町中探索
進みが亀さんです。
気まぐれな久々投稿。
待ってくれている方(いたら嬉しい)ゴメンナサイ
はい、というわけで、町中です。何がというわけなのかはともかく、町中です。
普段の自分なら普通なのただの一般人として歩けただろうけれど、今日はそうもいかなかった。
「ヘリアさん、この街では魚介類が豊富なんです。付近で一番大きな街なので農村から売りにくる人が多いんですよ。おかげで領地がお金に困る心配も少ないんです」
「へ、へぇー・・・」
どこかで似たようなことを聞いた気がするが、それはさておき。
あの、ね。ソフィエラおじょ―――――
「・・・(にっこり)」
ビクッ!
えー、もといソフィがね。ずっと手を握ってるんですよ。それはもう肉食獣が獲物を逃すまいとするが如く、ギューっと握ってるんですよ。それどころか、たまに腕にむぎゅっと抱きついてきさえするんですよ。
端的に言って、犯罪臭がやばい。年端もいかない幼気な少女とこんなことする(元)男の図。見た目だけなら微笑ましいだけだろうけど、中身をしってるとね、うん。お縄につかなきゃいけませんかね。
そんなわけで現在俺は、劣情を抱かないためにひたすら無心に近づきつつ、それでいてきちんとソフィに返事を返すという高等技能を―――――――
「あ、ヘリアさん!お目当てのギルドです」
「っ!ギルド!」
あっ、気が抜けた瞬間にソフィが抱きついている俺の右腕に柔らかくてあったかい膨らみが―――――
ぷしっ
「へ、ヘリアさん!?急に鼻血を・・・だ、大丈夫ですか!?」
「だ、大丈夫だから。大丈夫だからさ。お願い、ちょっと落ち着かせて」
「は、はい!」
どうしよう・・・俺の女性経験の少なさが仇になってしまった。
うん。
とりあえず。
領主様ゴメンナサイっ!!(内心土下座)
ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ。