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やっぱり私は、君が好き  作者: クールホーク
13/14

気持ちが重なった。

直也……さん?


信じられない。そりゃぁ、人間誰しも一度はファミレスとかにくるだろうけど……。

別にここら辺は、ファミレス、レストランは、一般の街レベルにある。


けど、そんな中、この”アイゼリサ”に来るということに驚きなのだ。


「ひーちゃん。まだ学生だから……、アルバイト? スゴイなぁ」

この変態野郎!

なんどボコボコにしてもこりねぇな!


「直也さんと……、その奴隷たち……。

なんでここに……? 」


あ、そういえば、CとFがいない。

どこ行ったんだろう。


「お、俺らが奴隷ぃ〜? ひどくね? w

俺の名前は『椎名しいな 鄙毅ひなぎ

まぁ覚えといてな」


Bは、綺麗に染まった茶髪の髪をかきあげながら、そう言った。


「俺は風魔。『白鬼はっき 風魔ふうま

なんでここにきたのか? 食事するために決まってんだろ」


Dは、風魔さんか……。

これまたスゴイごつい名前の人だなぁ。


「俺は『三条さんじょう 紅亜べにあ』。

こん中では、一応一番最年長なw」


!? こ、こんな身長低い子が……、最年長〜!? Eが!?

一番年上の人が、ナ、ナンパ……? のリーダーじゃないの?


「ちなみにみんな何歳……なの? 」

素朴な質問。

ちょっと知りたくなった。


「俺は18。鄙毅は16。風魔が19で、紅亜が20」

そう直也はいう。


あ、そういえば、直也の苗字は、苦新螺くにいらだそうです。


Cはどこ?


「あ〜。『春雨はるさめ 来夢らいむ』のこと?

あのクール野郎w」


来夢……。どっかで聞いたことあるなぁ。


白瀬は頭を抱え込んだ。


白瀬はもともと、悩んだら最後まで思い出したいタイプなのだ。


「……。来夢が誰だか思い出せないの?

はぁ〜。これだから女子力の無い若者は……」


イラッ!


紅亜さんだけには言われたく無いね!


「おい、そんな言い方ねぇだろ。

ゴメンな〜、ひーちゃんw」


うぅ。


鄙毅さん、カッコいいなぁ。

顔が光ってるよぉ〜!


このナンパめっちゃされる私にはわかる。


今回のナンパ……。


めっちゃ最高の人やん!


「来夢。

グレイト・ダイヤモンドっていうジャニーズグループの、

よく回転してる人な。

ちなみに今日来てない、もう1人のやつは、『平良へら 星奴せいな』。

肩チラ見せしてるやつ」


キャ、キャーッ!


ウ、ウソウソウソウソウソウソ!


こんなことあるわけ無い!


な、な、な!

グレイト・ダイヤモンドォ!?


グレイト・ダイヤモンドは、世界的に有名で、

日本人なら誰でも知っているジャニーズチーム。


ファンは、5億なんて少ない。10、20億人ぐらいのファンを持っている。


握手会はチケット10分で完売。

調子いいときは2分で完売ってのもあった。


私はジャニーズとか興味無いけどね。


じゃあなんで、キャーッ!なんて言ったかって?


この前Twitterで見た話なんだけどね……。




【直也似って言われたんだけど、どお? 】


直也ぁ? 誰それ。

あー。最近よくテレビで見る、グレ……ダイヤ?

まぁそんな名前のジャニーズのリーダーのことか。



うわっ!3分でいいねが2万!?

この人のフォロワー数、最初は5だったのが、1万2千までふくれ上ってるよ!?


しかも#直也似 って言うのもあるしww


なにこれ!




こんなことがあったわけですよ。


ならさ、本人だったらどうなるわけ!?


一気に私も有名人〜!


「ねぇ、聞いてる? ひーちゃん。

なんかメガネかけたヒゲ生やしおじいちゃんに呼ばれてるよ!」


ふぇ!

な、な、な!

店長!


「すみません!今行きます!」


あー!もう最悪!

空気悪すぎるよぉ〜!


「おい。

さっき白瀬が話し込んでたあいつら、

この前のナンパ野郎? 」


突然黒瀬に話しかけられたので、体が跳ねる。


「そ、そうだよ? 」


なんでそんなこと聞くわけ?


「……んでだよ」

「は? 」

なんか言ってる。


なに? 聞こえない。


「……ざけんなよ……。ウゼェんだよ」


へ? う……ざい?


「なんでウザいの!」

急にウザいなんて……。どうしたの? 黒瀬。

私は黒瀬になんか悪いことしたの?


「仕事ほったらかしにして。

嫌になんだよ!」

そんなこと?


「だ、だって驚いちゃって、ここにいる理由知りたくて、

すごい有名なジャニーズグループだって知って、

話し込んじゃって……」


「そういうのが嫌なんだよ!

話すなよ……。あいつらと一生話すなよ!

ムカつくんだよ!そういうの!」


話したい人と話すと、怒られんの?


ひどすぎるよ。


いくら私のことが嫌いでも、直也さんたちの前で怒らなくたっていいじゃん。


話したいと思った人と話ぐらいさせてよ。


最近黒瀬、ひどいよ。


急に怒鳴ったりして。


もう嫌。


黒瀬と一緒にいたくない。

最近の黒瀬は嫌だ。


「嫌だよ!そんなひどいこと言う黒瀬と話したくない!

なんでなの? なんで気持ちが伝わんないの?

こんなに私は黒瀬のことが好きなのに!」


えっ?

今私、なんて言った?


周りがざわつく。

そんな中、私は自分の言った言葉が理解できていない。




「なんでアボカドのサラダもできねぇんだよ!あんな初歩的なこと!」


はぁ。そんな白瀬も可愛いな。


「あ? できなかったら悪いのかよ!

要領が悪くて悪かったな!

人には向き不向きがあるの!

そんなことも分からねぇで

人に散々怒鳴り散らして!

てめぇみてぇなやつ、大っ嫌いだよ!

話しかけんなカス!

いっぺん地獄に落ちて、

自分の言い方のどこが悪かったのか、

反省してこい!」


!?

し、白瀬をマジギレさせちゃった!


違くて……。いや、怒らせたかったわけではなくて……。


あぁ、人生終わったわ。


黒瀬は呆然と立ち尽くす。

まるで、本当に地獄に落ちてしまったのかのように。



ん? 白瀬帰って来るの遅っ……。

店長に教えてもらてたはずなんだけど。


「店長!白瀬、何番テーブルに行ったかわかります? 」

遅いから、俺から叱りに行ってやる!


なるほど。38番テーブルだな!


「おい、白……」


こ、こいつら、ナンパ野郎じゃねぇか。

クソ!俺の白瀬が、汚れてしまう!


……。


なんだよ。

俺と話してる時より楽しそうじゃねぇかよ。


イラつく。



白瀬は何事もなかったかのように、軽やかに店長の元へ行こうとする。


「おい。

さっき白瀬が話し込んでたあいつら、

この前のナンパ野郎? 」


白瀬はあんま悪くないけど、イライラをぶつけるようにして、

強めの口調で聞く。


「そ、そうだよ? 」


そんなの知ってる。


あいつらとなに話してたんだよ……!


「……んでだよ」

「は? 」


なんでなんだよ。

イラつく。


『は? 』じゃねぇよ。


「……ざけんなよ……。ウゼェんだよ」


なんで?

俺は白瀬が好きなのに!

なんでわかんねぇで、あいつらと楽しそうに話すの?


「なんでウザいの!」


なんでわかんねぇの?

俺がなんでこんなにイラついてっか、わかんない?


「仕事ほったらかしにして。

嫌になんだよ!」


ちがう。


こんなくだらないことじゃない。


俺はもっと言いたいことがある。


けど言えないよ。


好きだなんて。



「はーい。

中学校生活最後の学年だから、

なんか楽しいことやろっか〜」


中学の担任が急に言う。


楽しいこと? いいよ。そんなのやんないで。

めんどくせえ。


「はいはーい!肝試しなんてどう? 」


このクラスのリーダー的な女が言う。

みんなは賛成って言ってる。

俺はぶっちゃけやりたくない。


小学6年の時、肝試しやって、その時クラスで一番可愛い……と

言われてたぶりっ子やろうと手をつなぐことになって、


「美男美女カップル〜」

って茶化されたから、肝試しとかやりたくねぇんだよ。


「あれー? 黒瀬君、1人だけ手をあげてないけど、

反対なのぉ〜? 」

「んあ? あー。肝試し? 賛成賛成」


面倒くさいから、ここは周りのやつに合わせとこ。



「はーい!じゃぁ、みんなで楽しんじゃうぞ〜!」

40過ぎのババアが、はしゃぎ過ぎなんだよ。


適当にくじひこ。

ぶりっ子と、暴力女……。白瀬は勘弁。


お、7番。

ラッキーセブンじゃん。


なんかいい人の予感が……。


「しませんでした」

「はぁー!? なにがしませんでした、よ!

悪かったわね!私で!私も黒瀬なんてごめんだよ!」


なんで白瀬?


「うわー!みんなみんな、今回の、マジで怖いよ!」

そう、クラスのお笑い芸人みたいな男子はいう。


へぇ。怖いほうがいいじゃん。


いよいよ俺たちだ。

7番だから、すぐ俺らの番は来た。


「く、くぅろぉせ!ま、前行ってよね!」

え?

白瀬って、こういうの苦手なんだ。


ニヤリwww


「わ!!」

白瀬を思い切り脅かす。

こんなところは、まだガキンチョだな。


「キャーーッ!」


思った以上に驚いてくれた……って、え!?


白瀬の頬をつたる水。


泣いてる?


「ご、ごめ、白瀬っ」

「うっさい!最低!」


うわぁ。怒らせちゃった。


けどなんで? 他の女子が泣いたって、

どうも思わないのに、白瀬が泣くと、心がギュってなる。


絶対に泣かせたくない。




俺は白瀬が好きなんだ。


なのに……。


「だ、だって驚いちゃって、ここにいる理由知りたくて、

すごい有名なジャニーズグループだって知って、

話し込んじゃって……」

「そういうのが嫌なんだよ!

話すなよ……。あいつらと一生話すなよ!

ムカつくんだよ!そういうの!」


あいつらと仲良くしないでほしい。

あいつらと話してる白瀬を見ると嫌になる。


俺だけのものにしたくなる。

だからあいつらと仲良くして欲しくない。


え?


し……ろせ。

なんで泣いてんの?


ちがうんだ。

泣かせたいわけじゃない。


ちがうんだよ!なのに……。


「嫌だよ!そんなひどいこと言う黒瀬と話したくない!

なんでなの? なんで気持ちが伝わんないの?

こんなに私は黒瀬のことが好きなのに!」


え?

好き……?

白瀬が俺のことを?


白瀬の顔がみるみる赤くなっていってる。


本当なんだ。

本当に白瀬が俺のことを……?


マジで?

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