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オラシオン  作者: とりあえず全国の山田に捧げる
Chapter:Ⅳ Second World
57/61

Episode 55 Mission Start

サボりにサボってます。すみません。

「……ねえ。やっぱりやめない?」


「やめると思う?ほら、見えてきたじゃん」


「私の勘だとまだまだ到着まで時間掛かる。帰ろう。ね?」


「他にマシな作戦絶対あると思いますしね」


「だよね!?」


「けど俺には良さそうな作戦思い付かないんで、諦めて頑張りましょう」


「いやあぁぁ………」



まあ、いきなり『お前戦闘機操縦しろ』なんて言われたらこうなるよね。

………絶対他に良い方法あったでしょ。



「もう1つ目的があるから仕方ないんだよ。両方達成する方法これ以外に思い付かなかったんだよ」


「はぁ!?急にそんなこと言わないでくださいよ!それで、もう1つの目的って言うのは?」


「マジ………じゃなくて、魔力の塊って聞かされてるんだっけ?それの回収」


「あっ………」



完全に忘れていた。

そういえば最初の目的は、魔力の塊に触れるのと両親について聞きに行くの2つだった。

色々あって、忘れていた。


結局、両親の過去についてとかは分からなかった。

色々謎も多いけど、多すぎてよく分からない。


そういえば、何故俺みたいな奴が前世で普通の生活を送れたのかとか、大昔の神話のこと、色々聞き忘れてた。

全部答えるって言ってたのに、なんでそんなチャンスを逃すんだろうな。


………なんで、今になってそんなこと思い出すんだろう。



「到着。じゃあ行くか。変装とかはもう大丈夫……だよね。じゃあ行くよ」


「進むんですか?どうしても?あの、なんか言って………ちょっ」



アストさんは悲痛な願いを完全に無視し、先に進んだ。

ソアラさんの気持ちは分かるけど、俺だったらもういい加減諦める。

元々命なんて捨てたようなものだし。



「それで、どうやって行く―――」



そして、都合良くビーッと大きな警報音が鳴り響いた。



「おっ、時間通り!」


「……なるほど。どさくさに紛れて突っ込むと……」


「雑過ぎる……」



4人中3人が呆れている中、



「大丈夫だってぇ~。これで行けるんだもん」



と、当の本人は余裕な態度を見せる。

その余裕はどこから来るんだ……



「行くよ。2分間しか自由に動けない」


「よくそんなことまで分かりますね……」


「君、アルケニア……だっけ?巨大コンピュータを再起動したの覚えてる?」


「あーなんかやったような………やってないような?」



覚えてない……

おそらく奪還作戦中の出来事だと思うけど……



「………まあ、それのおかげで未来の予測とか色々出来るようになったの」


「え?魔力を使って未来を見る……ってわけじゃないんですか?」


「厳密には違うね。こっちは機械を通して未来を予測してるだけ」



にしては随分と自信ありげだ。

恐らく予測の精度がかなり高いのだろう。

実質、未来が見えると言っても過言では無いのだろうか?



「じゃあ変装して行くか。まあ多分バレないでしょ」




---




「撃てーーッ!!」


「バレてんじゃねぇかァッ!!」



途中までは上手く行けたが、3分ほど経ったらすぐバレた。

想定よりも少し長く動けたが、出来ればもう少しバレて欲しくなかった。



「意外と!まだ残ってたけど!行ける!」


「ハァ……敵は少ないには少ないけど……!」



敵を倒しながら進んでいるが、一向にたどり着く気がしない。

俺の場合は全ての敵を峰打ちで倒しているから、余計体力を消耗する。

何とか頑張ってはいるが、2秒毎に疲れが襲ってくる。



「もういっその事殺っちゃえばいいの、に……っ!」


「殺しませんよ!あんな奴の思い通りにはなりません!!あの気持ちがが本当にアイツの人格によるものなら、尚更ァッ!!」



あと少しでたどり着くはずなんだ。

もう少し、踏ん張らないと。



「危ねぇぞ!」


「うわっ!………助かった」



アストさんが周りの敵を撃ち倒し、ロイドが魔法を使って上手く道を作り、俺が残りの敵を倒す。

上手く言ってるが、そろそろ限界だ。



「あとちょっとだから踏ん張れ!!」



もう少しなんだ。

だから、


あとちょっと、

あとちょっと、


あと―――



「お待たせしました!」


「遅い!!待ってた!!」



味方と思われる者が何人もの押し寄せてきた。

数十人……百……とにかく沢山の人達が来た。



「あとは私達が!」


「頼んだ!」



そう言って、リーダーらしき人は後ろの敵を倒すために銃を構えた。

一先ず安心、なのか?



「あの人達は?」


「警報鳴ったろ?爆弾班がやってくれたの」


「………爆発好きな人なんですか?」


「うん。大好き」


「………………………」


「ほら、着いたよ」



さっきの人達が現れてから20秒程で着いた。

扉を破壊し、そこには戦闘機があった。

情報通りでよかった。



「あっ、もしかしたらこれは罠で、これが空中分解するとかするんじゃ?」


「……………は、無さそうだよ」



そう言ったアストさんを見ると、目が青色に光っていた……ような?



「じゃあ行こうk

「大丈夫きっと大丈夫大丈夫大丈夫………」


「アストさん………あれ絶対大丈夫じゃないですよ」


「うん………予測結果では何度やっても成功してるし、大丈夫なはず……なんだけど、不安になる」


「大丈夫じゃないから不安になるのでは?」


「かもね。それに、一番不安なのは多分あの子なんじゃないかなって思い始めてる」


「ロイドが?」


「だって、まだ一言も喋って無いよ」


「あ、確かに」



やっぱりこの作戦、不安要素しかないんだが。

俺はそうでもないけど、ロイドが不安なら乗る機体交代するべきか?



「アストさん、俺がソアラさんのに乗ろうと思ってるんですけど」


「無理。君には聞いておきたいこともあるってのもあるけど、まあ色々事情があるんだよ」



ダメか……

この作戦、大丈夫じゃないよなぁ……



「じゃあ行こうか」


「ロイドくぅ~ん………やらかしたらごめんねぇ~……」


「あ、はい」



……不安だ。


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