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ヤバい

見つかっちった

「お邪魔むしが一匹しのびこんでいるようだからねッ!」


 指さされたセーラは驚愕のあまり、泣きそうになった。


 ダバノンは動揺して——


「セーラっ、お前、いつの間にそんなとこにいたんだ!?俺を尾けてきたのか?!」


 キメラ教諭はあきれ顔で———


「ダバノンくん、困るよ。初めて会った日の補講の時も君はそうだった。わたしの名前は出していなかったようだが、君は上手じゃない。これは“機密”の事項であり、関係性である。だれか、または人間に化けている宇宙人、に尾けられたり、かぎまわられているかもしれない、という危機感は常に持っていて欲しいものだね」


 ダバノンは反省した様子で——


「す、すみません……。で、セーラはどうするんです?」


 キメラは指をコキコキ鳴らして——


「そうだな。しかるべき処置を取るべきだな」


 セーラは、


「え?やだ!助けて!!ダバノン!!!」


 ダバノンは、


「もしかして、セーラに何かするつもりですか!?教諭!!いくら教諭でもそれは許せません!!セーラに罪は無い!!」


 キメラはどうやら自身が開発したであろう、大型のカメラのようなものを取り出して——


「これはわたしが、三年研究して作り出した記憶消し器だ。君らの脳から、必要のない情報だけ飲み込んでもらう、この機械で」


 ダバノンは、


「ええ?俺の記憶まで!?せっかくこの地球に迫っている脅威に対する共通意識、お互いの趣味、利害が一致していたのに!!


 しかし、キメラはそれを聞かずに——


「なに、少しその辺に倒れてもらうだけで、必要のない記憶だけが綺麗に抹消される。じゃあな、ダバノンくん。君とはまた補講で会えるといい」


 キメラはシャッターの指を押した——


ダバノン・セーラ「うわあああ!!!」



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