様は満足してくれている。

俺は、お詫びとして、ここらの金銀掘り尽くして、

地球に帰る前に渡して帰ろうというわけです。


 そして、ついに橋が完成した。

橋の完成と俺を見送る宴が盛大に催された。

短い間であったが、世話になった仲間たちに


「また会いたいから、生き残れ。無事を祈ってる。」


とだけ告げて、この異世界を後にした。



九州 ドワーフ領 編 完!!







 

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