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集まってくるヤカラ

一期一会?

「君の映画に集まってくる人々もまた普通の人々ではない可能性が高い。」


 え?とダバノン——


「普通の人々ではない、ということは、例の……、凶悪な宇宙人ですか!?人間に化けている、と言う……」


 キメラは待ったをかけた——


「待て。確かに集まってくるのは、宇宙人の可能性はあるが、それだけではない。ダバノンくん、普通じゃない、という定義で言えば、人間なのに、『普通じゃない』ヤカラも関わってくるわけだ。それこそ、ダバノンくんとわたし。そして、きみ、セーラくん、きみには学業成績以上の“何か”が秘められているのかもしれない。とにかく!ダバノンくん、きみに関わる人間はその特異性によって『特殊な能力』を有しているはずなんだ。きみは宇宙の中心なんだよ。」


 ダバノンはただ呆然としていた——


「宇宙の、……、中心??」


 セーラが割って入ってきた——


「ダバが宇宙の中心。にわかには信じがたいわね。でも、わたし、ちょっと嬉しいなっ。いままでなんの特徴もない、勉強だけが特技のつまらないよくいる優等生だったわたしに、どのようなチカラにしろ、秘められているものがあるかもしれないなんて。」


 ダバノンは、


「良かったな。」


「うん。」


 と、セーラ。


 キメラ教諭は仕切り直して——


「これから遭遇するエキストラ、大学で出会う同士、なんならたまたますれ違っただけの人、それぞれ、全部が特異性を持っている可能性がある。」


「宇宙人が来ないといいけど。」


 ダバノンはぼやいた。


 すると——


「何を言う。喜ばしいことじゃないか。まず、いくらわれわれに脅威を与えようとしている連中でも、そんな直接手を下してくることは、ほぼ無いといって言っていい。そして、もう一つ。」


ダバノン・セーラ「もう一つ?」


「善玉の宇宙人の方も来てくれる可能性も大いにあると言うことだ。」


 あーー、と、ダバノンとセーラ。

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