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転生少女は今度こそ 錬金術で幸せになります  作者: チャッピーミイタン
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第51話⬜無人島発見

領主様に正式に防衛庁長官に任命された。だからと言って何がどう変わったかというと何も変わらない。


大悪魔が攻めてきた時に対処できるような力があればいい。そう思ってエローラと相談している。


「大悪魔っていうのを見たことがないですから対処のしようがないであります!」


「それならソレイユねえさんだと思えばいいでしゅ」


「そ、それは怖い!であります。ミルキーウェイ号で特攻をかけても勝てる気がしないであります!」


「ん〜やはり何か作った方がいいでしゅかね」


「うーん。すぐには浮かばないであります」


「保留でしゅね」


自分で保留と言っておきながら なんとなく用意するものは頭に浮かんでいた。


機動力があって強力な物理攻撃・魔法攻撃にも耐えられる存在。それはゴーレムだ。


ゴーレムだけでは破壊力が足らない。俺だけではボディが持たない。そこで2つを合体させた乗り込み型ゴーレムだ。


俺の構想だと乗り込まなくても壁に配備しているゴーレムよりは大型だし、金属も強いものを使うだろうから はるかに強いゴーレムが出来上がる。


「保留はやめでしゅ!作るものは決まったでしゅ!乗り込み型ゴーレムを造るでしゅ」


「なぜ乗り込み型ゴーレムを造るのでありますか?」


「しょれは・・・」


ソレイユねえさんと戦うのを前提としたら、あのブレス攻撃にも耐える強力なボディが必要だ。攻撃に関しては ブラスターもあるが俺の魔法で対抗するしかない。それをエローラに話してみた。


「分かったであります!それで自分はどこを担当すればいいでありますか?」


「ゴーレムの運動回路とボディをお願いしましゅ」


「ルーナは魔法回路と強化をするでしゅ」


「それで大きさはどれぐらいがいいでありますか」


「最低でも20メルトは必要でしゅ」


「分かったであります」


さて、俺はこれで当分用がないな。エローラがボディを作り上げたら俺の出番だ。


要塞用の無人島を探しに行くか。ねえさんたちはみんな どっか行ってしまったので自分一人で行くことにする。


「ミルキーウェイ号発進しぇよ!」


「ミルキーウェイ号発進します!」


「今日は獣王連合国の東の海を探しましゅ!みんなよく見て無人島らしき島があったら教えてくだしゃい!」


「「「了解しました」」」


今日は島を探すので ゆっくり飛んでいる。獣王連合国の近くにはあまり島はない。1000キロぐらい過ぎた時ポツポツと島が見えてきた。ただこれは あまりにも小さいので無視。


なかなか良い大きさの島はない。しかしこの辺りから大きな島が見えてきている。これは大陸の一部だろうと思う。他にも大陸があったのね。


高度を取って上空から見てみるとかなり大きな大陸が2つあった。その周りにたくさんの島が点在している。


大陸に近い あたりはさすがに人が多いだろうし離れたところを探してみるか。


大陸に近いところには人がいる島が多かった。ここは人族の大陸なのかな?見えたのは人族が多いような気がした。


少し北の方を回ってみよう。こちらは火山島のようだな。溶岩がすごい勢いで流れ出ている。


人がいなそうな直径5km程度の島を発見した。これ誰も住んでなかったら欲しいな。しかしそこは火の魔獣の住処だった。


こんなに魔獣がうようよ出てくるんじゃ ちょっと近づけないな。さすがに人はいないみたいだけど。うわー無理、無理ー!


すぐに高度を取って逃げる。飛べない魔獣でよかった。離れたら追うのはやめてくれた。


「なかなか無いでしゅねー」


ちょっと北の方に来すぎた。ポコポコ浮いてるものはあるが これは氷山だ。島ではない!


もうちょっと南に向かってもらおう。やはりこの広い海の中で島を見つけていくしかないようだ。


古い遺跡がある諸島を発見した。大きさ的にはいい島がたくさんあるな。人の姿が見えないので直径7キロほどの島に着陸してみた。


遺跡はあるが あとは草むらばかりで人の村とかの形跡はない。これは大丈夫かな。


ゴーレムたちに上陸してもらい様子を調べてもらう。遺跡の穴の中から4つ足の動物が飛び出してきた。


「ヒャオヒャオー、ヒャオヒャオー」


人間のような気もするが、ちょっと違うな。他にもたくさん出てきた。


「ヒャオヒャオヒャオー」

「ヒャオヒャオー」


なんだか全然わからない!叫び声なのか言葉なのか判断がつかない。とにかく生き物がいるので この島は諦めることにした。


あとは南の海に行くしかないかな?そう思っていた時、火山列島を発見した。


島になってから ずいぶん経つものもある。今まさに島として出来上がりつつある島もある。


その中の一番古い島々の中の一つに 直径7キロほどの島がある。緑に覆われて雑木林が茂っている島があった。山もあり湖も見える。動物は生息しているのが伺える。人の姿はない。


ついに無人島らしき島を発見した。ここにルーナの旗を立てておこう。山の頂上に旗を立てる。今度は邪魔も入ってこないな。獣王連合国の東南東500kmほどのところだ。


ここに転移門を設置しよう。保管庫を出して転移門を設置した。念の為黒ゴーレム5体に守らせる。ミルキーウェイ号は獣王連合国に帰らせた。


水色ゴーレムと黒ゴーレムに島の調査をさせて俺は家に帰って来た。


「ねえさん達戻ってたでしゅか」


「おうよ!あたい達2人正式にA級になったぜ」


「2人一緒っていう所がいいところなのですよ!」


「やっぱりすごいでしゅね。今日はいい島を見つけて来たでしゅよ」


「ルーナさすがに早いな。いつもびっくりするぜ」


「見に行けるのですか?」


「転移門を設置してきたので すぐ行けるでしゅ」


転移門を潜った先にはたくさんのワイバーンがいた。何で?さっきは何もいなかったのに。


「ルーナ様!突然ワイバーンが渡ってきて島を占拠しました。総数30頭ほどです」


「お、ははははは、ルーナこれはあたい達のA級祝いか?」


「さっきは何もいなかったんでしゅ」


「あなたといると話題につきませんね倒しますよ」


「でも30頭もいるでしゅよ」


「実はワイバーンもすごくうめえんだぜ!」


「た、倒すでしゅ!」


しかし空飛んでるしな。どうやって倒すか?空中戦だな。サンダーストライクを放つ。


「ぴかぴかりん!ぴかぴかりん!」


一撃で頭を破壊され ぼたぼたと落ちていくワイバーン。


コメットねえさんは大鎌でワイバーンの首を落としていく。


ユノねえさんは大型手裏剣でやはりワイバーンの首を落としている。


ワイバーンたちは最初こそ向かってきたが どんどんと落とされる仲間たちを見て島から飛んで逃げて行った。収穫は1人5、6頭といったところだった。



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