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もしかしたら、殺されるかもしれない。



そう思いながら日々薬草漬けの毎日を送っていたダリアだが

王弟殿下と会ってから1週間が過ぎた。


これまでのあいだ、王城から沙汰はない。

ダリアもあの日のことは誰にも言っていない、言えない。


よかった……まだこの世にいられる!!


安堵感につつまれながら

ダリアはいつものように研究所にいた。



「もう大丈夫?ダリア。」

「え?」

「なんだか最近目が死んでたけど………

 今日は元気そうね?」


職場の先輩のミラが声をかけてくる。

そうか、死んだ目をしていたのか………

あんなことがあったのだから仕方がない。


「ちょっといろいろあって………

 でももう大丈夫です!」


死なずに済みそうなんで!


「それならよかったわ。

 じゃあ………頼んでも大丈夫そうね!」

「え?なにをですか?」

「ちょっと王城まで行って

 いつも届ける薬草の在庫をチェックしてきて欲しいの。」

「…………………。」

「ほかの人に頼もうと思ってたんだけど

 いつも見てきてくれる子が風邪をひいて休んじゃって。

 わたしもまだやらなきゃいけない仕事があるから

 悪いんだけど行ってきてくれる?1人で。」

「…………あ、なんか調子が。」

「バレバレの嘘をつくんじゃない。」

「………ダメか。」


できたらしばらく王城には近づきたくない。

そんなバッタリ王弟殿下と出くわすことはないだろうが、

リスクを伴うことはしたくない。


「在庫のチェックリストは用意してあるから、

 準備が出来次第むかってくれる?

 王城にはこちらの者が向かうことは伝えてあるから。」

「…………………。」



………無言の抵抗もむなしく、

ダリアは王城に向かうことになったのだった。





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