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「オダイカンサマには敵うまい!」拍手の中身  作者: 斎木リコ


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172/177

拍手 172 二百六十九「のろけ」の辺り

「レモ! あなたが好きだ!」

「お? お、おお、ありがとさんよ」


「レモ! あなたが好きだから、男女の仲になりたい!」

「……そういう事は、もうちっと密やかに言うもんじゃねえのかねえ」


「レモ! 好きだ! 付き合ってくれ!」

「どこに……っていうのは言っちゃいけねえんだろうなあ。同じエルフの男の方がいいんじゃねえのか?」

「私は、レモがいい」

「悪いが受け入れらんねえ」

「そうか……」


「レモ、やっぱり私はあなたが好きだ。あなたの子が欲しい!」

「だから、そういうのは……って、ちょっと待て。人間とエルフって、子が出来るのか?」

「多分。解放した女性に聞いたところ、毎日薬を飲まされていたらしいぞ。あ、その薬もちゃんと治療で抜いてもらっている」

「そうか……一瞬ぞっとしたぜ」

「と言うわけで――」

「もうちっと若い男にいってくんな」


「レモ……どうしてもダメなのか?」

「逆に聞くが、どうして俺なんだよ? くたびれたおっさんだぞ?」

「それは関係ない。私は、あなたがいいんだ。他の男は、いらない」

「こりゃまた……」


「なあレモ。後悔してるか?」

「まさか。後で悔いるくらいなら、最初から手ぇ出しゃしねえよ」

「そっか……」

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