表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「オダイカンサマには敵うまい!」拍手の中身  作者: 斎木リコ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/177

拍手 004 九十一話 「帝都本部の引き取り所」の前辺り

知りたい。

この名前をつけた人の事。

出来たら、お話ししたい。

間違っていなければ、きっと話が通じるはずだから。

でも、顔も知らない人のところに、いきなり行って話を聞いてもらえるのかな?

そうしたら、ザハーさんの仕事仲間のゴーゼさんが、教えてくれた。

私の名前を騙った人に、婚約者を奪われた人が、私が話を聞きたい人だって。

何それ。そんな人知らない。何で勝手に私の名前……他にも、いくらでも偽名なんて考えつくだろうに、どうして私?

でも、その人は少し前に捕まったって聞いてる。帝都で悪い事をしていたからだって。

わずかな繋がりだけど、ここに賭けるしかない。

ゴーゼさんは大丈夫だって言ってくれたけど、やっぱり心配。

もし、間違いだったら。

頭のおかしい子だって思われるんだろうな……

でも、やっぱり行ってみる!

こっちに来て覚えた事に、行動してみるってのがあるから。

あのまま日本にいたら、きっと流され人生送っていただろうな。

でも、こっちでは流してくれる流れなんてない。自分の身は自分で守らなきゃいけないし、自分の生活だって自分でどうにかしなきゃいけない。

だから、勇気を振り絞って会いにいってみる。

駄目だったら……帰ってから大好きなお菓子を食べて泣いて忘れよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ