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僕と魔術師と究極者  作者: かずひこ
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第六話『目覚め』B

「それよりも、どうやって我が魔術結界を抜け出した……。お前達は我が駒に躍らされていた筈だが。」



氷川には似合わない威厳が響く。

不可思議な表情を浮かばんばかりに疑問に満ちている。

魔力の本体は内部にあり魔力切断では斬れない筈、更には死ぬまで動き続ける駒に対して、

どのような策を巡らせたのか気になって仕方ないと、男は続けて思った。



「警備員は動けないように束縛しただけだわ、あの程度の魔力余波なら突破出来ないから低レベルの束縛術を駆使してね。」

「魔術結界も同様よ……本体が内部から発生して斬れないなら潜り抜ければ良いだけの話。」



エリスは淡々と語る。そもそも結界の本質とは封じ込め、または発生した領地内に特殊な影響を及ぼし、

外部からの影響を防ぐ物として存在しているが。

特に最後の外部からの影響を防ぐ前提があると、四方向の出入口にを第一に強化すると言う性質が有るため、

一番奇襲されにくい地中は基本的に魔力の流れが単調的で強度が弱い傾向にあるため、

エリス達は地中からその中でも弱い部分を攻めて、突破したのだ。



「魔術師風情が。知恵を振り絞ったか。」

「褒め言葉として受け取らせて頂くわ。しかし、貴方も人の事は言えない」

「その魔力に貴方の魔術式。私はそれに、見覚えがあるんだけど、もしそうなら貴方は魔術師以前に『実体』が存在しないんじゃないのかしら。」



エリスは訝しげに見る。男は堂々と見下したような眼差しを向けて笑う。



「何故、そう思う?」

「少なくとも氷川教員を操ってる所からよ。警備員を思い通りに操作し自身の魔力を混在してる所からして、貴方の魔術は魔力暴発した人間の魔力を干渉する魔力干渉能力。」



魔力を干渉し自分の意志も植え付ける事が可能な魔術。

他者の魔術に干渉し人為的に魔力暴走を起こす事も出来るが、

それでも制御している魔術師相手には中々効かない、戦闘でも補助的な役割をしない物だが。



「そして、理解室で見た魔力性質と、氷川教員に纏わり付いてるそれが同一の魔力性質なのよ。

恐らく貴方は魔力の込めやすい魔術書に魔力干渉能力を駆使したんでしょう。」



エリスの見解はこうだ。

今回の事件の真犯人は実体がない。魔術書に宿った人間の魔力意志による犯行なんだと。

そうすることで感知されても高い確率で三次元術式の完成を物に出来ると。

生徒会長が事前に察知し、食い止める事が出来なかったのも説明が付く。

本来なら、人間が魔術を繰り広げるのは目立つ上に気配も発生する為 高確率で発見出来る筈だ。

しかし、魔術を練ったのは魔術書であるなら話は別。

本来、魔術書と言うのは読んで字の如く魔術を印した物であり、本自体が魔術を唱える物では無い。

しかし、魔術書には魔力の文字で書かれている為、先の魔力干渉術を込めやすい性質がある。

実際、謎の存在はこの性質を利用して魔術式を転移させながら術式を発動していた。

そこまでする需要は現に証明されている。流石の月夜も感づかなかった事。

魔術干渉能力は稀に聞く能力な上に、本来魔力とは人が展開する物なので、

これまで魔術書が転移し練っていた事は視野に含まれないからだ。


そして魔法切断を駆使しても本を中心に発生した魔術であるなら、本を切断しない限り無効に出来ない。

魔術書に転移魔法が備わっているなら捉えにくい上に気づいたとしても、見つかりにくい。


「貴方は自分自身の全ての魔力、魂までも本に移し元の肉体から離れ、魔力人格として今回の計画を実行した。違うかしら?」



氷川に纏わり付く、黒い異質こそが声の正体。エリスは双眸の碧眼を頭上の魔力へ向けた。

あれだけの魔術式を展開するのだから幾ら有能な魔術師でも、

自分の魔力を全て注ぎこまなければ可能にならないケースだったからだ。


男は高らかに笑い始める。氷川の顔を使って歪み過ぎた笑みを浮かべながら



「ククク……以下にも。我に肉体は存在しない。故に我は意志を持った不死の支配者にして救世主。名はメシアとでも名乗っておこうか。」



黒い蒸気が濃厚に浮かび、メシアと名乗る存在は返答した。



「魔力暴発を起こして、二万もの人間を巻き込むのが救世主なのかしら。」

「これも全て貴様等現界勢力に対抗する為の武力強化手段の一つだ。この計画は飽くまで最初の段階に過ぎない。二万人の人間を掌握し軍勢を蓄える為の一つの方法」

「この魔術式が完成されれば我は二万の人間を更に増やし最強の軍勢を作り上げ支配者として現界に君臨する。それが下界勢が我に与えた使命であり、我が果たすべき確定された運命なのだから。」



氷川の右手を豪快に広げ、慢心そうな声で支配者は語る。

それに対してエリスは案外詰まらなそうな表情を浮かべ、時間が迫っていると言う事で、

手短かに事を済ませたいと言う考えしか浮かばなかった。



「フフフ。随分と大袈裟にほざくわね……。術式を此処まで感づかれずに仕上げたのは褒めて上げるけど、貴方は組織にただ利用されてるだけよ。」



エリスは一蹴、相手の人格を小馬鹿にしながら鼻に掛かったような声で笑うが、

相手は逆に鼻で笑い飛ばすように、全くの食いつきすら無かった。



「青葉君は――?」



すると、魔力の霧の中で一人そわそわしながら、生徒会長・月夜は海斗が居ないか辺りを見回した。

その言葉にエリスも気づかされたのか、瞬間的に首を振り回すも、

景色から一つも人影が見えない事で訝しげに力強く目を凝らしめた。



「あの馬鹿……もしかして。」



魔力が氾濫したと言う事実を思い返し、二人は驚きよりも先に不安な悲しげな表情に見舞われた。

信じているのに、同時に不安を感じて、そんな矛盾が攻めぎ合ってる中でも、

目の前の光景を見てしまえばエリスはメシア基、氷川の顔をただ、睨み付けた。



「あの餓鬼の事か……。私が木っ端微塵にしてくれたわ。」

「か……いと!?」



木っ端微塵、エリスの表情は呆然だった。

予想はしていたのに、覚悟もしていたのに、

彼女の心の中で溜め込んでいた不安や恐れが、たった一言で。

やがてエリスの視界が紅く昇る程、氷川の顔ばかりを見据え。

憎しみ、怒りが沸き上がる。氷川には申し訳無いがあの顔を見る度にボルテージは高まっていった。


そして



「許しませんわよ……。」



それだけだった。

きわめて冷淡に吐き零し、身体中から蒼く透き通った揺らめきを全体に広げていく。


怒りと共に現れたエリスの魔力、

月夜の戦闘で使われた魔力消費が些細な物と思わせる程の桁外れの量。

怒りや憎しみの強い感情が魔力上昇を無理矢理促進させ、

また消費した魔力を尽き切れない感情を材料に無理矢理作りあげる。


この方法を月夜は少なからず知っていて、今現在恐れんばかりに後退りする。

極めてリスクの高い試みだ。魔力は感情に反映されやすく、

意志や感情とは時に奇跡を生む力とまで言われている。

しかし、私怨や憎しみ事でそれを用いてしまうと人は感情を爆発させる傾向があり、

また魔力も爆発という所まで反映し、

結果、幾ら魔術師でも感情を抑えられなければ、魔力暴発と同じように魔力に支配される。

それを百も承知でやっているのかと、訝しげに生徒会長は思う。



「クフフ……強大だ。しかし、我には及ばない事を見せ付けてやろう。」



エリスがどれだけ憎んでいるのか、自身が憎まれているのか解っている筈にも、

感情に左右されない魔術のプロと言うものはただ狂喜に満ちて笑っている。

沈黙は続き、魔力による対立は続いている。体育館という隅から隅まで30メートルはある空間全てには、

氷川という桁外れの魔力を保有した肉体を支配した魔力人格と、

ただ海斗が死んだという事実を悟り、怒りに満ち溢れた危険な魔術師との

魔力の対立だけが空間を埋め尽くしていた。


「(そんな事言ってる場合じゃない。)」



生徒会長・月夜はこの対峙から距離を置く。

エリスには視野が無いだろうと彼女は思う『魔術式の解除』

その課せられた使命を遂げられるのは私 只一人なのだろう、と。

何より、止めなければ男の言う通り二万もの町の人達が魔力暴落し軍勢にされる。

一緒に笑った友達も、少し頭の良い後輩も、只、軍勢を作り世界を支配すると言わんばかりの壮大なエゴを理由に

死ぬまで手駒にされるのなら、これはあまりにも酷い事実だと、月夜は動かなければならなかった。

時間が後二分程とまで迫られていたら尚更の事、

月夜は静かな足取りを取り繕うと前へ進むが、焦ってばかりなのか多少の足音が目だっている。



「ハァァァアァァァァァァ!!」



そこでメシアの紅い黒い魔力とエリスの蒼い魔力の衝突。

空間が悲鳴を上げるような甲高い音響を奏でる。



「(ッ!?)」



擦り合うように熾烈な衝突が広がり、衝突から生まれた衝撃波は月夜を含めた外部を大きく巻き込む。月夜は刹那の如く、刀身をあらゆる方向に的確に振り回し障害になる衝撃波を消滅。

しかし、衝突際に発生される衝撃波は次から次へと現れ、迂闊に近付く事は出来ない。



タイムリミットは刻々と迫る。衝突はまだ続き、エリスの感情は炸裂している。



「ククク……力押しで魔術式を木っ端微塵にするつもりだろうが……足らんな!! 足りなすぎるゾォォォォォォォォ!!」



メシアの両手から轟ッと数倍の音が鳴り、魔力の勢いは累乗されたような勢いで増していく。

対立の境界線で保たれていた、魔力と魔力のぶつかり合いにエリスは押されていた。

奥歯を噛み締めながら足を地面に食い込ませ、まだ衝突を維持しようと諦めずに踏ん張る。

しかし、先の戦いで魔力、体力を消費したせいなのか、メシアの魔力が徐々に迫っていく。


そして



「まだ……まだよォォォォォォォ……お?」




足掻いたエリスの声が異様に響いたのには理由があった。

魔力の霧は消えていて、月夜に降り懸かる衝撃は消えていて、

エリスの魔力は消え、何よりもメシアが掌握した氷川の魔力も消えていたのだ。



「ぐ、ぐあああ! どういう事だ!? 」



そしてメシアの膨大な闇が削れるように減り続け、苦言と同時に驚愕の声を表した。

そして掌握していた筈の氷川の身体が横になっている。


エリスも力が抜けたようにひざまづいた。メシア同様、どういう事なのと、怪訝な眼でその先の一つの人影を見据えて。



「全く――氷川と言いエリスと言い魔法諸事情なんてもううんざりだ。」

「え……? 何であんたが生きてるのよ!?」



消えた筈なのに、とエリスは困惑した表情で魔術書を片手に足を引きずらしながら近付く男を見た。

それは紛れも無く青葉海斗の姿。



「何で死んだ事になってるんだよ……。」



苦く口元が歪むと、倒れた氷川の上を漂い苦しみ続ける魔力を見据える。



「魔術式が解除されただと……!? 防御術は張った筈なのに……。な、何故だ!? 何故!?」

「言っただろ? 氷川如きなんかにやられる訳ねーだろって。」



魔術解除は容易な事、と海斗は思い返す。

術式が魔術書を中心に展開され、三次元魔術式が特定の位置に術式を描いて成り立つ物なら、

中心である魔術書の位置をずらせば魔術展開は無効に出来ると、

あの後、海斗は近くの魔術書に手を伸ばし位置をずらしていたのだ。



しかし、それでもと、メシアの疑問は絶えない。



「何故!? あれだけの力を受けて!? 何故!? 魔術書に張り巡らせた結界を突破出来た!?」


「はぁ……。何故何故何故ってうるさいな。こっちも知りたいくらいだ。」



海斗は思い詰めたように深いため息を吐いた。

海斗自身でも自分の身に何が起きたか理解してない、魔力が暴発する訳でも無く魔法に目覚めた事でもない。

しかし、あの時海斗に降り注いだ魔力は間違いなく――



「只、間違い無く言うならあの時、俺はあれほどの魔力を全て喰らったということだ。」

「何だと……?」



紅い魔力が滲み出てる。まるで喰らった力が漏れるように。

メシアの動揺の声。

魔術書の周りには人が近づけないように防御結界を張り巡らせていた。


後数分、完全に完成を見通していたと言うのに、相手が魔力を食らいつくしただと、そんな術式聞いた事無いし有り得る物か。

しかし、現に海斗は生きていて術式は解除されている。

だからこそメシアの思考は焦り無意識の現実逃避をしていた。

追い詰められた状況、その末にメシアが思い浮かんだのは、極めて単純な物だった。



「おのれおのれおのれェェェェェ!」



形も無くなり追い詰められた黒い蒸気メシアが眼にも止まらぬで速さで海斗に接近する。

狂乱、合理的思考を全て捨て、ただ全てを台無しにした海斗を殺す事しか頭に浮かんでなかった。

海斗は速さについていけず不意を突かれたように態勢を崩すと、



「せめて、貴様は此処で殺してやるぅゥゥゥゥゥ!」



狂気に満ちた闇が最後の言葉を紡いだ直後。

それを遮る風の音。

その時、一閃の光がメシアだった闇を両断していた。



「ガアアアアア!!」



悲鳴と共にあれ程まで圧倒的だった魔力が呆気なく消え去ると、海斗の前に現れたのは紛れも無く生徒会長の月夜だった。



「青葉君! 大丈夫?」

「え、生徒会長……? どうして……。」



海斗は困惑する。




「ちょっと込み入った事があってね……私もエリスちゃんと近い立場の人間――」

「何で、じゃないわよ!? こっちこそ聞きたいわ、喰らうってどういう事よ!?」


そこで乱入してきたエリスは顔を真っ赤にし眉を引き攣らせながら言った。

心配かけないでよね、と心の中で一言。



「本当にわからねぇんだよ……。ただ、氷川の魔力が俺の両手に吸い込まれて……。」

「吸い込まれて……どう言うことなの?」



猛烈な速度で魔力を吸い込んでいた光景が蘇る。

強大な魔力が迫る時、苦し紛れに伸ばした海斗の両手が

攻撃を防ぐだけじゃなく魔力を吸い込んでいたという事。

どういうプロセスで原理で発生したかは、エリスにも海斗にも解らなかった。



「いや……解らない。正直、俺は今までこんな力が使えるとは思わなかったんだ。魔術や才能にも恵まれない普通の生活を過ごそうと思ったばかりでな……。」

「しかし、現に貴方は魔力暴発を起こさなかったし、あの馬鹿げた魔力から生き延びたと言う異例の力を秘めてるわ。」

「異例の力……それが何なのか、自分でも解らない。」



そうこうしてる内に、海斗は木片ばかりが飛び散る体育館を見回した。

その中央で横たわる氷川は何事も無かったかのように鼾を欠いている。



「それにしても氷川は……化け物だったな」

「エリスちゃんでも圧倒されるくらいの魔力だもんね」

「あの男は猿の生態形の話についても、この件についてもつくづく謎だわ」



海斗はズルズルと、足を引きずらしながら飛び散った木片へと近付く。

ふぅ……と溜息を吐いてようやく終わったんだと実感しても、目の前の惨状のせいなのか二万もの人間の魔力暴発を阻止したという実感は湧かなかった。



「此、どうするんだ?」



それよりも、先に荒れ果てた体育館の今後について海斗は気になっている。

月夜は頬杖をつきながら、



「これだけの惨事なら政府の隠蔽術式でも使っちゃうか!」



月夜は閃いたように明るい表情で、刀を地面に向けた。

平面な地面に彫刻を刻んでいき異形を描くと、構えるように目を伏せてこう唱える。



「汝、我の契約の下に召されよ。」



と言った後に水滴を故意に零すように、些細な緑の魔力を陳に放出すると煙が舞った。当然、魔法諸事情に慣れない海斗はそれが何なのか解らず、

ゲホゲホと咳ばらいしながら目を細めた。

煙が晴れた直後に現れたのは百八十センチメートル以上はある背丈に、

黒いビジネススーツに包まれた紅い短髪、黄色い瞳をした引き締まった体格の男。

それが気障に微笑むと、呼び寄せた月夜に低い姿勢で近付いて

彼女の右手を前に優しく掴みだせば人差し指に唇を付けて、



「フッ俺を呼んだかい? ハニー」

「だぁーかぁらぁ!! ハニーは止めて!!」



ベシッと、月夜の平手が男の頬に心地の良い音を響かせた所。

それでも男は気障に微笑んで、エリスは背筋を凍らせたように後退りする。



「フッ。ツンデレハニーも素敵だぜ。ところで、用件はなんだい? やっぱり夜一人だと淋しいのかい?」

「違うに決まってるでしょうが!! あれよあれ、見ての通り随分と荒れたから修復して欲しいの」



恥ずかしさ故に微かに頬を紅く染めながら月夜は地だんだを踏むと、

優しげに微笑んだスーツ男は何を勘違いしたのか。



「安心したまえ、幾らハニーが乱暴でも、俺とハニーの関係は紅い糸で結ばれてるか……」

「そっちの修復じゃないの!! 体育館修復をしてよ!!」

「フフフ……ツンツンハニーも堪らないなぁ。よし、私『始末人のフォートレス』が貴女の期待に応えて差し上げましょう。」



パチン、と指を鳴らすと、散らかっていた木片が移動し惨状だった体育館が、みるみる内に修復されていく。



「すげぇ……。」

「流石、日本政府の始末人。情報隠蔽時に使われる修復魔法は私より器用みたいだわ。」

「は? 日本政府?」

「あら、貴方知らないの? 日本政府は自衛隊しか保有してないけど米国政府との密約で魔術師軍隊は保有してるのよ?」

「はァァァァァ!?」



海斗は目を丸くしながら首を傾げた。

自分の力と言い、異界人と言い日本政府。

まだまだ魔法諸事情は当分抜け出せそうに無かったと、海斗は心の中で溜息を吐いた。

六話は終了です。次話へ続きます。

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