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戦前線  作者: 矢形 鈴斗
プロローグ
1/1

1.静けさの中で

「ユリチカ様、今宵は良いお月ですよ。」


「あぁ…、綺麗すぎて不気味だな。」


「天下の戦士ユリチカ様にも

恐れるものが、お有りですか?」


「当たり前だろう、僕も人だ。」



暗い闇の中、2人の白い影が浮かぶ。

1人は、鋭き剥き身の剣を腰に携え、袴に身を包んだ者で、


もう、1人は剣も何ももたず。

その異常なまでに整った中性的な顔が目立つ、

同じく袴に身を包んだものであった。




2人は、夜空に光る月を眺めながら

悠然と、”ナニカ”が多く敷き詰められた

赤い大地を踏み付け、その場を後にした。





ー ”ナニカ”それは、紛れもなく

人であり、赤い大地は、その人々の血で染まったものであった。




2人は、それを気にするでもなく

赤い大地から、遠ざかってゆく、

それは何故か?


ー 2人が、人を殺すためだけに生かされて来た


”イクサ”の最前線を走る人斬り集団



桜禍舞槍(おうかまいそう)』であるからだ。





人の生死を気にするわけがない。









誤字脱字や、その他ご指摘があれば、

ご気軽にご報告下さると嬉しい限りでございます。

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