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拍手 024 百二十一話 「新しい依頼」の辺り
ネーダロス卿の屋敷の工房には、とある仕掛けが施してある。
「うーん……こっちでもない……じゃあこっちか? ……あ!?」
魔力結晶のつなげ方を模索しているティザーベルは、結晶を間違った回路につなげてしまい、爆発騒ぎを起こした。
「げほっげほっ。それにしても、この工房って凄いなあ」
割と大きな爆発だったのに、工房の中はおろか外にも一切響いていない。工房に置かれた各種道具類や素材類にも、影響はなかった。
屋敷の工房の仕掛け。それは、中でどんな爆発を起こしても、人にも物にも損害を出さないというものだ。おかげで、何も恐れずに実験が出来るというもの。
ただし、ティザーベルは知らない。この工房での爆発回数はきちんと記録が取られている事を。




