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たくさんの招待客が集まっているホールで

ダリアとマリーがほかの友人達と談笑していると


「国王陛下がいらっしゃったわ!」


誰かがそう言ったのが聞こえた。


2階の踊り場から姿をあらわした国王を見て

ホールにいた招待客たちが一斉に静かになる。


………そして


「………………?」


あの顔、どこかで………


姿を見せた国王陛下のうしろに、

見覚えのある顔が立っていた。


(……………昨日の酔っぱらい?)


いや、でも髪の色がちがう。

酔っぱらいは真っ黒な髪色をしていたが、

姿をあらわしたその青年は、白に近い金髪だ。


まして王弟殿下ともあろう者が

酒に酔って森で寝るなんてことあるわけがない。


「ね、ね、ダリア!

 あれが王弟殿下だよね?」


隣にいるマリーが

酔っぱらいそっくりを見てはしゃいでいる。


「やっぱり噂通りのイケメンだね!

 あんな王子様みたいな人……って王子か。」

「……そうだね、本物の王子様だよ。」


自分たちみたいな下々の者が

お近づきになれる相手ではない。


あぁいう人はどこかの国のお姫様と結婚するものだ。

わたしたちはお姫様じゃない、

そこらのご令嬢のひとりにすぎないのだから。


「リージュ様はどこのお姫様と結婚するのかなぁ。」

「………リージュ?」

「王弟殿下のお名前だよ!

 それも知らなかったの?ダリア。」

「う、うん……。」


だってわたしの生活に

王弟殿下の名前なんて必要なかったし、


そうダリアがつぶやけば


「いくらなんでも

 自分が住んでる国の王族の方なんだから

 それくらいは知っておこうよ………。」


マリーは呆れた顔をしてダリアを見たのだった。









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