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オラシオン  作者: とりあえず全国の山田に捧げる
3章 ソトノセカイ
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21話 そしてやってくる

--ライン視点--




「クラウスくんが、行方不明……か。どうしたものか」


「ラインさん。たった今情報が入りまして……」


「何だ?」


「セントラルタワー内部を調べた所、操作盤がある部屋には何も影響は無かったようで……」


「影響がなかった?まさしく、奇跡だな」


「いえ、近くには人間の肉らしきものがあったようです。身元は判別できないほど酷い様子でしたが、情報通りでしたら魔物を倒しに戻ったAランク冒険者のロイター・エルドかと」


「次期英雄とまで呼ばれた強者が……惜しい人物を亡くしたな」



確かルークに憧れてたんだっけか?

憧れでSランクに上り詰める実力を得るとは、裏での努力が知れる。


この戦いを生き残ったら間違いなくSランクに昇格だったが、残念だ。

……いや、功績を称えて彼を英雄とするべきか?



「それともう1つ」


「どうした?」


「クラウス・アレリウスのものと思われる腕が見つかりました」


「何!?クラウスくんは今どこに!?」


「それが、腕が落ちていた場所の周辺を探しましたが、見つからず……現在も捜索は続けていますが」


「そう、か。わざわざありがとう」



相変わらず行方不明、か。

確か自分で腕を切断したんだっけ?



「あ、近くにはこの折れた剣が落ちてました。それでは、私はこれで失礼します」



渡された剣は、俺が渡した剣だった。

一瞬、ルークの剣はまだクラウスくんの近くにあることを想像した。


何だか寂しくなる。



……あんな高さから落ちたんだ。

生きているわけがない。


突如、そんな考えが過ぎってしまった。

自分が塞いでいた考えが、出てきてしまった。



「……すまん。ちょっと、トイレに」



……いい子だったのに、なぁ



『トイレに行く前に、ちょっといいか?』


「……? どうか、されました?」


『そっちの世界に行くことになった』


「……え?」


『あと数時間したら着くと思う』


「ちょ…………え?」


『それを伝えに来ただけだから』



ゼウス様が、ここに来る?



『あとそうだ。あの子はこんな事じゃ死なないよ』


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