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リージュに抱きしめられたまま、

思考をストップしたダリアは

国王陛下によって助け出された。


「なにすんの?」と抗議するリージュの声を無視して

国王陛下は近くにいた衛兵に、

ダリアを休めるところに連れて行ってやれと命令する。



「だから!!

 アレほど事を急ぐなと言っただろう!!」



衛兵に連れて行かれるダリアを見送りながら、

国王陛下、ディアスは弟を怒鳴りつける。


「あぁでもしないと

 ダリア逃げちゃうかもしれないじゃん。」

「よけい逃げるわ!!」


ディアスがツッコミをいれる。


「どうしようかなぁ………

 やっぱりここに監禁して、

 婚姻届を書かせて外に出さないように………。」

「ダメだっていってるだろうが!!

 王家の人間が犯罪を犯すんじゃない!!」


はぁはぁと息をきらしながら

弟の発言にツッコミを入れる国王の姿を

衛兵たちは『またか……。』という目で見ている。


この2人、昔からこうなのだ。


突拍子もないことをしでかす弟を

国王になる者として育てられた真面目な兄が

全力で止めようとする構図。

衛兵たちは皆、国王の気苦労を心配していた。



「………ダリアは今まで、

 薬草のことだけを考えて生きてきたような子だ。

 お前のように異性に簡単に声をかけ、

 ふしだらな異性関係を築いてきたわけではない。」

「………弟にむかってなんてこというわけ?」

「ほとんど事実だろうが!


 だからゆっくり時間をかけて

 ダリアに心を開いてもらうしかないだろう。」

「…………………。」

「まぁお前にそれが出来れば、の話だがな。」

「…………じゃあそれができなければ、

 監禁してもいいってことだよね?」

「違うって言ってるだろうが!!!」




あぁ、この押し問答

当分終わらないだろうな……と

そこにいた衛兵たちはみんな思ったのだった。




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