リーダスの経緯と承認
どうなるやら。
「ま!!これからは同志として、がんばっていこ〜ぜ〜!」
意気揚々と言い放つリーダス。
「ところで、この大学、それこそ映画学科に入ったのって、キメラ教諭のすすめか?」
ダバノンがリーダスにたずねた。
「いいや。昨日も言ったけど、あたしは高校時代から元から映画撮ってたんだよ。まあ、一時はあんたを否定したけど、映画の知識が足りてないってのは若干コンプレックスではある。だから、あたしも、ダバノンも互いに足りないものを持ってるんだよ。おっと、深い話はキメラ支部長の家でしない?あたしたちが顔見知りになるだろう、ってことはキメラ支部長も知ってるだろうし。」
ダバノンはうなずいた——
セーラは、
「待って。わたしも連れてってよ。っていうか行く権利があるでしょう?」
リーダスは蔑んだ瞳で——
「あんたは文芸学科でしょ?文章は宇宙人には刺さらない、って説明、キメラ支部長から聞いてないの?もちろん、脚本とかに関わる、っていう手もあるけど……。」
セーラは一瞬、悔しそうな顔をしたが、すぐに取り直して——
「それは事実だよ。でも、キメラ教諭は、わたしの学力、そして今回の件に携わった偶然に、なにかを感じいってくれて、わたしにもなにか超能力てきな『なにか』がある、と評価してくださって、わたしも仲間に入れてもらえたの。文句は言わせないわ。」
リーダスはふぅ〜ん、という顔をして、
「まぁ、支部長が認めてくださってるなら、それなりの理由があるんだろうね。わかった。ダバノンにつづき、あんたも認める。まあ、あたしはまだあんたらの真の実力は見てないんだけれどね。」
こくんっと、うなずくダバノンとセーラ——
「じきに見せてやるよ、俺の実力は。ま、自分でも未知数なんだけどな。自信はある。」
「わたしも映画のシナリオでダバの映画に協力したいって思ってる。うんと言わせてやるわ。」
カーカッカッカと高笑いをしたリーダスは
「頼もしいね!あたしもセーラ?だかと一緒でキメラ支部長に選ばれるだけの不思議な能力はあるかは分からないんだけど、ずっと映画を撮って来たっていう自信だけはあるわ。さっきも言ったけど、キメラ支部長の家の外で深い話をするのはよそう。じゃあ、大学終わったら、六時にキメラ邸に集合しよう!」
ダバノン・セーラ「分かった!!」
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