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しるし(詩集)

×ひつまぶし○ひまつぶし

作者: さゆみ

別に悲しくも寂しくも辛くもない

でも簡単なの

悲しくなれるの

寂しくなれるの



月とか星とか風とか花とか彼でもいいし

悲しいねって呟けば

もう寂しくて

辛いから


私には簡単なの




楽しくも可笑しくもないからって

笑わないわけいかないでしょう

人生は悲しみだけじゃ成り立たない


だからお笑い番組観たり

ゲームをクリアしたり

ギャグ漫画読んだり

彼に話しかけたりするけれど


あんまり笑えなくて

ミラー片手に笑顔の作り方

練習しても私

全然可愛くなくて

笑っても口角下がってる


だから諦めているんじゃないけれど

笑顔が作れるまで

悲しみのストーリーでいくわ




愛と憎しみも欲しいけれど

良い感じの対象がいないの

私ってもしかすると

生の人間と最近お会いしてないかもしれない




彼はもう息してないのよ


でも孤独なんて感じてないの

私には月も星も風も花もいるの

彼の開かない唇に何度もキス出来るの







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― 新着の感想 ―
[一言] ×ひつまぶし○ひまつぶし タイトルから惹かれました(*´∀`)ノ 毎回、タイトルを見てどんな話だろうと考えるのが楽しいです(^^) タイトルと詩、合わせて想像がさらに広がります 最後の …
2013/09/04 22:52 退会済み
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