表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/37

衆愚と愚かな光、聡明な青年君子

君は本当にあると思うかい?


ぼくは本当にあると思っている。


———序文———


 そこはある宇宙の辺境にある、一つの惑星から。

 青き惑星、地球を静視する“何者か”達——


「あいつら、二人か……。危ないな……」


 ある生命体が声を発した。


 そして、それを聞いていたその惑星の衆愚は——


「?」


 ピンときていない様子だった。


「お前らには分からないのか?」


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎




 そして、舞台は地球——

 アメリカ、ヤマハ州テェラー市、という片田舎。牧歌的な空気が漂う穏やかな港町である。


 (カタカタカタ)

 ——パソコンのキーをひたすら打つ音——


「もしかして?いや、違うか……、なんか惜しいとは思うんだけどなあ……」


 青年の名前はオン・ダバノン。テェラー高校の三年生。同級生などからは愛称として、ダバと呼ばれている。


 今日もダバは自宅の研究部屋で趣味の一つの陰謀論の探究に努めていた。今回の探求材料はフリーメイソンの公式サイトのハッキングだった——


 フリーメイソンの公式サイトのサイバーセキュリティは思った以上に強固で、ダバは思った以上に苦戦していた。


「ああ!今日はここまでだ!時間がもったいない!!」


 ダバはフリーメイソンの公式サイトのハッキングを諦めた(あくまで今日のところは、……だが)。


「なんか、いつか僕にも、歴史上の大発見とか、できないかなぁぁ〜」


 途方もない夢(途方もないかどうかは分からないが……)、をぼやいてダバは今日の実験を終わりにして、寝に入ろうとした。


——その時である——


「な、んだ……!?アレ」


 閉めようとしたカーテンの窓越しの夜空に何かが、スッと横切り、キラッと光った。


「流れ星……、か?なんか違うような……!?」


 そして空は静かになった。


 写真でも撮っておけばと後悔したダバであったが、一旦わすれて、ノートに、

『X月X日、夜、流れ星?確認』と書いて、就寝についた。

これからどんどん面白くなってくるので、応援してもらえるとうれしいです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ