【6話 怪獣のような野郎】
元軍人の男がいた。
「えりやぁぁぉ!」
皆が決死に叫ぶ中冷酷に嘲り倒す男がいた。
藤宮[超簡単に言うなら主国の領土が他国に
占領された場所]奪還戦線の英雄鵺丸。
頭を撃ち抜かれて脳が一部破損したり,全身100箇所を超える傷,地雷による片足が飛んだって
冷静な奴がいた。
「おれは人より傷の治りが速いんだ」
なんて言って仲間を血だらけの軍服と
まろみ出た内臓を見せながら語った。
「俺が来るでよく耐えた,あとは全て任せろ」
仲間はばたり倒れ込む。
「なぁ,お前らさぁ,救いがいつかくるかもせんのに,なんでんなバカしたん?」
「五月蝿ぁぁぁい!戯言言ってんじゃねぇ!おれらは救いが無かったんだぁ!」
「まぁどうでもえぇか,初めから情けはかける
つもりなんざ毛頭なかったし,,,
よくも俺の後輩を嬲[あそんで]くれたなぁ,
今から役割は交代だ,玩具[あそばれる]方と
狩[あそぶ]方が交代だぁ」
「小童がぁぁ!」
敵のエリート軍人も。
ぐしゃり。
「ふぁ〜つまらん」
小指だけで体を引き裂く。
ただ歩くだけで。
バゴーン!
「うわぁ!」
体幹がエグすぎる人がぶつかった方が吹き飛ぶのに自身は一切合切ブレないで何もないかのように歩き相手を絶望させる。
「殺すか?」
「あぁ」
仲間との連携も抜群,人情に厚く仲間の英雄,
敵の死神として躊躇いの一切を持たなかった。
そんな奴は今もなお全盛期。
結合した細胞の種類によってその各所部位ごとに徐々に適応をして最終的にその細胞と同様の種類に変異して定着すると変異運動と適応運動と行った相互作用が停止する極めて特殊な細胞の研究に成功した。
それは[万能細胞/PROTEAN-CELL]名前を
略してP-C1と名付けられた。
意識との接合の適応不全を確認された,稼働は
問題なく可能だが痛覚が遮断されてしまう。
そんな英雄がどうだろうか, 培養筋肉によって
分厚くなったんだ[ミオスタチン関連筋肉肥大のような筋繊維密度の高さによる高い出力で身体は細く見えるのとはちがいビルダー的な
分厚い筋肉]。
どんな人すら即死させる100年の実践経験と
息だけで人を殺したり,髪の毛一本だけで人を
バラバラに斬り殺す上なんでも武器にして
扱える武器術があった。
その上。
「ガッハッハ!」
「うぁぁ!」
公園の決戦中の洋介,ビンで頭を殴られたり,
殴る蹴るされながらなんとか戦ってるところを
たまたま通りかかっていた。
「若いのになんて奴だ」
敵は電話ボックスをおにぎりサイズに潰したり,
公園全体にビキビキのヒビを作り巨大なクレーターを形成するパンチを放ち鉄棒を指で蝶々結びにし,デコピンで押し出した風圧だけで電池を叩き折るような怪物のような野郎だった。
「ダリャァァァ!」
なんと洋介はそんな怪物に勝って見せたのだ。
「おぉ!」
奪還戦線の英雄すら魅力されていた。
弱い奴が強くなる為に努力するその姿に,
若き自分を映し出していた。
それから展開は早かった。
「君名前は」
「洋介」
「それほどの武をどこで学んだ,どれほど良い師匠なのか」
「それは」
そこに待ち合わせていたある男が来た。