最終話、まんじゅう先生の次回作に、ご期待ください【週刊漫画雑誌連載打ち切り風】
最終話、まんじゅう先生の次回作に、ご期待ください【週刊漫画雑誌連載打ち切り風】
朝日が昇る頃、ベランダで先生が大声で叫ぶ。
「仕事が終わったンゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
近所迷惑である。
いつものように締め切りギリギリまで書いていたので、迷惑を考えずに喜んでいるようだ。
「さて、仕事が終わったからツブヤイターの返信をするンゴねえ。」
と言いつつスマホを操作する先生。
フォロワーや、そうじゃない人たちからのコメントをチェックしていく。
先生のファンだろうか、先生の書いた書籍をカメラで撮って画像をアップしていた。
火巣寺「昨日アニメ専門店で買いましたw」
「好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き、抱かれてあげるわww」
と御礼のコメントをする先生。
次に、先生が作った夜食の画像にコメントが書かれていて、
一般ピーポーヒーハー「ゲロに見える。」
「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!テメーーーーーーーーー絶対に許さない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
と返信する先生。
あと同業者のコメントへ
クソラノベ3銃士「1時間に1万文字書くのは普通でしょ。面白さ?そんなの無くても本は売れるんだよね。その辺は編集部の連中が読者騙して売り付けるからさww」
「パワハラパワハラパワハラパワハラパワハラパワハラパワハラパワハラパワハラパワハラパワハラパワハラパワハラパワハラパワハラパワハラパワハラあとテメーと、その出版社は潰れてしまええええええええ!!!!!」
と返信した。
「ふうーーーーーーーー、たっぷりとツブヤイターンゴね…………………………(。´・ω・)ん?」
レアチーズが先生宛に画像付きのコメントが来ていた。
レアチーズ「今日からコンビニとアニメのコラボ弁当が発売だお(*^-^*)。早速買ってきたのでアニメのキャラのマネをしながら食べるお。美味い!美味い!美味い!美味い!」
と美味しそうな弁当を見ていた先生の、お腹がグーと鳴る。
「うんむ、よもやよもや、腹が減ったしワレも弁当を買ってくるンゴかねえ……」
色々準備をして外へ出かける先生。
そこへ元気よく声をかけられる。
「おはようございます、先生。」
「ンゴ!優ちゃんか……おはよう。」
笑顔で挨拶する優。
優の右腕と右足は本物と見間違うくらいに精巧な義手と義足を付けていた。
大学の研究にもスポンサーが付いて、開発の資金が増えたと岩田も喜んでいた。
義手と義足のおかげで松葉杖での移動も少し楽になったようだが……
「男の子たちは、以前のロボットアームみたいなのが良かったみたいで……」
「中二病ンゴねえ……」
優は学校へ持っていってる鞄の他に花束を持っていた。
先生は何かを察して、それについては何も言わなかった。
マンションの下では車椅子を持ったアズミとケンジが待っていた。
「お姉ちゃん、おはようございます!」
「おはよう。」
「二人とも、おはよう。」
優は車椅子に座る。
この車椅子も性能テストのために提供されたものだ。
ケンジが一人で押すとワガママを言って一人で優を押す。
優は、こっそりと電動にして、ケンジを助けてあげる。
学校も職員の自転車置き場の一部を車椅子を置く用にしてくれたり、少しバリアフリーの工事をすることになった。
先生はコンビニに行かずに優たちに付いて行く。
ある程度進むと道端に花束が置かれた場所。
優の友達が亡くなった所だ。
献花して手を合わせる優。
捨てる事など、忘れることなど、できない。
これからも色んな困難が、あるだろう……
それでも背負って生きていく優。
でも一人じゃない、支えてくれる大勢の人がいるから。
「行ってきまーす!」
笑顔で先生と別れる優。
その笑顔は以前のようで……
「もう大丈夫ンゴねえ……」
そう言って先生はコンビニに向かうのだった。
終わり
思ったより長い話になりました。
まあ書きたい事は全部書けました。
ありがとうございました。
少し休みつつ動画投稿のほうを、やっていきます。
あと、まんじ先生監修ありがとうございました。
では、また次回作で。