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転生少女は今度こそ 錬金術で幸せになります  作者: チャッピーミイタン
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第69話⬜ネズミ小僧ルーナ

「バハネロ教皇様!大変でございます。南部へ派遣していた聖騎士隊からの連絡が途絶えました」


「何だと?獣人共にやられたと申すか。いや4部隊送っておいたはずだが3部隊はまだ待機のはずであろう」


「はぁはぁはぁ教皇様!たった今連絡が入りました!待機していた者たちは何者かによって全て殺されたようです!各国からの連絡です」


「なんだと!リーパー王国に入っていたビオレの部隊がやられたなら わかるが待機の3部隊までやられるとは一体どういうことだ!わけがわからん!」


「昨日の報告もよく分からぬ内容でした。中に天使という文字がありました。ひょっとして そいつらにやられたのでは」


「うーむ。いずれにしても4部隊を全滅させるだけの力があるということだ。聖王国にいる聖騎士隊長を全員招集しろ!」


「分かりました」


ツバメちゃんの映像を見てこいつが一番偉い奴だということは分かった。おそらく次の部隊を投入するつもりだろう。


「ルーナ様どうするおつもりですか?」


「相手が次の部隊を投入してから本部を潰してしまうのが一番ですね」


「我らはどちらを攻めればいいですか?」


「あなたたちはまずこのリーパー王国を何とかしてください。聖王国はこちらで相手をします」


「はい、承知致しました」


これだけホイホイ攻めて来ようって言うんだから よほど金回りがいいんだろうな。そこも潰しておかないとな。


「全ツバメちゃんに連絡します。バハネロ聖王国の教会の場所を全て調べてください」


「水色ゴーレムさん。あなたが皆からの連絡をこの地図に記録してください」


「分かりましたルーナ様」


手元へ残っているネズミさんたちをマジックバックから出す。


「いいですか!あなたたちの使命は 聖王国の教会から資金を全部奪ってくることです。今からマジックバックを渡しますのでしばらくは待機してください」


聖王国の教会って一体何箇所ぐらいあるんだ?時間がゆっくり進む拡張空間に入ってマジックバッグの製作を始めた。100個ぐらい作ればいいかな。


「ルーナ様ツバメちゃん達から連絡をまとめました。この大陸の聖王国の教会の数は124箇所になります」


「そんなにあるのー!う~分かりました。水色ゴーレムさんはネズミちゃん達にどこの教会から取って来るかを指示をしてください。そして帰りにはこの魔法玉を置いて来るのです」


「分かりました」


エクスプロージョンが詰まったこの魔法玉を爆発させれば教会は1つ残らずこっぱみじんだ。


「ムフフフフフ ルーナの邪魔はさせないです!」


「ルーナ様 すごく悪い顔してます」


ん!またツバメちゃんからの連絡が入った。聖王国の奴らだな。


「みんなよく聞け!南に派遣していた部隊が4つとも全滅した。誰にやられたか分からんが それだけの相手ということだ」


「あいつらが全員やられたんですか?」


「100人隊はレベルで言えば一番下だが全滅というのがな。普通はありえんだろ」


「リーパー王国では天使と呼ばれるものが存在するらしい」


「何ですと!天使?」


「そこで今度こそは獣人どもを叩き潰してきてほしい。バイスお前は王都へ残れ。ブランシュお前が行ってくれるか?200人隊を2つ連れて行っていい」


「分かりました。必ずや獣人どもを撃滅してまいります!」


「うむ 頼んだぞ!」


なるほどね。敵は3部隊で攻めてくるということか。ということは600人から700人ということかな。だが選りすぐりが600人だからな。こちらもそれ相応の力で対応しないといかん。


連中の移動手段はあの地竜みたいだからすぐ様こちらへ来るというわけではないな。来るまでに2週間はかかるだろう。


それでは連中が出発して1週間後に仕掛ければいいかな。その前に財源を確保してしまわねば。


「水色ゴーレムさん。みんなは出発しましたか」


「はい。ルーナ様 後2時間で配置が完了します」


「うん。いいですね」


今午後6時だから8時には配置が完了する。10時には資金を強奪。爆破は11時がいいな。その時間になれば外部の者はもう誰もいないだろう。残ってるのは教会内部の者だけだ。吹っ飛ばしても文句はないだろう。


「ちょっと家へ帰ってきます。じきにに戻るので後をお願いします」


「承知しました」


転移門で浮島要塞に戻る。


「おやおやルーナ!ちょっとだけどデカくなったな」


「うふふ ソレイユねえさんの言う通りですね」


「ふふふ いつまでもチビではないのだ」


「ご飯ができてるわよ〜」


楽しく4人でご飯を食べた。相変わらずコメット姉さんとユノ姉さんは果物ばかり食べている。ソレイユ姉さんは何でも美味しそうに食べる。俺も何でも食べられる。遅いお昼を食べ解散した。


転移門でリーパー王国に戻る。こちらの時間は午後9時か。ちょうどいい時間だな。


「ルーナ様あと1時間で作戦開始です」


「うん。うまくいくといいね」


「大丈夫ですよ。ミニ転移門が役に立ちますよ」


そうだ 彼らにミニ転移門を授けたんだった。あまりに展開する範囲が広いため奪ったものを持って帰ってくるまでに時間がかかると追撃を食らうかもしれない。だからミニ転移門で早く撤退できるようにしたのだ。


ミニ転移門は縦横1mほどしかない小さい転移門だ。その場所の最後の者がマジックバックに入れて回収する予定になっている。回収者は帰還が遅れるがそれ以外のものはほとんどが早く帰ってこれる。うまくいくかどうかが楽しみだ。


「ルーナ様 作戦開始時刻です」


「分かりました」


カラスちゃんがネズミちゃんを連れてどんどんこのラビット号に帰って来た。ネズミちゃんがマジックバックを俺に渡すと任務完了だ。


「うん ご苦労様でした!お疲れ様!頑張ったね! よくできました!」


報告が終わった者からマジックバックに入ってもらっている。


「水色ゴーレムさん。みんな帰りましたか?」


「はい。成功です!成功しました」


うまくいくもんだな。1時間後聖王国の教会が各地で大爆発を起こす。


「何事だ!何が起こった!」


「大変です。教皇様!大教会が爆発しました」


「なんだと!宝物庫は宝物庫は無事なのか!」


「この火災では確認できません!」


「うぬぬぬぬーー!ふぎーー!」


「爆破に回った者も全員が帰還しました。転移門も全部回収されています」


「うふふーー あーはははははー」


この日 2人の人間が違った奇声を上げて絶望と歓喜に満ちていた。

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