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転生少女は今度こそ 錬金術で幸せになります  作者: チャッピーミイタン
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第58話⬜浮島要塞

5000人の王国軍を退けた俺たちは彼らの武器や防具を没収して自分達のものにした。


2000人ほど倒したが あとは逃げた。怪我をして動けないものが100人ほどいて捕虜にした。


「みんな!こいつ等どうするでしゅか?」


「どうするって怪我してるしなー」「動けないやつを殺すのもな」


こいつらお人吉だ。まあ でもいいんじゃないかな。復讐の塊じゃなくて。


「それじゃあ このまま置いていきましゅ」


このままだと人数が一向に増えない。だから領地を攻め落とすことにした。領地なら捕まってる人もいるだろうし人も増える。


「一番近い領地はどこでしゅか?」


「ガパオ伯爵領です」


「よし攻めるでしゅ!」


3時間後


天然の要害ってやつだな。崖の上に城が立ってやがる。城は後回しにして周りの町から奴隷になってる人を解放する。


人間たちは無理矢理領地の外に出て行ってもらった。そして城攻めにかかる。


ただ攻め落とすんならブラスターを ぶち込めばいい。だが後で拠点にしたいのでなるべく壊さないようにと考えた。


巨大ゴーレムを崖の下から登らせ壁を壊す。そこから灰色ゴーレムたちに突入させた。


もちろん敵の攻撃はたくさんあった。しかし熱湯が降ってこようが材木が降ってこようが巨大ゴーレムには効果がない。1時間ほどで決着がついた。


「ガパオ伯爵を捕えました!」


「こんなガキが指揮をとっているのか?バカな!こんなことをしてただで済むと思うなよ!俺の領地では思い知らせてやったがな。ガハハハハハハ」


殺された獣人達が運び出されて来た。全部で30人はいる。負けると分かって憂さ晴らしに殺したな!ひでえ奴らだ!


「みんなそこへ並べるでしゅ」


「あーでも、もうなくなってますが」


「いいから並べるでしゅ!」


「はいー!」


エリアヒールをかけて傷を回復させる。みんなには見えないように服でかくして一人一人に妖精女王の雫をかけていく。


まばゆい光が体を包み その後に復活する。次々と蘇る獣人たち。それを見ていたものは腰を抜かして座り込むか俺を見て拝み始める者もいた。


「神の御業だーははー!」

「神の子だ!」


うえ!ちょっとやり過ぎたかも!


「バカな!信じられん!完全に死んでいたのに蘇った!」


「この野郎!よくも俺を殺してくれたな!絶対許さねえ!」

「ぶち殺してやる!」


こいつに殺されたのか。ならば我慢はできないな。伯爵は蘇った者達に殺された。うえ〜。


その後 領地の周りを高さ3mの壁で覆って中に入ってこれないようにした。国境で壁補強を死ぬほどやったので こんなのは朝飯前だ。


ここを拠点にして戦力を蓄え王を倒すために活動させる事にした。


ゴーレムたちは全て獣人たちに貸し与えた。こっから先は自分たちで考えてやってもらう。どうしても手が必要な時は呼んでもらう手はずだ。


俺は竜人領とリッパー王国を交互に行き来している。竜人領では要塞造りをして 、リッパー王国では主に獣人達の家を建てている。避難民用だ。


リッパー王国にいる間に この辺の地理についても確かめてみた。いつだったか要塞を探しに来た時に見つけた大陸、あの大陸の一番南が このリッパー王国だったのだ。


距離にして1万キロは離れている。エローラに探査ロケットで調べてもらったのだ。


自分たちがいる大陸でも半分ぐらいしか国の名前がわからない。だから隣にある大陸なんて言ったら全くわからない。いつか冒険して回ってみるのも面白いかもしれない。


獣王連合国は魔国との国境こそ500キロと短いが他の部分は縦3000Km横4000kmの広大な土地を有している。


俺が関わっている こちらのリーパー王国は獣王連合国の1/4ほどの広さになる。


それでも友人たちがこの国の国王を倒すまでにはかなりの時間がかかるだろう。


そんな時エローラから要塞が完成したという知らせがあった。元々大雑把なところまでは こちらが作り上げておいたのだが細かい部分はエローラに任せていた。早速転移門で完成した要塞へ向かった。


「これが完成した要塞兼私たちの家ね〜大きいわね〜」


「なかなかのデカさだな。気に入ったぜ」


「うふん 色々な機能がありそうですね」


「機能については これから説明するであります!」


直径約7kmの円形の島。この島もリゾートみたいにコマのような形をしている。地上部分は自然そのもので山もあり湖もあり川も流れている。


そんな中に私たちの家が立っている。高台でなかなか見晴らしのいいところだ。3階建ての大きな屋敷になっている。5人で住むのにこんなに部屋はいらないんじゃないかな。


妖精たちも近くの森に引っ越してもらった。拡張空間ごと こちらに持ってきて また木につけただけだけど。


それでも外敵もなく妖精たちが自由に飛び回れる空間があるのが素晴らしい。ティターニアもタイターニアも喜んでいた。


もちろん要塞なのだから武装もしてある。島の外角の部分には大型ブラスター砲が多数装備されている。あとはミサイルとかもある。エローラの方が詳しい。ミルキーウェイ号は地上部分に止めてある。


地上部分には武器は置いてないのだが攻撃があった場合の防御はできるようになっている。バリアーが張れるそうだ。


島の下部にエンジンが付いておりミルキーウェイ号並のスピードで移動ができる。まさに万能型要塞だ。


「名前はどうするでありますか!」


「ん〜浮島要塞〜」


「あたいの空島!」


「2人の愛の巣号 うふふ」


「みんなのお家要塞!」


うわーみんなのセンスがすごい!自分の好み丸出し。


「それで、どれにするでありますか?」


「ソレイユねえさんのでいいのでは?」


「「意義な~し」」


何でもいいんだな。わかりやすくていいんじゃないかな。


浮島要塞は死の森に浮いてる。分かりにくいように高度は一番低くしてある。

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