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来世になるけどまた会いましょう。  作者: ひさなぽぴー/天野緋真
第三章 涼編

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第49話 神々との邂逅

「ああああぁぁー!! やだあああ!! やだあああああ!!」


 船に据え付けられた部屋に入った瞬間、俺たちはそんな叫び声を聞く羽目になった。


 鈴のような、というか。声そのものはとてもかわいらしい女の子のそれ、という感じだが……いかんせん金切り声になっているので、耳障りなだけだ。

 しかしなんだこの声は……と、俺含め全員が思っているわけだが……答えはすぐに目の前に現れた。


 車いすのようなものに縛り付けられた女の子が、ものすごい困り顔をした男の子によって引っ張り出されてきたのである。

 その女の子、胴体だけではなく、手や足まで厳重に車いすに縛り付けられている。暴れようとしているのか、ぎしぎしと不快な音が断続的に続いている。女の子の顔は涙とよだれと、それからクマで見るも無残だ。


 なんていうか、これはいくらなんでもやりすぎだ。俺の隣で織江ちゃんが口に手を押さえて絶句してるし、真琴に至っては見たくないとばかりに俺の身体に顔をうずめた。空さんは……ドン引いた様子ではあるがあまり動じてないな。年長者は違うか……。

 いやいや、そんなことを考えてる場合じゃねーぞ。これはどこからどう見ても、虐待の現場以外の何物でもないだろ!?


「亮様、お気になさらずにー。あれがうちのクソニートこと、ダ女神様でーす」

「今回の事態においても収束に向けて動く気配がまるでなかったので、さすがに問題ありと判断し、私たちが引っ張ってまいりました」


 すぐに女の子を助けようと走りかけた俺を、イメちゃんとマボロシ君がダブルで阻む。


「ホントか!? いや、だとしてもいくらなんでもやりすぎだろ!?」

「あれくらいしないとダメなんですよー。いやー、心の底までニート魂が染みついちゃっててー」

「マティアス様、このたびはご協力ありがとうございます」

「はは……いいんだよ、これからもイザナミ様とは仲良くしたいからね」


 マボロシ君からマティアスと呼ばれた男の子が、苦笑しながらその長い横髪を人差し指でくるくるっと巻き上げた。


「……それより、彼らが協力者だよね? リョウ、エイジ、イツキ、マコトの四人だったっけ」

「はい。元から今回の騒動に対して、一致して抗しようと話をしていたようです」

「ああああー!!」

「それは心強いね。やっぱり日本の魂は質がいい、自分たちからこの騒動を解決しようと動けるのはなかなかできないよ」

「御意。お褒めに預かり光栄でございます」

「ううううー!!」


 ……なんだよこの状況。

 椅子に拘束された女の子を無視して、なんでイメちゃんたちはそう話をしてられるんだ……!?


「イメさん、マボロシさん。そろそろ話を進めよう。リョウがさっきからこっちをにらんでるよ」

「「御意」」


 俺のいらだちを察したのか、マティアス君とやらがちらっとこちらに目を向けてから一歩下がった。

 それを受けて、イメちゃんとマボロシ君が拘束されたままの女の子の両端に立つ。


 その瞬間、二人の目が光った。またしても、ガチに光った。


 するとどうだ。今まで大声でわめき散らしていた女の子が、一瞬びくんと身体を震わせたかと思うと、その目からどんどん光が消えていく。やがて彼女はぼんやりとした顔となり、それまでの大声が嘘のように静かになった。

 かと思えば、今度はおもむろに口を開く。


「……イメ、マボロシ。大儀であった」


 直前までとは、まるで調子が違う。口調には威厳があるし、何よりオーラがあった。

 それにかしこまるイメちゃんとマボロシ君だが、その場からは動かない。目を光らせたままだ。


「死してなお精進の心を忘れぬ強き魂たちよ。見苦しいところを見せた。この身の主人格は心底からの怠け者故、こうでもせねば社から出ることもないのだ」


 いや……もうなんていうか、わけがわかりませんが……。


「改めて名乗ろう。妾はイザナミノミコト、この区域の生と死を司るもの。そして、そなたらの魂をこの賽の河原へと呼び寄せたもの」

「おお……まさかイザナミ様に直にお会いできるとは……」


 知識があるのだろう、空さんがかしこまって頭を垂れた。

 えっと、いや、すまん。俺、わかんねっす!


「よい。此度は妾らがそなたらに頼む立場故に」

「……その前に、いっすか?」

「直言を許す。何なりと申せ」


 わかんねーが、とりあえず俺は口をはさむ。目の前の、イザナミノミコトとやらの言い方に若干イラつきながら。


「その女の子は、本当に大丈夫なのか?」

「然り。働きたくない、が口癖の怠け者であるからして、これくらいが妥当である」

「……だからって縛り付けるのはやりすぎだろ」

「問題ない。この身も神のものであるが故」

「そういうことじゃねーんだよ! 小さい女の子を椅子に縛り付けて、お前ら頭おかしいんじゃねーのか!? もっと丁寧に扱ってやれ、ボケが!」


 言ってやった。言ってやったが……あれ、なんで沈黙すんだよ?

 周りを見れば、空さんが珍しく青い顔をしている。織江ちゃんと真琴は……よく言った、みたいに頷いてるが。


「……イザナミノミコト殿。あなたにはわからないだろうけど、彼の反応は当然だよ。理屈よりも感情が上回ることがあるのが人間なんだ」


 最初に復活したのは、それまで一歩下がったところで状況を見守っていたマティアス君だった。

 腕を組んで、まさに様子を見るように俺たちのやり取りを見ていた彼だが……どうやら、イザナミノミコトよりはできた少年らしい。


「ふむ。実に理不尽だが……貴殿の言葉に偽りはなさそうだ。……イメ、マボロシ。縄を解け」

「「御意」」


 言われるとすぐに、脇の二人が女の子の身体を解放する。だが、動く気配はない。どうもイザナミノミコトとやらが身体を動かしているようだ。

 ……というよりは、二重人格みたいな感じなのか?


「これでよかろう。さて……此度の騒動について、説明せねばなるまい」


 ……いちいち上から目線なしゃべり方にはどうもイラッと来るな。

 そう思った瞬間、またしてもマティアス君が声を上げた。


「ストップ」


 彼に、全員の視線が集中した。


「説明はボクがするよ。いちいち彼らの神経を逆なでしてるようじゃ、この先不安だ。やっぱり、あなたに人間の相手は向いてないよ」

「解せぬ」

「適材適所、って言うでしょ? そういうことだよ。それより時間がない、いいよね?」

「……わかった」


 マティアス君の言葉に、イザナミノミコトが沈黙した。だが、まだそこに「いる」ようで、女の子の身体そのものはぴくりとも動かない。


 そんな彼女に、ちらりと複雑な視線を向けてからマティアス君が俺たちの前に立つ。


「ボクも自己紹介しないとね。ボクはアストーンという世界で、死神をしているマティアス。今回の騒動で、彼女たちに全面的に協力することを約束してるんだ。よろしくね」


 この子も神様かよ!


「あ、そんなにビックリしないで。単に観客の一人だから。トーナメントを中止されたくないという点で、君たちと目的は一緒だよ」


 今日はどれだけ驚けばいいんだ。さっきから声にならない声を上げてばっかりだぞ。


 ……っていうか、本当に神様なのか、この子。にっこりとした笑顔は、真琴と同じか下手したらそれ以上の美少年にしか見えないんだけど。


「えーっと、時間ないから駆け足で説明するけど、たぶんすぐには理解が追いついてこないと思う。でも質問にはあとで動きながらちゃんと答えるから、ひとまず聞くだけ聞いてほしい。いいね?」


 そう言う彼に俺たちは頷く。

 そしてそれを確認した彼は、まずは事の始まりから……と語り始めた――。



▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽



 事の始まりは彼女……スズの持つ反抗心にある神が目を付けたことだね。


 元々彼女のような反抗心を持つトーナメント参加者は、実は当初から結構いた。それはさっきイメさんが君たちに言った通りなんだけど……最初の頃はそんな魂を無理に参加させる必要はなかったんだ。それがここ最近はできないくらい、参加者が減った……。


 ……え? うん、もちろんこれは完全に運営の問題だよ。要するに、メンテナンスをサボってたのと同じだし。

 それについては、彼女……ああ、器になってるあの女の子が百年単位で仕事してなかったからってのも大きいんだけど、一旦それは置いておくね。


 ともあれ、スズの反抗心を見たそのとある神が、自身の目的のために彼女に接近した。彼の名前はオーディン。無数の名前を持つ強力な神の一柱で、強き魂を……。


 ……うん、エイジはそういう反応すると思った。

 絶対ざわつくって思ってたけど……うーん、先に念を押しといたほうがよかったかなあ。いや、気持ちはわかるんだけどね。とっても。


 いい? そろそろ落ち着いた? 話戻すよ?


 えーっと……どこまで話したっけ。


 そうそう、オーディン。オーディンなんだけど、彼は今も巨人たち……そしてフェンリルと戦い続けてる。


 ラグナロクは終わったはずだ?


 いやまあ、確かに終わったって言えば終わったんだけど……あれ、そっち方面にわかりやすく言うとループモノなんだよね。万年スパンで同じ事やってるの。


 萎えた? いや……事実を言ったまででボクにそう言われてもね。


 ともかく、オーディンは今もフェンリルと戦い続けてる。そのための準備を続けている。

 彼の準備は……そう、ワルキューレを遣わして強きものの魂を集めることだ。彼らを集め、彼らを率いてラグナロクに挑む。それが彼という神の仕事と言ってもいい。


 彼はね、ボクたち神の中でも特殊な立ち位置にいる。本来、魂に干渉することは死神に任じられた神にしかできないことだ。でも、彼は死神でないにもかかわらずそれができる。


 もちろん、直接じゃない。彼の眷属であり、彼に従うワルキューレが干渉する。それでも、それは間違いなく干渉なんだよね。

 そしてだからこそ、彼はボクたち死神からはとても嫌われてるんだ。


 なんでって?


 だって、自分が仕事してるところにいきなり乱入して、横からそれをかき乱すだけかき乱して、仕事道具――ごめん、言い方悪いけど勘弁してね――を勝手に自分のものにして持って行くんだよ?

 はっきり言って、タカリとか火事場泥棒とどっこいだもん。気分いいわけないじゃない。


 今回この賽の河原で起きてることは、実のところいろんな世界のいろんな死後の世界で過去に起きたことでもあるんだよね。

 うちも一回やられてさ……瓦解した文明を復興させなきゃいけない大事な時に、せっかく他から融通していただいた強い魂を取られて……あー、思い出したら腹立ってきた。残ってる彼の目潰してやろうかな……。


 ……あ、ごめん。話逸れたね。戻すよ、うん。


 まあそんなわけで、オーディンは魂がほしいんだ。特に、強い魂がね。

 そんな彼にとって、この賽の河原に集まる魂はかなり魅力的なものだったりするんだ。


 なぜか? それはね、リバーストーナメントを勝ち抜いた魂は、それだけで魂が十分強化されてるからなんだ。

 正確に言えば、勝ち抜けるだけの魂は、既に数回の生まれ変わりを経験していて、本質的に質がいいんだ。それが、魂がむき出しになるこの場所で切磋琢磨しあうことで、さらに劇的な成長を遂げる。


 イザナミ様……あ、彼女の本来の人格のことね。彼女はちょっとした思いつきと暇つぶし、あとサブカルの影響でこのリバーストーナメントを始めたんだけど……魂の循環を行うに当たって、どうしても例外となってしまう極まった魂を調整するというこのシステムは、実はかなり優れたシステムなんだよ。


 転生したらいきなりできた人間になるなんておかしい、ってのは君たちの世界で創られてる物語ではお約束のツッコミだけど、別におかしくもなんともないんだ。

 彼らは、死後の世界で転生するまでの間に相応の経験を積んでるのさ。本性がしっかりそこで成長しているんだ。だからこそ転生できた。その時臨んだ環境でね。

 ただ、死後の世界での経験に関する記憶を失ってるだけなんだよ。一部残っちゃう場合もあるみたいだけど、ともかくそれだけのことなのさ。

 そんな彼らだから、ハーレムの一つや二つくらい作っちゃうのはある意味当然なんだ。それだけ彼らの魂は磨き抜かれた究極の魂で、カリスマが宿っているんだからね。


 おっと……ごめん、また話がそれたね。


 というわけで、オーディンはそんな極まった魂がほしいんだ。彼はどうしてもフェンリルに勝ちたいからね。

 でも、世界は広い。一つの世界だけでも、ものすごく広い。その中から、英雄クラスに極まった魂を見つけ出すのは至難の業と言ってもいい。


 ところがどっこい、この賽の河原という死後の世界には、英雄クラス足りえる魂が最低でも四つは転がってる。そこに達せなくても、本選に出場できた魂は十分な戦力になる。

 だからオーディンにとって、この賽の河原は是が非でも介入したい空間なのさ。言ってしまえば、ハズレのないくじ引きみたいなものなんだからね。


 まあとは言っても、物事は簡単じゃない。特に、賽の河原を担当するイザナミ様は死神でありながら創造神でもあらせられる。彼女はボクたち死神の中でも最も古い神の一柱で、その実力はトップクラスなんだ。……ただ、それを普段使っていただけないんだけど。


 そんなわけで、いかに主神の立場に座すオーディンでもこの空間への干渉は難しい。だからこそ、この空間は今までほとんど被害を受けてない。トーナメント初回に襲撃されたけど、返り討ちにしたくらいだ。

 ただ、今は当時と状況が違う。永い間イザナミ様がこもっていたために、防衛システムはかなり旧式化してる。おまけに、スズという内部からの協力者が現れた。これはかなりの問題と言える。


 スズは、実際に対戦したり共闘した君たちならわかると思うけど、ぶっちゃけ既に英雄レベルに磨き上げられた魂の持ち主だ。そんな存在が、内部から誘導でもしたら……どうなるかは考えるまでもないでしょ。


 もちろん、今のままじゃいかに彼女でもそうそう簡単に干渉できるわけじゃない。

 だからこそ……いや、ここからはボクとイザナミノミコト殿、それからイメさんマボロシさんの想像なんだけどね。


 オーディンは、彼女をワルキューレにするために連れ出したんだろう。魂に直接干渉できない彼でも、魂に干渉できる場所が一つだけある。そこに連れて行ったんだ。そこで、魂をワルキューレへと昇華させるつもりなんだろうと思う。


 さっきちらっと触れた通り、ワルキューレならば魂に干渉できる。何せ、ヴァルハラに魂を運ぶのは彼女たちの仕事だからね。

 ただのワルキューレ程度じゃ、この賽の河原でできることはさほど多くないだろうけど……スズは英雄レベルの魂の持ち主だ。そんな彼女がワルキューレになったら……ゾッとするでしょ?


 あのトーナメント会場にいた全員……もちろん君たちも含めてだ。その魂がすべて、ただ巨人たちと戦うためだけの存在として、一回ラグナロクを終えるまでの永い時間をヴァルハラに縛り付けられることになる。

 そんなことは、していいことじゃない。神の視点に立てばこそ、良い悪いという二元論に縛られなくなるから簡単にできるんだろうけどね。所詮、人と神は思考の土俵が違う。互いを受け入れることなんてできない……そういうことなんだろうなって思うよ。


 でもさあ。そんなの、嬉しいわけないじゃない。だって、人間はみんな神や運命の無力な奴隷なんかじゃないんだから。そんなはずはないって、断固ボクは言い切るよ。

 神の都合で人間を振り回すのは、彼らの力からすれば簡単なこと。でもそれは違うと思うんだよね、ボク。死神としても元人間しても許せないことだと思うんだ。


 ……うん? ああ、うん。ボク、元々は人間だよ。


 えー……そんなに驚くことじゃないでしょ。君たちの世界にだって、元人間の神様はいっぱいいるよ?

 ミチザネ・スガワラとか、エンペラー・ストクとか、ジェネラル・イエヤスとかさ。

 ほら、珍しくないでしょ?


 ……まあそんなわけで、ボクは君たちに全面的に協力するつもりでいるんだよ。元人間としては、やっぱり君たちの心情のほうが理解できるからね。もちろん、善意百パーセントと言い切るつもりもないけどね……。


 うん?


 あー……ああうん、だからその……今のリバーストーナメントが、「神の都合」で参加したくない人まで巻き込んでいるのは本当に申し訳ないと思ってる。何せ管轄外な上に実力差も格も違いすぎる相手だったんだから。

 でも……そうだねえ。リョウの言う通りだなあ。結局ビビって何もできてないだけ、だねえ。うん……有言不実行だな、ボクも。はは、返す言葉もないや。


 ええ?


 あはは、そっかあ、主君を諌めることこそ忠臣の務めか……そうだねえ。

 イツキ、君の言う通りだ。本当にその人のことを思うなら、耳の痛いこともちゃんと言わないといけないな。


 うん?


 ……ふふ、確かにね。そうだね、イザナミ様が聞く耳を持ってくれないのは、ちゃんと言うっていう段階を通り越していきなり実力行使に出てるからかもしれないな。

 マコト、君も鋭いや。


 へ?

 あは、あははははは、お説教? エイジ、君の発想はやっぱり漫画的だね!

 そうだね。イザナミ様にはきついお説教が必要だよ! お尻ぺんぺんだね!


 あははははは! うん、うん! そう、そうこなくっちゃね。それでこそ人間だよ! だからこそ人間って、素晴らしい。生きるってそういうことだよね。

 人間の素晴らしさは勇気の素晴らしさ、だっけ? 名言だよね。


 いいなあ、ボクにも「もしも」があるなら、また人間に生まれたいね。……今度こそ、父さんと仲直りして、母さんに孝行がしたいな。


 ……いや、なんでもない。大昔の話だよ。何千年かける次元の個数分昔の、ね。


 さーて、一通りのことは話たね。それじゃあ、行こうか。


 どこへ? もちろん、オーディンが向かってる先さ。

 スズがワルキューレにされる前に、それを防ぐんだ。それこそ、二人の目論見を同時に頓挫させるもっとも効果的、かつ唯一の方法だからね。


 彼らが向かってる場所は、一つしかない。どのような存在でも、魂に干渉できる場所……時空の狭間だ――。


当作品を読んでいただきありがとうございます。

感想、誤字脱字報告、意見など、何でも大歓迎です!


転生に関するマティアスのセリフは、ボクなりの「転生もの」作品に対する回答です。

この来世に(ry自体が転生ものに対するボクなりの回答なので、そのうちの一つとも言いましょうか。


ちなみに新キャラのマティアス、他の作品からの出張キャラだったりします。まだ出してないので原作と呼べる作品はないんですけども。

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