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ボクとセミ

作者: 豆電灯

お久しぶりです。今回は、咄嗟に頭に思い浮かんだ短編物語となっております。

この作品で3作品目ですね。今回もよろしくお願いします。

では、また後程……。

外は真っ白く染まり、とても静かなとある日のこと。

ボクの耳には、聞こえるはずのない音が響いていた。それは、セミの鳴き声だった。この季節ここにいるはずのない君が、なぜそこにいるのだろう……。

ボクは、年中真っ白な雪みたいにふわふわふわしたところにいる。でもそれは、外に見えている白いふわふわしたものとは違う。冷たくないし、溶けることもない……。

月日は過ぎて、いつの間にか冬が終わり、外の景色が白から緑に変わろうとしていた。それを横目にセミは、夜も昼も窓辺でなき続ける。鳴くことに飽きないのかなぁ、それともボクのことをを励ましているのかな。色々考えてみたけれど、ボクには分からなかった。


それから数日後、ボクは体を失った。

ボクの目の前にあった白いふわふわしたものの上には、ボクがの体冷たくなっていた。その周囲では、お母さんとお父さんがいた。2人とも抱き合って泣いていた。お医者さんもいたけど、とても悲しい目でボクの体を触ったり、眺めたりしていた。ボクは皆に囲まれているのに、なんだかとても寂しかった。


いつの間にか、ボクの肩の上に、いつも鳴いていたセミが止まったいた。同時に、鳴き声も止んでいた。


ボク「君も同じなんだね。」

セミ「うん、そうみたいだ。」


ボクがセミに語りかけると、セミは力ない声でそう返してきた。ボクは、セミが喋っていることが不思議なことじゃなく、いつも起こっていることのように感じた。

ボクはこの時、セミはなぜ鳴き続けていたのか分かったような気がした。


セミが語りかけてきた


セミ「そろそろ行こうか。」


ボクはそれに頷きながら答える。


ボク「うん、行こうか。」


肩にセミをのせ、ボクはゆっくりとその病室を旅立った。

これがボクとセミの終わりであり、始まりのお話。

いかがでしたか?少々短かすぎるかな(^^;

最後まで読んでくださったかた、評価をお願いします。できればアドバイスも受付中です。

次回も多分気まぐれで思い浮かんだ作品を投稿すると思うので、またよろしくお願いします。

では、またお会いしましょう(^o^)/

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― 新着の感想 ―
[良い点] 斬新な設定で、引き込まれました。 [一言] ちと短すぎるから、もちっと長く書いた方がいいんじゃないかな
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