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脳移植で女にさせられた俺は  作者: ハル
第一章 女になりました
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第四話 可愛くしましょうね♪

前に言い忘れてましたが、日和ちゃんの姓は

小坂(こさか) 日和(ひより)です。6歳の小学校1年生という設定です。

「さて、お母さんが向こうで待ってるから。早く行こう?あ、勝負の判定、優希じゃなくて雪ちゃんでいいわよね?」

「さっきの、『どちらが優希ちゃんを可愛く出来るか』ってやつですよね?いいですよ?」


雪平、もう俺のこと【優希ちゃん】って呼んでるし。対応速すぎだろ。




「さて、最初はお母さんから。」

「優希はぱっと見幼児体型だから、小学生の女の子と同じような服を着たら可愛いと思ったから、さっき見かけた子のような服を持ってきました。」


え〜っとなになに?白の短パンっていうか、何だっけか。これ。ホットパンツだっけ?白のホットパンツに、裾にヒラヒラが付いた水色のTシャツだな。


「後は、髪をくくるためにシュシュを買ってきました。」


そう言って母さんが袋から出したのは、ピンクのシュシュ。え、もう買ってきたのか。


「ちょっと優希後ろ向いててね〜。」


個人的にこのコーデならポニーテールが合うと思います。どうでもいいね。うん。

母さんはどこからか取り出した櫛で俺の髪をとかし始めた。


「うわ!優希の髪、超サラサラ!枝毛全くないんだけど!」


枝毛がないのは良いことだと思うな。うん。だって枝毛ないほうがいいってよく聞くし。

母さんは俺の髪をポニーテールにして満面の笑みを浮かべている。お、気が合いますね。俺もこの服ならポニテがあうと思った。




「うわ、可愛い!優希が超可愛い!」

「でしょ?私が考えたんだから当然でしょ?」

「お母さんすごい!私尊敬するよ!」


あの、恥ずかしいからやめてね?


「さぁ!雪ちゃん。判定をどうぞ!」

「え?判定?どうすればいいですか?」

「点数をつけて欲しいな。」

「うーん、90点!」


え、高い。


「じゃ、次は久野先輩ですね。」

「うーん、あんなの見せられたら出しづらいんだけど………」


姉ちゃんが出したのは、両腕両肩が剥き出しで、さっきのより露出度が高めの………何だっけ。ワンピースってやつかな?それともサマードレスっていうのか?

あと、薄いピンクの薄手のカーディガンかな?違うかもしれないけど。

今は春で、季節外れではあるが、今年の春はなんか暑いからこれもいいかもしれない。ていうか、個人的にはこっちの方が好きかな。どっちかというと清楚系女子が好きだからね。

どうでもいいけど、女性の服の種類って多すぎない?


「お母さんの言うとおり、優希はぱっと見幼児体型で、そういう服が似合うと思ったけど、優希のスタイルならこういう服でも大丈夫かなって思ったんだけど。」


白のワンピースにはやっぱり黒髪ロングですよね。麦わら帽子をかぶって草原に立てば、もうそれは素晴らしい絵になるだろうね。

あくまで個人的な意見です。


さて、あんま乗り気じゃないけど、逆らうと後が怖いから観念しますか………




「優希、まだ〜?」

「もう終わった」

「じゃ、出てきて!」


行きますか………


「可愛いと言うより、美人だ…………」

「うん、優希ちゃん、すごい美人…………」

「さっきの幼さは何処へ……………」


なかなか高評価をいただいている。え、美人?主旨から離れてない?


「雪ちゃん、判定をどうぞ。」

「文句なしの満点、と言いたいところだけど主旨が違うからマイナス5点。」


てことは、姉ちゃんは95点。姉ちゃんの勝ちだ。


「やった!私の勝ち!と言うわけで、優希!今日はお姉ちゃんと一緒にお風呂入ろう!」


あ、忘れてた………この勝負、ただ服を着て終わりじゃなかった………


「仕方ない、今回は悠穂に譲りますか。」

「久野先輩、優希ちゃんとお風呂入るんですか?いいですね。私も一緒に入りたいです。」

「じゃあ、あなた達は銭湯にでも行ってきたら?雪平さんのところには私が連絡するわよ?」


あの、雪平?この変態に付き合わなくてもいいんだよ?てか、お前は俺が男だったこと知ってるだろ


「雪平、もっと自分を大切にしろ。俺は心は男なんだぞ?」

「優希ちゃんは女の子です。同性で一緒にお風呂入っちゃいけないなんてルール、この世界にはないでしょ?」

「そうよ。優希にはまだ色々教えなきゃならないことあるし。」


変態な母親にヘルプの目を向ける。腕には紙袋が。え、もうあの服買ったの?早い早い。まだまだみなきゃだめでしょ。


あれ?来るときはあんなに嫌がってたのに、今ではもっと見たいと思っている。まさか、心まで女になり始めてる!?


いやいや、ないない。あり得ない。俺は男だ。いくら体が女だからって心まで体に浸食されるわけがない。


「ま、とりあえず行こうか。優希、雪ちゃん。」

「はい!」

「え〜。」

「「『え〜』じゃない!!」」




そんなこんなで、強制的に銭湯に連れて行かれることになりました。男の時よりもかなり非力になってしまって、自力で突破は無理だ。どれくらい非力になったかというと、細い腕の雪平に腕力で負けている。


え、弱すぎだな。




〜銭湯 女湯更衣室にて〜


「うわぁ〜、優希ちゃん、胸おっきい〜!」

「雪平、そういうこと言うのやめてくれる?こんな人前で…ひうっ!」


急に胸を揉まれた。あまりのくすぐったさと違和感に思わず変な声が出てしまう。


「わぁ♪優希ちゃんの胸、すごい柔らかいし、さっきの声も可愛いです。どうしましょう、久野先輩。優希ちゃんがすごく可愛くて、同性の私もなんか興奮してきました!」


本当にやめて欲しい。みんなの視線がこっちに行ってるから。幼女もいるから!

ちょっとした年齢指定が出ちゃうから!無難にR15くらいに指定されちゃうから!


「特に腰のくびれがすごいでしょ?優希は巨乳って程でもないけど、腰のくびれのおかげで巨乳に見えるのよ。」

「はい。本当にウエストが細くて。いいなぁ、優希ちゃん、学校でモテモテになるよ?ラブレターには気をつけてね?」

「もらわないようにするのがベストなんだがな……」

「なんで?お兄…お姉ちゃん、可愛いのに。」


ん?誰の声だ?一応聞き覚えはある。誰だかわからんが。

俺のことを【お姉ちゃん】と呼んだ。そして、【お兄ちゃん】と言いかけている。つまり、俺が元々男だったことを知っているやつ。


あれ?たしか前にこんな風に言われたこと、あったな。


そんなことを考えつつ、声が聞こえた方を向く。


「お久しぶりです。遅くなりましたが、退院おめでとうございます。ほら、日和も。」

「お姉ちゃん、退院おめでとう!」


なんだ、日和ちゃんか。道理で。


「ありがとう、日和ちゃん。小坂さんも、ありがとうございます。」


てか、この人も、なんで元男の俺の目の前で堂々と裸になれんの?何?あれなの?ガキに裸見られても気にしませんってやつ?子供に裸見られても平気ですってやつ?いや、動揺される方がよっぽど迷惑なんだけどね?




「はぁ〜、いいお湯だったね〜。」

「そうですね〜。」

「優希ってば、ずっと目をつむって顔赤くしちゃって、可愛いのなんの。」

「お姉ちゃん、可愛かった!」

「あぁ、そう。そりゃよかった。」


姉ちゃん、雪平、日和ちゃんは堪能しました、とばかりに満足そうに目を細めているが、俺は不満しかなかった。

明日から学校なのに、前日にものすごい疲れた………

キャラプロフィール

「お友達になってください!」


雪平(ゆきひら) 冬美(ふゆみ)

年齢…15歳

性別…女

身長…160cm

誕生日…12月31日

スリーサイズ…B82、W64、H84

体重…49.3kg

好物…鍋

特技…バイオリン

趣味…特になし


友彦が中学の時のクラスメイト。一人でいることが多かった友彦が気になっていて、友達になりたいと思っていた。

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