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拍手 017 百十一話 「条件」の辺り

「大森林って、やっぱりヤバい場所なんだ……」

「何を今更。だからこそ、帝都からも冒険者が来るんじゃん」

「それだけおいしい場所って事か……冒険者にとって、おいしい=危険だもんね」

「まあね」

「で、そのおいしい森にひょいひょい入って次から次へと魔物を狩ってきてたあんたって……」

「腕のいい冒険者ですが何か?」

「とりあえず、そういう事にしておこうか」

「いや、ちゃんと結果出してるでしょうが」

「それでも、等級低かったんだねー」

「ねー。何でだろうねー……って、あの支部で不正があったからだっての」

「あ、そっか」

「まさか、あの平和な支部で不正がされていたなんてねえ」

「……平和、か?」

「平和でしょ? 冒険者同士の諍いはあっても、殺し合いにまでは発展していないし、新人いびりもなかったよ?」

「え? あんた、いびりに合わなかったの?」

「うん……あれ? あったの?」

「って、聞いてるよ?」

「おやあ?」

「あー、まあ、魔法士相手に面と向かっていびる奴なんて、いないわな。裏でやろうにも、あんたボッチだし」

「ボッチゆうな!」

「一応、支部長の睨みが利いていたからって事情もあるけどね。でも、やっぱり大なり小なりあったらしいよ」

「今知った。衝撃の事実」

「田舎なんて、閉鎖的だもん。そりゃいびりもいじめもあるよ」

「陰湿だのう」

「本当にね。やー、そう考えると、本当、帝都に出てこられて良かったー」

「うん、誘ってくれてありがとう、セロア」

「どういたしまして。またご飯、行こうね」

「うん」

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