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RIGHT light  作者: ソーダ
1/1

prolog: Toutes mes excuses…





人生というものは、はじめは真っ新なキャンパスに等しい。

そこに各々の"色"で描いていき、そうして出来上がっていくーー少なくともあたしはそういうものだと思っている。

だから、


「あたしの人生は未完成のまま終わるんだろうね」


きっと曖昧に笑いながらそう呟いたあたしを見て、隣の相棒は口をつぐんでいるに違いない。


「……お前が行かなくていい。お前はそもそもここにいるべきじゃねぇんだよ。あとは俺がやっとくから、お前は……「なにを今更言ってんだか」


このおせっかい野郎はここに来てまでとめにかかるみたいだ。


「炎地獄のなか引き返せって? そりゃ無理な相談だっての」


よいしょっ。

おっさんのような声をだし、自身を奮い立たせる。


「この騒ぎおさめれんのはあたししかいねーの、わかってんだろ?」


あー、怖い。生まれてはじめての身震い。この立場になってようやく理解する。タイセツナモノができたから……。


でも。


「もう、会えないね……。ごめんね……」


あたしとは思えないほど悲しい声。いや、現にあたしは涙を流していた。……このあたしが、涙を。


……泣いてる場合じゃない。


背中の剣を、抜く。


この争いも、敵も、味方も、自分も、他人も、世界も……謝罪も。




すべて背負って。



「さぁ、来いよ!! |夕涼≪ゆすず≫の最後の闘い≪カーニバル≫だ!!!」



刹那、駆け出す。









ーーごめんね……ホントにごめんね……。















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