59/177
拍手 059 百五十六話 「帰る者、去る者」の辺り
「そういえば、どうしてあなたの都市を先に再起動しなかったの?」
「だから、教えたじゃない。罠があって、引っかかっちゃったんだってば」
「そうした警戒をするのも、支援型の勤めですよ」
「うー。姉様は知っていたから言えるのよ」
「大方、再起動に目がくらんで周囲の事が目に入らなかったんでしょう」
「ぎく……」
「もう少し、視野を大きく持ちましょうね」
「はあい」
「ところでパスティカ。気づいていて?」
「ええ、もちろん」
「あれは放っておけないわよ」
「それはそうなんだけど……でも、どうやって?」
「まずは、主様の憂いを晴らす事から始めましょう」
「憂い?」
「お仲間とはぐれているのでしょう? その方達を見つけるのが先です」
「えー? でもお」
「面倒くさがりは、あなたの悪い癖ね」
支援型達の気ままなおしゃべり。




