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vol.1 連れていって、あの頃に。『ハンブレッダーズ』

大好きな音楽がそばにある生活、素敵じゃないですか?


良ければ高評価・コメントお待ちしております!



AM 7:03

連勤明けの休日。

折角の休みだし早起きをして遠出をしてみようか。駅へ向かうバスの中で私は、まだ朝に慣れていないまぶたを擦った。

定刻より3分遅れたバスに乗りこむ女子高生ふたり。短い髪がはらり靡く。

「間に合うかな…。」「でも前回より余裕あるんじゃない?」そう話す彼女らは後頭部に少し残る寝癖を揺らしながらこそりこそりと話している。


始発のバスはひやりとした不思議な空気だ。

これから始まる1日にはまだ染まることなく、朝を切って飄々と走っていく。



今日もまた1日。




AM 7:18

混み合う普通電車。試験勉強中の高校生に全方位を囲まれ、バスの女子高生がやけに急いでいた理由に納得した。

至るところで赤シートと単語帳が確認できる。今日の科目は英語だろうか。

ふと横に目をやると、吊り革に捕まりながら目を閉じる男子生徒が。スマートフォン片手にむむむと口を真一文字にする生徒もちらほらといる。

そんな異空間で、私はイヤホンを手に取りそっと耳の中へ放りこんだ。


今日の相棒は『ハンブレッダーズ』。

ハンブレの音楽はいつでも私の心を青春時代へと戻してくれるタイムマシンだ。

高校の最寄り駅で自然と降りてしまえるような気持ちと、懐かしくエモーショナルな思い出で満たされていく体験は、とある駅で高校生たちが乗り換えていくまでふつふつと続いた。


そして私はいま、この日記を書いている。


最後までご覧いただきありがとうございました!!

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