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拍手 002 八十六話 「しつこい男」辺り

くそっ! 余り者の癖しやがって、俺に逆らうなんざ、百年早えんだよ!

ああ、だがどうしたもんか。

もうシンリンオオウシは手に入ると言っちまったしな……

素材が手に入らなきゃ、最悪俺が殺されちまう。

ちくしょう……あいつらが賭け事なんぞに誘いやがるからだ。

何が「金ならいくらでも貸す」だ!

最初っから俺を巻き込むつもりでいやがったんだ。

不正の手助けくらいならどうって事ない。

リサントにゃ悪いが、あいつの要領の悪さが原因だ。恨むなら自分を恨めよ。

それより、問題はあの余り者だ。

どうやってシンリンオオウシの素材を取り上げるか……

いつの間にやら腕の立つ仲間を引き連れやがって。

ちくしょう……ちくしょう……

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